表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者様に振り回されてます!  作者: ありんこ
1/1

俺様勇者のお気に入り

当時の彼の印象は『なんだか変な人』でした―――――


∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮∮


この春から華の大学生活……

"name"はそんな心躍るスタートからすでに挫けそうになっていた。


人があふれんばかりのキャンパスの校門をくぐると、次から次へとチラシを渡される。

クラブや同好会の勧誘のチラシだ。

小柄な"name"の手にはすぐにいっぱいのチラシがたまる。

そして、勧誘の列を通り過ぎると、今度は人の波にももまれ完全に身動きが取れなくなっていた。


「……た、助けて」


ぽつりと呟いた声も騒がしいキャンパスでは誰の耳にも届かない。

そんな状況が10分くらい続いた頃だろうか、突如"name"の目の前が開けた。

人の波から押し出されたのだ。


『やっと解放された……!』


押し出された反動で転んでしまったが、それよりも解放された安堵感に満たされていた。

その時。

すっと目の前に手が差し出された。


「大丈夫?」

「ありがとうございます」


差し出されてた手を握ると、一瞬目が眩むほどの光に包まれた気がした。


「怪我はない?」

「はい、大丈夫です」


手の持ち主が心配そうな声を出す。

"name"がもう一度感謝を伝えて、にこりと微笑んだ。

その顔を見たとき"name"は既視感を覚える。


「……?」

「あ、もしかして、俺のこと覚えてる?」

「な、なんとなく…?」


"name"は『見たことあった気がする』くらいの感覚だったが、相手がすごく喜んでいるので、『口が裂けても、とても正直な気持ちは言えないな……』と思った。


そこで、ようやく"name"は背景がさっきと違っていることに気付く。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ