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【マテリアラーズ】 惑星を巡る素材集め屋が、大陸が全て消失した地球を再興するため、宇宙をまたにかけ、地球を復興する  作者: 紫電のチュウニー


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27th レグアの武器

 エレットの家で一晩が明ける。

 昨晩はエレミナ特製オムライスを食べ、女子たちは遅くまで話あっていたようだ。


 エレットはセイソーとシュミレートエクササイズを行い、今日の戦闘でどこが悪かったのかを

反省し、ビジョン投影を夢で再現できるようにして眠りに着いた。


 搭乗兵器が全部で十一。能力は未知数の相手であるとき、どう戦えばいいのか。


「やっぱり今の装備換装のままだと、搭乗兵器相手にうまく立ち回れない。

ましてや巨大兵器相手となると厳しいな」

「マスター。レグア様と特訓をしてみたらいかがでショウ。彼女は素手で兵器を破壊していマス」

「確かに。しかし後半レグアがかなり危なかった。フラーがいなければ正直どうなっていたか」

「三人一組で戦う能力を身に着けまショウ。今後もこのような事態になるかもしれまセン」

「そうだな。よし……ドリームバトルシミュレーション終了……」


 エレットが起きると、既に十時を越えていた。しかし室内は静まり返っていた。

 みんなまだ寝ているのだろうか? 


「ふああ。やっぱりドリームバトルシミュレーションすると、疲れが残るなぁ」

「まだ実験段階デス。無理もありまセン」

「うんー? みんないないな。どうしたんだろう?」

「外でショウカ?」


 扉から外へ出ると……とんでもない光景が浮かんできた。


「えい」


 ぐしゃりと鈍い音がしたかと思うと、巨大な的があらぬ方向へと曲がる。

 レグアが特訓用ギミックを破壊しているところだった。


「あら寝坊助さんお早う。随分といい夢見てたのかしら」

「フラーはしばらく寝顔を見てた。レグアもしばらく寝顔を見てた」

「ちょちょ、ななな何言ってるわけ? こいつの寝顔なんて見てるわけないじゃない!」

「あら、私なんてほっぺにチューしてたわよ?」

「姉ちゃん! 寝てるときに変な事するなって言ってるだろ!」

「エレミナはねー。隣で寝てた!」

「まぁエレミナは別にいいけどさ。まだ七歳だし」

「ところで兄ちゃ、ご飯食べた?」

「いや、みんないなかったからまだだよ」

「エレミナ、準備してくるねー!」

「ありがとうエレミナ。ところで、朝から何してるんだ?」

「レグアちゃん用に新しい装備、作ってあげたの。といっても改良しただけよ、彼女用に」

「これ、もらったの」


 レグアが腕に身に着けたアクセサリーのようなものを見せる。

 これは……装備兵器? 


「ふっふー。これはね、ミシーハ最新式ウェポン、アクションインパルス。凝縮した

力をその瞬間だけ自動で放出するものよ。つまり……レグアちゃんの火力が大幅アップ!」

「これ以上レグアの火力を上げてどうするんだ?」

「そうねぇ。オルクスを一撃で破壊させるとか?」

「姉ちゃんの発想はぶっ飛んでて俺にはついていけそうにない」

「私もだわ……ミシーハ博士って、一晩話したけど変よ……」

「一晩話して、好きってどういうものかわかってきた気がする。私、これ、好き」

「やっぱレグアちゃん、いいわね。盾に出来る手の衝撃緩和にもなるわ。ただし、足が

踏ん張れないと、大きすぎる衝撃には耐えられないの。だから足にもつけたいんだけど

アクションインパルス、二個しか無いのよ。もう少し待ってね」

「それなら片腕、片足に着ける方がいいんじゃないか?」

「そうね。ちょっと待ってね……はい。カスタマイズ完了」

「早っ!」

「そういえば父さんは?」

「結局戻ってきてないわね。トラブル続いてるんじゃない?」

「兄ちゃ! できたよー!」

「ありがとうエレミナ! 食事済ませたら、地球へ戻るか」

「アクションインパルスもそうだけど、ちゃーんとヘッツも作ってるから、地球へあとで持っていくね」

「へ? 姉ちゃん地球来るの? やばくない?」

「平気よ。擬体でいくし。本体はこっちで作業しないと」

「……やっぱり天才すぎて私にはついていけないわ」

「同感だよ。俺も……」


 きょとんとした顔で見ているミシーハ博士。

 エレミナに用意された食事を食べ終えると、地球へ向かう支度を整え、家を出た。


「兄ちゃ! エレミナも行く!」

「それは厳しいって。姉ちゃんと遊んでてくれ」

「やーだー! 抜け駆けされる!」

「何の話をしてるんだ、エレミナ。良い子に留守番しててくれよ」

「むー。こうなったら姉ちゃんに頼んでくる!」


 バタバタと駆け足で姉の許へ向かう妹を見て、今がチャンスと出発するエレット。


「連れて行ってあげれないの」

「エレミナは七歳だからね。地球に向かうのはまだ早いよ」

「それに行っても海しかないものね」

「ああ。一面海だ」

「海で試験をするの」

「それは、行けばわかるかな」

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