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162th 新しい装備形態

「セイソー。早速新しい|必須装備《Required equip》を考えよう」

「マスター。前回のCC戦を覚えてマスカ?」

「ああ。機動氷刃士だった。氷剣アイシクルバインは最高だったな」

「壊れマシタ」

「えっ?」

「あの時、出力を下げずに使い続けた結果、大破しまシタ。現在はただのゴミデス」

「……どうしよう。これ、素材S級だよな……そっと捨てておくか」

「そうデスネ……どうしまショウ。現在補給完了を済ませたノデ、マスターの通常形態は

全て選択可能デス」

「ええっと、弓使い、、飛空銃士、槍使い、斧使い、剣使い……パッとしないか」

「ハイ。フラー様に笑われる程パッとしまセン」

「それで、手に入れたバージアスの鱗があれば新しい形態がいける?」

「いえ、それだけではいけまセン」

「あれ? ダメなの?」

「ハイ。それだけデハ」

「つまり他にも必要ってことだよな。どうしよう。今からだと間に合わないよな」

「マスター。マスターがいっぱい惑星シドーでお金を稼いできてくれたノデ、凄いモノが

買えマシタ」

「凄いモノ? 俺、そんなに稼いでたっけ?」

「相変わらずマスターはお金に興味が無いのデスネ。こちらは水刃アクアエンドデス。

酸素と水素を放出シテ、薄く伸ばした水を激しく噴射する剣デス。

これがあれば、機動水刃士、銃水士になれマス」

「おお。そんな装備をいつの間に……」

「マスター。それに先ほどのバージアスの鱗を組み合わセ、防衛水刃士に昇華しまシタ。

鉄壁の守り、アクアエンドでの攻撃でマスターはもうとてとてデス」

「とてとてって何だ?」

「とてもとても強いの略だと、ニッキー様より伺いマシタ」

「ああ……ニッキー用語はゲーム用語だな。そうか。後は……遠距離攻撃とか出来ると

嬉しいんだけど。前回フラーのフォローが無かったら危なかった。俺がフォローに回る場面も

考えらえる。弓使いだと、鳥型の獲物くらいじゃないと使えないし、長距離に向く装備がない」

「そうデスネ…ブレイクネック社製のものはどれも耐荷重性能に大きな問題がありマス。

デスノデ、重い武器素材はセイソーに搭載しておりマセン。軽量かつ長距離であるナラ、弓

のような武器が最善と思われマスガ……一つ面白い武器を用意しておきマス。

こちらはマスターが必要になった時の楽しみにしておきマスネ!」

「シークレット武器か。それは楽しみだ。なぁセイソー。仁さんが持って行ったAランク素材

からはどんなのがいけるんだ?」

「アレデスト、組み合わせにももりマスガ、堅甲格闘士などが相性がよさそうデスネ」

「堅甲格闘士? 名前からして普通に戦う格闘士じゃないのか」

「ハイ。ショルダー部分に取り付けた武器をうまく扱う形態デス。仁様は動きが早く、不意打ち

などが得意かと思いマスノデ」

「おい。その形態とやらに興味がある。詳しく教えてくれ」


 突然話しかけられたので振り向いてみると……仁さんがいた。

 全然気付かなかった。やっぱり忍者って凄いんだな。

 肩の部分に見慣れぬ小型ドローンのようなものを装着しているのに気づいた。


「それ、ヘッツ?」

「そうだ。支給された。大事にするよう念を押された。しないなら没収とも言われた」

「面白い形のヘッツだ。俺も初めて見る。姉ちゃんの最新式かな」

「あっし、トウヤっす。よろしくっす!」

「おお、陽気なヘッツだな。仁さんが静かな分ちょうどいいのかも」

「必要な時だけ喋る。俺向きだ」

「仁さんは静かでいいっすねー。あっしもこう見えて、静かな方が好きなんすよ」

「そうなのか。俺はエレット。こっちはセイソーだ。よろしくな。トウヤ」

「どうもっす! 仲良く接してくれて嬉しいっす。エレットさんにセイソー先輩っすか」

「おい。それよりさっき話していた続きだ。俺はこいつで何が出来るかよくわかってない。

忍術だけで戦っていくつもりだった。詳しく教えてくれ」

「いいけど、とりあえず座って話そうぜ。こういうのは男子にとって最高のひと時だからな」


 俺は仁さんを巻き込み、ヘッツの最大の魅力、装備換装について深く話し込んだ。

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