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モノローグ02

「今度は上手くいくと良いね」なんて、どの口が言うのだろう。

 そんなこと、これっぽっちも思っていないくせに。

 私は最低の妹だ。


 もしかしたら、お兄ちゃんは私の事を受け入れてくれるんじゃないかと、そんな期待をしていた。

 なんて酷い勘違いだろうか。

 お兄ちゃんの優しさに甘えて、好き勝手に振る舞って……本当に気持ち悪い。

 

 

 泣いているところを見られたくなくて、私は自分の部屋に逃げ込んだ。

 勝手に期待して、勝手に舞い上がって、無様に泣いている。

 救いようのない大馬鹿ものだろう。


 

 私がお兄ちゃんの事をどんなに好きになっても、お兄ちゃんの一番にはなれない。

 その事実が私に大きくのしかかる。

 でも……それでも、私はお兄ちゃんを諦めきれずにいた。

 


 そんな自分が大嫌いだ。

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