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~第1章~転生と始まり

あー小説って良いなぁ〜、漫画って最高だよなぁ〜、俺もいつかそんな世界に行きたい!

なーんて、くだらない妄想をする毎日。

だけど現実は違う、くだらない日常。未来に希望を見いだせないのに毎日日々勉強するくだらない高校生活を送っている。


なんでも良い、空想の世界見たいに異世界に行ってかわいい美少女とラブラブ、ワクワクの冒険がしたいものだ!


「はぁー」


「退屈だぁ」


いっそ、どこかの冒険ファンタジー見たいに

死んで転生出来たりしないものか、真剣に考えてみたり。

だけど、現実はそんな都合良く行くわけがない。


「どったの?」

「また、そんな馬鹿そうな顔して?」


ムッ、朝からそんな悪態をついてくる奴は俺の知っている限りあいつしか居ない。

俺は朝から嫌な気分になりつつも幼なじみの顔を振り返りながら見る。


「なんだ、美月朝から嫌味か?」


彼女の名前は中条美月。

小中高と同じ学校の幼なじみである。

中学校までは、仲が良かったが思春期が原因かわからないがどうも避けられるようになり、俺もそれからは適度な距離を取っている。

だが、家が近所なだけに通学時間が被る事が度々あったりもする。


え?いや、そんなつもりは無いけど…なんか気持ち悪い顔しながらニヤニヤしてたよあんた。

ただでさえ雅也はイケメンじゃないんだから、普段からちゃんとしないとダメよ。


「はぁ?」


「お前、それ思いっきり嫌味じゃねぇかよ!」


俺は、嫌そうな顔を向けたまま悪口とも充分取れる嫌味を朝からお見舞いしてくれた幼なじみの顔をみる。

余り気にはしていなかったが、高校に入ってますます可愛くなったと思う。

これも、高校に入って距離が空いた原因でもある。ただでさえ近所で幼なじみなのに小中高と学校が一緒の為、年頃の同級生からは良い噂の種だ。あんなパッとしないのと付き合ってるの?なぁーんて、噂が広がったりもした。そりゃあ帰り道が一緒になる事も多く俺や美月は部活に入っていない為帰りが一緒になる事が多い、多方それを目撃した生徒が言いふらしたんだろう。

ほっとけば良いが、そこは思春期だ。

恥ずかしいがまさり否定している内に、通学時間をズラしたりなんだり、遠ざけるうちにあまり合わなくなってしまった。

最初は美月も、噂は噂でしょ?くらいの感じだったが、俺があからさまに避けるので、お互いに距離を置いている。

その為、久しぶりに声をかけられてとまでってしまった。


「うん、ごめん。

そんなつもりじゃ、、」


「あっ、え、あっいやそんな俺。」


まさか、こんな顔をするなんて思わなかった。ちょっとあせるじゃねーか!


「うっそだよーん!」



イラッ!

「お前なぁー!」


二ヒヒ、なんか雅也朝から悲壮感たっぷりな顔してたからさ。


「え?」


俺は、正直ビックリした最近話してなかっかからかもしれないが、美月なりに気にかけてくれたのか?不意にそんな事を思いながらドキッとした。少し動悸が早くなったきがした。


「いや、ごめん。

俺の方こそ、悪い。」


「良いよ!元気出しなよ雅也!」


バンッ!と背中を叩いてくる、イテテと思いながら、美月の顔を見ると笑顔で立ち去ろうとしていた。


「おっおう!」


俺は、そんな明るさが羨ましいと思いながら走って去っていく幼なじみの顔を見つめていた。


って、俺も急がないと遅刻する。

走る出した瞬間、ププーッ!!強烈なクラクションが聞こえた気がした。


頭が真っ白になった。目の前にはトラックが急ブレーキの音と共に迫ってきていたのだからである。こりゃ死んだな…


プチュンッ!


一瞬、美月の声が聞こえたきがした。

自分の名前を呼んで居るような、だが強烈な眠気に襲われた、これが死ね瞬間なんじゃないかと思った。でも良かった、トラックに跳ねられたのである、痛みにのたうち回ったあげく病院で死ぬよりは、眠る様に逝けたのだから。


ふわふわと漂う時間。気持ち良い。

あーなんて、気持ち良いんだあぁこのふわふわとした手触り、手で掴むとまるで指が吸い込まれて行くようである。


「あん」


もにゅもにゅ


「あ、あん」


もにゅもにゅもにゅもにゅ


「あぁーん」


だっ誰?俺は、ビックリしてその柔らかい物から手を話し、今まで揉んでいたであろうその豊満で豊かな胸とまるで天使の様な優しそうな美女の顔を交互にみて、慌てて飛び退く。


「あらあら、起こしてしまいました?」


ニコニコと今まで自分の胸を揉んでいたであろう人物に対してこれほど寛容な事があるか?とばかりに美しい顔で微笑んでいる。


「あなたは、天使ですか?」


と、間の抜けた顔をしながら俺はお姉さんの全身をみる、見た感じ普通の格好ではない軍服の様だが下はスカートそれもミニスカートを履いている。更に、自分が今居る場所は天蓋付きのベッドだ。部屋を見てもどれも中世の絢爛豪華な内装を施した部屋である事は間違いない。うっすら窓から外が見れるが明らかに日本っ感じではなさそうである。

俺は、見た情報から冷静に考えうる限りここは明らかに日本では無い。

だが、トラックに引かれたのであれば、病院であるはずが、自分の身体を触って確かめてもどこも怪我をしていない。朝から着ている学制服のままだ。


「いえ、違いますよ。」

「私は、ノエル・アスタロッテと申します。」


「クロード王国第3部隊隊長をしております、ふふっ」




最後まで読んで頂きありがとうございます。

もしも、興味を持って頂けたのなら幸いです。


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