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104/184

105th 紫電のステータス

 紫電

 gender 男

 race テクノロジー・ヒューマン

 age 二十


 Physical Abilities renewal! 


 pow 300→330

 dex 742→822

 end 330→382

 def 192→220

 agl 545→600

  

 nextpage your sukill check page

 

 スキルページは特に変わってないだろうから、今はいいか。

 ステータスを確認すると、久々だったからか、更新されていた。

 これは、普段の行動がBOSに反映されたときに、その能力を数値化して表してくれる適合性

システムだ。

 より強い者は強い肉体として行動できる。

 俺の場合は……完全にdex特化型だ。

 Physical Abilities……つまり身体的能力を一つ一つ紐解いていくと……。

 pow……power。純粋な力。これは物を持ち上げたり、攻撃を繰り出したり、様々な物を身に

着けたりすると上昇していく能力。

 dex…………dexterityは器用さを表す。あらゆる面で物事をこなす際に必要となる重要なステータスだ。

 end……Enduranceは持久力を表す。これがないと直ぐばてたりしてしまうし、寝ても疲れが

取れない。

 def……Defensesは打たれ強さを表す。防御力といってしまえば単純だが、部位事に本来は分かれる。

総じて全体的な打たれ強さを表すのがこれだ。

 agl……Agilityは機敏さを表す。素早さとは違い、行動の走り出しの速さや、反応速度などを含めた

数値となる。これが高いからと言っても、単純に最大速度が速いというわけでは無い。


「レグアの数値も見てみたかったな。残りに十分くらいか。よし……」


 BOSを使用すると、何もない空間で体を慣らす時間が設けられる。

 これはセイソーが出発する前に、皆に説明していたからレグアもわかるだろう。

 つまり……「全開で体を動かす時間! はっ!」


 地面から高く跳躍し、空中で回し蹴りを放つ。

 着地と同時に、踵接地した方とは逆の足で下段回し蹴りを斜め上方面へ放つ。

 両手を地面につけて跳ね上げるようにドルフィンダイブ。

 

「よし! ばっちり動く! やっぱBOSの空間はいいな」


 そのまま両手で着地し、大の字で寝た。

 

「しっかしニッキーのやつ、本当に戻って大丈夫なのか。まぁ本体じゃないから平気だとは思うけど……

BOSもいいけど、アルバをいじりたかったなぁ……」


 そのまま少しうとうとしてきて眠りに着いてしまった。

 連続的に事が動き過ぎて疲れていたのかもしれない。


 わずかに夢を見ていた。


「お母さん、地球、地球のお話して」

「エレットはこの物語、好きね。遥か遠い昔、美しい自然と、多くの動植物がいた地球という

星がありました。人々や動植物は懸命に生きていました。幾度も争いを繰り広げながらも、人類は確実に

進歩、発展を遂げていったのです。しかしある時を境に海水が上昇。その海水は大きな渦となり、全ての

土地、建物を破壊し、飲み込んでしまいました。その場に残ったのは、海だけ。

土地も、建物も、何もかも。地底に発生したマグマにより溶けてなくなってしまいました。

この場所を破滅の絶対燃焼と呼び、誰も立ち入る事が出来なくなりました。

生き残った人々は多くはありません。ですが地球以外の星で、ひっそりと暮らしています。

いつかあの星へ帰れる事を信じて」

「すー……すー……」

「……ごめんなさいね。あなたを、いつかあの星へ返してあげることができるのかしら……」

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