01*緊急通達 前編*砲雷撃戦用意!って艦橋で言ってみたい
本編開始です。
次回からキャラ名(前話参照)が出てきます。
+はあとがきで解説がのっています。
≪ポーン≫という気の抜けるアラームが旗艦用端末から鳴った。
『オペレーターより各員へ緊急通達。付近の海上で客船と可燃性の薬品を輸送中のタンカーによる衝突事故が発生。地図を送付しますので付近を航行中で急行可能な部隊は応答してください。』
しばらくすると現場のマップが表示された。
うん。近いな...行こう。
「こちら第三警備隊。了解しました。現場へ急行します。ほかの出動部隊と事故についての情報があれば教えてください。」
『オペレーターより三警へ了解。二+戦隊+が先行している。情報は5つだ。
1つ。大型客船は+艦齢+が20年。安全性が低い旧規格で製造されたものだ。その為か浸水被害が想定よりも早く広がっている。...今来た情報だが、主機関のディーゼルが浸水でやられたらしい。
2つ。タンカーのタンクの1つが損傷。薬品が漏れている。更に+ダブルハル+にも亀裂が発生している。
3つ。船舶の情報だ。客船が全長300m 全幅28メートル 総トン数12万トン。タンカーの情報はまだだ。
要救助者は客船が乗組員と乗客あわせて3500人。タンカーは25人だ。
4つ。客船とタンカーの護衛艦からの通信が15分前に途絶えた。
5つ。現場付近の海洋観測ブイが事故発生5分ほど前に現在は見失っているが6つの不審な影を補足した。1つなら鯨などが偶然映った可能性が高いが、6つはおかしい。おそらく密漁船だとは思うがエネミーの可能性もある。十分警戒してくれ。』
「了解しました。」
どの情報もあまり良いものではないな。情報からして、どちらの船も致命的なダメージを負っていると考えたほうが良いだろう。密漁船って..絶対護衛艦の通信途絶えた原因その反応のやつだろ...やばいな。
「との事です。気を引き締めて行きますよ。」
「「「了解。」」」
+戦隊・・・戦隊と警備隊がありますが、本作での差は戦隊=特殊部隊 警備隊=治安維持部隊 のような感じです。
+艦齢・・・その船が製造されてから立った年数のこと。
+ダブルハル・・・船体外板を二重にする事でちょっとした座礁や衝突で原油、燃料油が外に漏れないようにする為の構造です。バラストタンクと併用されていることも。タンカーでは1996年以降に建造する船に義務化されています。
これとタンクに穴が開いたということは...
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