第6R「反省!!特訓!!再戦!!」
千葉:いてて……
千葉:一体なんだったんですかねえ。急に意識失ったんですよねえ……
(千葉を殴る)
千葉:いだっ!?何するんすか!会長
池崎:馬鹿野郎。なんだったんですか?じゃねえよ
あれが華龍のお得意のパンチだよ
千葉:得意なパンチ……?
池崎:華龍が出す前にお前もやっていただろ?
千葉:はっ!!!
池崎:気付いたようだな。そうそのパンチこそが”カウンター”!!!
千葉の心:カウンター……ジョン選手もやっていたパンチ……
池崎:しかし、俺はこの1ヶ月カウンターを教えた覚えはない。一体どうやって身に付けたんだ?
千葉:それは……(ジョン·マーリックについて話す)
池崎:なるほど…つまりそのジョン·マーリックのカウンターを見て,それで気合いでやったんだな?
千葉:はい。まさか成功するとは思ってなくて
池崎:それはそうだな。一発でカウンターを決めるバカは居ないからな。だが、お前のあのカウンターはまだまだ未熟だ!!
千葉:えっ…それはジョン選手も未熟と言ってるようなもんじゃ!!
(千葉の肩に虎討が手を置く)
千葉:はっ…虎討さん……
虎討:千葉,今回は親父の言う通りだぜ。そもそもそのジョンとお前の試合を俺はたまたま見ていたが,ジョンもお前と同等まだ未熟者だぜ
千葉:なんですって……!?
虎討:そもそもカウンターもジャブも様々な種類があるんだ。その種類の中で相手にどのように通用するかを自分で決めなきゃダメなんだ。
千葉:…
池崎:はぁ……仕方ない。カウンターを破る方法を伝授しよう
千葉:破る方法??
虎討:おいおい親父。流石にないんじゃ…
池崎:黙って聞いていろ!!
(虎討と千葉が固まる)
池崎:ンンッ……ではカウンター破りの方法を教える…
池崎:それは…………
(千葉宅に移る)
千葉:……(考え込む千葉)
(回想)
池崎:いいか、千葉まずは土手の上の道を走り回るのだ
ただ走るだけじゃない。土手の下まで行き、また道に戻る。それの繰り返しだ
池崎:一定間走ったらその場で止まり,左手でその場で殴れ。素早くな!!
池崎:そして終わったら腰を左右に15回ひねろ。ひねり終わったらまた道走り
池崎:この工程を繰り返すのだ!
千葉:な、なるほど……
池崎:この工程を3日間以内に終わらせろ。3日後に新たな特訓方法を教える
千葉:分かりました!
(回想終了)
千葉:よしっ……!!
(夜の中走る千葉の光景)
(左手を素早く振る千葉の光景)
(腰をひねる千葉の光景)
千葉:はぁはぁはぁ……!!
千葉:意外とキツイぞ…このトレーニング!!
千葉:しかも3日以内にて……きちぃぃ……
(華龍の言葉を思い出す)
華龍:悪いがネズミと喋ってる暇は無い
(今に戻る)
千葉:なんか……怒りが湧いてきた……!!
千葉:うおおおおお!こうなったらやけくそだああああ!!(走り出す千葉)
(2週間後)
虎討:そんじゃ,本場通り3分×12ラウンドで3ノックダウンで終わり。いいな?
千葉:はい!!!
華龍:…
虎討:それじゃあ各自ニュートラルコーナーへ。1分後にコングが鳴るぞ
(両者自分らのコーナーへ向かって歩く)
華龍の心:ネズミがもう1回挑んで来て何になる。どうせまた俺が勝つ……
千葉:の心もう負けない……ここで負けたらその先に向かえないからッ!!
千葉の心:だから絶対に……
千葉:……勝つ…(ボソッ)
ナレーション:特訓の成果をここに!!!
第7話へ続く……