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第2話:覚醒

連続投稿です

今日はたまたま時間があったので出来ましたが次回からは亀更新になりますww

気がつくと俺は試験管らしきものの前に立っていた。

意識が戻ると同時

≪人型魔術兵器No:X-0028CVX、覚醒しました≫

と機械音声でアナウンスが流れた。

「ん?人型魔術兵器?何のことだ?」

――?!今俺の口から発せられた声はまるで女性のようだったじゃないか!以前は他の男子のように声変わりした後の高校男児のありふれた声だったのに今は女性の声のように綺麗なソプラノのように高い声?

「・・・俺は死んでいなかったのか?」

俺は自分の声について考えるのをやめ、記憶を振り返ってみることにした。

「え~っと、確か学校が終わっていつもどおりにミツと帰っていたんだったな。そして、信号待ちしていてミツと話していてその途中で信号が青になったから渡ろうとして・・・そうだ!・・俺、ひかれて死んだんだ。だとするとここは?死後の世界にしては現実味がありすぎるな・・・。とりあえず探ってみるか」

情報もない状態で考えても答えを導き出せないと結論を出し、まずこの部屋にある資料を読みあさることにした。



◆◆◆◆



???side・場所:王の間

先王の時代に計画していたが成果が芳しくなく破棄された「生物兵器生産計画」で研究して出来上がった唯一の兵器、X-0028CVXが今覚醒したとの連絡が入った。

このことを受け我は速やかに研究所へいき、ここへ連れてくるよう騎士団に命令した。

「しかし、困ったのう。今は和平条約が結ばれ、平和な世の中、彼女の処遇はどうするか・・・」

王は頭をかかえて悩んでいた。

おそのことを見かねた王の近くに控えていた宰相はひとつ提案する。

「国王陛下、私にひとつ考えがあります」

王は宰相に続きを促した。

「彼女に自身の能力を説明し、制御できるようになった後、学園へ通わせてみてはいかがでしょう?」

「彼女の身分や出身地などはどうするのだ?」

「身分については異国の貴族とでもしておいて大丈夫でしょう。出身地についてもはるか遠方より来たことにすればいいのです」

宰相の発言に王も含めたその場に居る全員が驚きを隠せなかった。

いち早く立ち直った王が宰相に問う。

「王家がそのようなことをして民や他国にばれるようなことがあるのなら王威の失権にもつながるがそこのところは留意しておるのであろうな?」

王は宰相に疑いの眼差しを向けた。

「もちろんです。その計画はたしか『異国』からやってきた少女をコンセプトして進められていたはずですからそれで通じます」

その宰相の一言にしぶしぶといった感じに皆下がった。

「・・・うむ、致し方ない。その案にするかの」

王の一言でこの案件についての会議は終わった。



◆◆◆◆


サヤside


あれから部屋にあった資料を読んで大体のことはつかめた。

俺が作られた理由やこの研究所が研究成果が上げられなかったことにより破棄されたこと、この世界には魔法があるということ、俺にはこの世界の下位魔法、中位魔法、上位魔法、最上位魔法すべてが使えるらしいことなど諸々だ。

一通り調べ終えたので休憩しようと部屋を出てすぐにトイレがあったので入ることにした。

トイレに入ってすぐ前の壁に全身鏡が貼られていた。

その鏡をみて俺は愕然とした。なんと今のおれはだったのだ。

しかも胸は膨らみ、男の大事なものはないというどこからどう見ても美少女・・・としか言えなかった。

「え、えぇぇぇぇぇぇぇ!!」

俺は服を着ていないことに対する羞恥と女になっていることへの戸惑いが一気に襲ってきて一瞬でパニックになった。

今まで服を着ていないことに気付いておらず、少し肌寒いなという程度だった。

女になっていることに対しては考えてもいなかったので分かるはずもない。

「・・・こりゃ休憩よりも服探しだな」

そうして俺は服探しへと研究所内を散策するのだった。

・・・国王陛下の名前が出てこない、どうしよう・・・

カタカナの名前を考えるセンスがない作者でありますが頑張ってこれからやっていこうと思いますので温かい目で見守っていてくれると嬉しいです!!

では、感想や批判、おススメの小説をお待ちしていまーす


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