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序幕1-20
序幕1-20
守兵達に襲われ続けている茜は「どうぞ。お好きなように」と外壁と外壁の周りを囲っている堀を掛ける跳橋を降ろす。勿論(黙って見ていないで)守兵達は橋を掛ける為の操作レバーを奪還する為に奮闘している。
「軍隊長さん。私。あなた達を無事に送り届けたから、他の所に行くね」と城から駆けて来た軍隊長へと茜は言った。
やがて掛け橋が堀との間に完全に降りてしまった。「茜殿。今なら賞金首として追われる事もない。どうかお城に戻ってもらいたい」と軍隊長は茜へと言った。
「もう一度言うわね。『どうぞ。お好きなように』」と左手を胸に当てて掛け橋を渡る茜。
「さて。どこ行って どう過ごそうかな?」と茜は守兵・門扉兵の攻撃を全て避けながら、辺りをキロキロ見回す。
「可愛い子狐ちゃん。迷子ですか?」とヒョコヒョコと子狐の居る方向へと向かう茜だった。




