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第7R「体感」

千葉:……絶対に勝つ…(ボソッ)


(虎討が池崎の元に近寄る)


虎討:おい。本当に教えなくていいのか?親父


池崎:何がだ?


虎討:はぁ〜……あんたあの時カウンター破りを伝授する言いておきながらなんて言ったか覚えてます!?


(2週間前の回想)


池崎:いいか千葉。お前にカウンター破りを伝授する

それは……


千葉:それは…?


虎討:…


池崎:ないッ!!!


虎討と千葉:ズコォ!!


千葉:無いから破りようがないじゃないですか!!?


池崎:まあ落ち着け。破る方法は無くとも、阻止する方法ならある


千葉:阻止する方法……?


池崎:そうだ…だからまずはこの3日間で……


(今に戻る)


虎討:結局ただトレーニングしただけだと千葉から聞いてるし、千葉勝たせる気あるんすか!?


池崎:虎討。そろそろ時間だぞ


虎討がタイマーを見る)


池崎:まあ黙って見とれ。あいつは2週間前のあいつと違うからな


華龍の心:なんだ…このネズミ……

以前よりも遥かに凄い圧を感じる…

会長は一体何を叩き込んだのか……見ものだね…


カァァァン!!!(コング音)


虎討:ボックス!!!


(と同時に千葉が華龍との距離を詰める)


虎討:ッ!


華龍:なっ!?


華龍の心:以前よりも速い!!


シュシュシュ!!(千葉がジャブを放つ)


華龍:ぐっ!


華龍の心:それにジャブのスピードも上がっているッ……


虎討の心:ほう……スピードに特化した”スピードジャブ”か…


華龍の心:一旦距離を離さなければ…(距離を離す)


(千葉が再び詰める)


華龍の心:なっ……このガキィ!!速い!!!


シュシュ(千葉のワンツー)


華龍の心:くっこいつ…ワンツーも習得してやがる……

この2週間でここまで成長したのか…


シュ!!(千葉が左を放つ)


(それを素早く避ける華龍)


華龍の心:だが……まだまだだな…

ほらその左……完全に伸びきってるじゃねえか…

俺のカウンターが容易く発動できる条件の1つが……


華龍:それだよォッ!!!!(左カウンターを炸裂)


バッバッバチンッ!!!!(ジム内に鳴り響く3連続の鈍い音)


虎討:!!


池崎:よしっ!!!


(華龍がダウンをしてる光景)


虎討:千葉。ニュートラルコーナーへ


千葉:はぁはぁはぁ……


華龍の心:あいつ……一体何をした!?


(立ち上がろうとする華龍)


(しかし立てずにまた膝を付く)


華龍の心:やばいっ……早く立たないと…負ける!!!


虎討:4!!!5!!!!


(6と同時に華龍が立ち上がりファイティングポーズをとる)


虎討:まだやれるな?華龍


華龍:当たり前ですよ……はぁはぁ…


虎討:ボックス!!!


千葉の心:さっきと同じ感覚で行くz…


千葉:えっ!?


(既に千葉の懐に華龍が入っていた)



池崎:しまった!!!


池崎の心:千葉は確かにスピードがある!しかしそれを越えるのが本気を出した華龍だッ!!!


華龍:はよくたばれよ……ネズミがぁ!!!!


(右ストレートを炸裂)


千葉:ぐふっ!!!(顔面直撃)


千葉の心:やばぃ……ガードをしないt……


バッバッバッ!!(千葉の顔面を殴りまくる華龍)


池崎:千葉!!!顔を守れ!!!


千葉:くっ……(顔のガードを固める)


ドッドッドッ!!!(鈍い音)


千葉:ぐほぉ!!!


池崎:なにぃ!?


池崎の心:華龍のやつやりおる……顔がダメだからボディを狙いにいきやがった……


(華龍が左ジャブを入れようとする)


千葉:はぁはぁはぁ……(ガードが間に合わない千葉)


カァァァン!!!(コング音)


(虎討が間に入って止める)


虎討:1ラウンド終了だ。両者コーナーへ戻れ


(椅子に座る千葉)


千葉:はぁはぁはぁ……


(千葉に水を飲ませる池崎)


池崎:しっかりしろ!千葉!!


千葉:会長…勝ち目ないっすよ……


池崎:いいやある!!お前がこの2週間特訓してきた成果が今からここで発揮するわい


千葉:でも……カウンター破りはないんでしょ…???

カウンター来た時どうすれば……


池崎:阻止する方法はあると言っただろう…?


千葉:ッ!!!


千葉:だけどあれはまだ未完成で…


(池崎が千葉の頬を叩く)


池崎:馬鹿野郎!完成してないからなんだ!!


千葉:会長……


池崎:いいか千葉これだけは覚えて2ラウンド目にいけ!!

「体で感じろ」!!!


千葉:体で……感じる…


池崎:分かったな!千葉!!!


千葉:…はい!!!(元気よく返事する)


虎討:セコンドアウト!!!


(マウスピースを付ける千葉)


池崎:……千葉


千葉:はい……?


池崎:…いやなんでもない……

どんとカマして来いッ!!!


千葉:はいッ!!!


虎討:ボックス!!! カァァァン(コング音)


(華龍が千葉との距離を詰める)


華龍の心:今度こそ確実に決めてやるよ……


(千葉のスピードジャブが放たれる)


華龍の心:来たな!スピードジャブ!!!

速いからなんだ!合わせればカウンターなんぞ

よゆうd……!!!


バッ!!!!!(鳴り響く痛々しい音)


ナレーション:千葉の未完成の阻止方法とは!?


第8話へ続く…

一旦小説stopしやす(11話以降が思い付いてない)

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