目次 次へ PR 1/61 プロローグ 小さな頃から仲の良い兄妹だねと言われてきた。 いつも二人で遊んで、 喧嘩して、 仲直りして、 そうやって過ごしてきた。 少しずつ歳を重ねていくたびに、 自分のと(・)あ(・)る(・)気(・)持(・)ち(・)に(・)気が付き始める。 それはいけない事だ。 それは許されない事だ。 きっと誰にも理解されることは無い。 吐き出すことの出来ないその気持ちは次第に大きくなり、 胸を締め付ける。 これから一生、 自分の気持ちに嘘をついて、 誤魔化して生きていくのだと、 そう思っていた。