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エルフとガイノイドの百合劇場  作者: B・T
スイートピー編
343/343

エピローグ

エピローグというより、告知みたいなものです。

全体的にメタ発言多めですので、ご注意ください。

 イベリスの営む店にて。

 先ほどまで飲み交わしていた姉妹達さえも消え、シルフィは困惑していた。


「……あれ?何でまだ続いてんの?前回で終わったよね?」

「終わりましたよ、でも、今は完全に摂理から外れた世界……まぁ、番外編?いや、エピローグ?宣伝?」

「え?何の?」


 リリィの発言に、シルフィは更に困惑した。

 自分がやたらとメタい発言ができてしまっている事にも驚きだが、リリィの言葉に首を傾げた。

 しかし、そんなシルフィの反応を無視するように、カウンターに座るリリィは、背もたれでだらける。


「いやぁ~それにしても、ようやく終わった~って感じですね~」

「ここに来るまで2年半近く、よくもまぁ失踪しないで続いたね先輩」

「(……え?誰?)」

「本当に、てっきり5話位で止まるかと思ったら、最後まで書ききるとは」

「そうそう、私は3話位で終わると思った」


 そんな話を行うリリィの横に座るシルフィは、奥に居る人物を凝視していた。

 さりげなく会話に入ってきたが、シルフィに見覚えは無い。

 白髪をなびかせ、どう見ても機械にしか見えない身体をしている少女。

 明らかにアンドロイドだが、チハル達の同系列と言う訳ではなさそうだ。


「ね、ねぇ、リリィ」

「ん?なんです?」

「……あ、いや、その、隣の人、誰?」


 恐る恐る指をさしたシルフィに合わせ、リリィは少女の方を向く。

 数秒程考え込むような素振りを見せると、何かに気付いたように手を叩く。


「そっか、シルフィは知らなかったんですね、あの、自己紹介を」

「はいは~い、どうも奥さん!私はオメガチーム所属、識別名リージア!次回作で主人公を務めま~す!」


 リージアと名乗った少女は、なんとも眩しい笑みを浮かべながら自己紹介をした。

 しかし、シルフィからしてみれば、何のことだかさっぱりだ。

 数秒程硬直し、造り笑顔を浮かべる。


「……あ~、成程、摂理から外れてるから、次回作の主人公がゲスト参加してるのね、あ~、そう言う事」


 それを聞いていたシルフィは、理解したかのように返した。

 当然上辺は分かったが、内容までは理解はできていない。

 すぐに我に返り、机をぶっ叩く。


「いやどういう事!?」

「さっき自分で答えたじゃないですか、それに、次回作の主人公がゲスト参加なんて、仮面〇イダーとかでよくありますよ」

「そうだけど!何か、その、何て言うか、全然呑み込めないって言うか……えっと、私達の後輩って事?」

「そう!よろしく!リーちゃんって呼んでね!奥さん!」


 何て事を言いながら、リージアはシルフィの手を握った。

 数秒程握手をしたリージアの事を引き離したリリィは、早速本題に入る。


「はいはい、その辺にして、貴女は貴女のお仕事を」

「あ、そうだった、おほん」


 嫉妬と殺意を向けられながら、リージアは仕事を始める為に立ち上がる。


「えーっと、読者の皆さん、お知らせです、ウチの作者の新作『ロスト・フラワー アンドロイド少女はエルフ少女に恋をするか』が、今年5月19日より、日・月の週2回更新で、投稿を開始します!よろしければ、またご愛読頂けたらと思います!」


 眩しい笑顔で宣伝を行ったリージアの横で、シルフィは目を細めていた。


「……え、またその路線で行くの?何?流行らせたいの?」

「それも有るのでしょうが、やり損ねたシチュエーションとか、こういう展開もありだったな、とか、没案の中で良さそうなのを彼女達がやる感じですね……後、作者って、百合要素無いと書くモチベが上がらないらしいです」

「えー、でも、見に来てくれるの?要するに、私達の話の焼き直しみたいなものでしょ?」

「まぁ、奥さんのいう事ももっともだけど、一部設定は引き継いでいるけど、舞台は別世界の話になるみたい」

「言って良いのかな?それ、てか、問題の解決になってないし」

「あ、それと、物々しいタイトルしてますけど、雰囲気は私達の世界とあまり変わらない様にするらしいですよ」

「ま、シリアスとギャグの使い分けは、作者のその時の気分だけどね」


 シルフィの不安はさておき、仕事を終えたリージアは、リリィの方を向く。

 少々困ったような顔をしており、リリィに相談を持ち掛ける。


「それはそれとして、この後どうしよう、できれば全部で三千文字くらいは行きたいんだけど」

「あの、ここは私の世界ですよ、貴女が取り仕切らないでください……しかし、そうですね、とりあえず、制作の裏話でも話します?」

「え、ウチにそんなのあるの?」

「ま、こんな作品にロクな物は無いですよ、せいぜい、デュラウスの名前は記憶違いとタイプミスで、元々は桃のスペイン語読みのドゥラスノだった、とかですかね?」

「それで、ミスった方が恰好良かったから、採用した感じだっけ」

「へー(どうしよう、本当にどうでも良い事だった)」


 割とどうでも良い事だったので、シルフィは聞き流してしまう。

 しかし、リージアとリリィはこの話題にハマったらしい。

 シルフィそっちのけで、二人は色々と話を始める。


「そう言えば大尉、いえ、ジャックは元々男性の設定でしたが、諸事情で女性に変更されたんですよね、男勝りな言い回しは、その名残らしいです」

「ああ~確かに、立ち回りとか見てると、正体が判明するまで、百合の間に挟まる野郎に見えるよね」

「ええ、初登場回を投稿する直前に決めたので、無理矢理な設定を追加する羽目になったんですよ」

「(……何だろう、知りたくなかったような、そうじゃないような)」


 話に入ろうにも、リリィ達のようにその手の話を持たないシルフィは、どうしても孤立してしまう。

 楽しそうに話す二人に嫉妬するシルフィは、話題を探り始める。

 数秒考えていると、先ほどの告知を思い出す。


「……そう言えばさっき、次の作品は日・月投稿って言ってたけど、何で?」

「ああ、それですか、実は最近、リアルの方がかなり忙しいらしくて、今の文字数を維持しながらだと、ペース的に結構ギリギリらしいんですよ」

「そうなんだよ、積みゲーとか色々有るらしくて」

「そっちに忙しいのかい!」

「んで、ちょっとでもヒマを確保する為に、一日減らしたの」

「あ、でも、文字数が今のままでも問題無いとかは、感想の方で教えてください、可能な限り調整します」


 リリィの発言を横で聞いていたリージアは、少しだけ硬直。

 数秒で回復し、リリィに話しかける。


「あ、そろそろ丁度いいかも」

「え、もうそんなに話してましたか……仕方ありません、そろそろお開きですね……さ、シルフィも」

「え、あ、うん」

「はいこれ、カンペ」


 立ち上がった三人は、横に整列して一礼した。

 リージアからカンペを受け取ったシルフィは、内容を音読する。


「えーっと……読者の皆さん、こんな作品ですが、最後までご愛読ありがとうございます!」

「それでは最後に、当作品の最終結果だけ記録します」

「まず、2024年4月22日現在、ブックマーク数91件、いいね数35件、評価ポイント合計128ポイント、総合310ポイント!皆さん、本当にありがとうございます!」

「自画自賛だけど、無名からの出発の割には結構行ったんじゃない?」

「目標のブクマ100人、もう少しだったんですが」

「まぁ、まぁ、でも、ここまで活動できたのは、元々の予想よりも評価貰えたからだよね」

「はい、始めたての時は、終わるころには総合100超えてれば良いか、位でしたから」


 話を終えた三人は、再度姿勢を正す。


「と、言う訳で、次回作の方も、よろしければどうぞ」

「投稿開始日は、5月19日、時間は何時も通りの、午後10時過ぎ、ですね」

「その日に投稿されていなかったら、失踪したと思った方がいいかもね」

「それでは当作品を最後までご愛読してくださった貴方、くどいようですが」


『最後までご愛読、ありがとうございました!』


私の方からも、ご愛読ありがとうございます。

気が向いたらでもよろしいので、来月から投稿する新作の方もよろしくお願いします。

感想の方も受け付けておりますので、作品の品質向上のために、ご意見もお持ちしております。

ついでに、気に入ったキャラクター等も有れば、どうぞご記入ください。

最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

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