71th 発見! 謎の遺跡?
素材を補充しながら水脈と陸地の間を進んでいく三人。
通信を送っていたがなかなk応答しなかったルシールとようやく連絡が取れた。
「ボロ。見つけました。三人共無事なようです。フラー様」
「こっちが無事じゃないわよ! なんで葉っぱしか洋服がないわけ?」
「みんな川に流されちゃったから仕方ないですねぇ……」
「バウー?」
「あんたはそもそも毛皮があるからいいわよね。いっそシロッコの毛でもふもふ服でも作ろうかしら」
「バ、バウ!?」
「それで、皆さん今どちらにいるんですか?」
「ボロ。もっと下のようです。直ぐ下に参りましょう」
「バウ! うー、ワウー」
シロッコが風を送りつけて、ゆっくりとしたへの降りていく三人。
こんな使い方も出来るのかと感心する……が。
「バウー」
「ちょっと! 風でせっかくの葉っぱが! 飛ぶ、飛ばされちゃう!」
「バウ? ばうー」
「へ? ちょっと風とめないでよぉーー! キャーー、落ちるー!」
「ええー? まだ高さ結構ありますよ!」
「ばうっ」
風を出したり止めたりして楽しむシロッコ。
どうにか無事に下へ辿り着く。
前を歩くエレットたちを急ぎ追いかけて合流した。
「うわぁ!? 二人ともなんて恰好……」
「仕方ないじゃない! もう布類が出せないのよ。素材切れ」
「困りましたぁ……セイソーたちは出せませんか?」
「こちらも素材不足デス。ここでは残念ながら鉱石しかとれまセン」
「ねえみんな。セイソーのマッピングが終わって地図が見れるんだけどどうも気になる場所があるんだ。
結構下まで落ちたから、地上に戻るのが大変だろ? かといってここから瞬時に移動する手段もない。
それで、ここ。よく見てみて」
エレットが指し示すセイソーのナビスを見ると、さらに下へ下へと通じる道がある。
その最下層に横へ大きく伸びた後、上へ抜けるような道があった。
「これって、ここまでいけば地上に出られるってことかな?」
「でも不思議。人工的にでも作らないとこうはならないと思う」
「つまり、人工建造物があるってことかしらね。行ってみましょう! お宝があるかもよー?」
「私も気になりますぅ! 忍びの血が騒ぐ……」
「ばうー!」
「決まりだな。それじゃ行ってみよう……でも三人はちょっと格好が刺激的すぎるから
後ろ歩いてくれ。俺と姉ちゃんが先頭行くから」
「えっへへー。やっぱりエレットさんも男の子ですねぇ……こーんな可愛い女の子が凄い恰好してますもんね!」
「見たら殴るわよ、エレット」
「私は別に見られても構わない」
「あんたは黙ってなさい! 早く素材集めて洋服作らないと風邪ひいちゃう」
「それなら、鉱石で出来る鉱石制鎧を作ったらどう? もしくは岩ね」
「ごつごつして痛そう」
「レグアに先に言われるとは思わなかったわ……」
「葉っぱじゃ作れないんですかぁ……」
「数があれば作れるけど、その数じゃ半人分しか作れないわ」
「そんなぁ……」
「エレットの洋服をむしりとって、シロッコの毛を刈り取れば……」
「おいおい、怖い事言うなよ……俺が裸になるだろ」
そう言われた途端真っ赤になるフラー。
何を想像してるんだ?
「バカエレット! 変態!」
「あのな……それよりここから先、道が大分悪い。また心音がしない生命体が
出る可能性もある。気を付けて行こう」
「ふん。戦闘の準備くらいしてあるわ。ちゃんと戦えるんだから!」
慎重に歩きはしたが、結局その後心音のしない生命体は出なかった。
そして、視界には凄い景色が目に入る。
「うわぁー! 綺麗! お城みたいなのがこんな地下にあるなんて!」
「あの素材は一体何かしら。凄く輝いて見えるけど。凄い白要素が強い黄色と緑のような色ね」
「マスター。どうやら遺跡のようデス。この星にこのような物があったのは素晴らしい発見だと
思いマス!」
「ああ、そうだな。ここまで来るのは大変だし、俺たちで中を調べてみるか」
「ええ、近づいてよく見てみましょう!」




