第3R 「基礎(チュートリアル)」
今思ったけど,こういう主人公が段々と強くなっていく展開好きなんよな
千葉:よしっ…やるぞぉ!!!
池崎と虎討:ッ!
千葉:うおおおおおおお!!!!
千葉の心:これが私のストレートだ!!!
(と同時にサンドバックが吹っ飛ぶ)
ジムにいる人達:うおおぉ!!!?
千葉:エッ?
虎討:それ…軽く50kgぐらいあるからな……
池崎:虎増そんなこと言ってる暇があるならあいつの手を見てやれ
虎討:お、おう(虎討が千葉のもとに駆け寄る)
千葉:虎討さん!!見ましたか!!!
虎討:見た見た見た!!それより手を見せろ!手を!!(手を引っ張る)
千葉:いてっ……
虎討:んおっ!?
(千葉の右手がかなり腫れている)
池崎:急いで医務室に連れてやれ
虎討:分かってるよ…行くぞ千葉
千葉:は、はい!
(医務室へ駆け込む)
千葉:いてて
虎討:動くな。包帯が上手く巻けねえだろ
虎討:よしこれで完璧だ
千葉:あ、ありがとうございます!
ガラガラガラガラガラガラガララララララララララ
池崎:クソ…老朽化が早すぎるぜこの扉だけ
虎討:お前の力が強いだけだろバカ
池崎:よしスパーリングしたいらしいな俺と
虎討:すいませんでした!!(土下座)
池崎:で、千葉は大丈夫なのか??
虎討:えぇ腫れてるだけなので2日もあれば治りますよ
少し内出血が見られますけどね
池崎:そうか
池崎:まあこれで千葉は力があることが分かったな
池崎:いいか千葉、これから2日間はやることが2つある
千葉:2つ?
池崎:まずひとーつ。外周!!走れ!!!
池崎:次にふたーつ。ジャブ!!!!
千葉:……しゃぶ?得意ですよ私売り捌くの
池崎:ジャブだ!!ジャブ!!!!
池崎:お前のしゃぶ捌きなんて聞いてねえ!!
池崎:ジャブについては虎討から教えて貰え
虎討:えっ
千葉:分かりましたああああ!!
虎討:ちょ、親父が教えればいいじゃないですか!!?
池崎:俺はここ数年ジャブは一切やっておらん。
ミドル級6位の日本ランカーのお前が教えるのがピッタリだ
虎討:ぐぐぅ……
千葉:虎討さん!!
虎討:んあ?
千葉:よろしくお願いしますね!!(無邪気な笑顔)
虎討:はぁ〜はいはいはいはい……
(片手で顔を抑えながら)
虎討:んじゃ今から行くぞ〜……
千葉:はああああああああああい
池崎:…
千葉:今から走るぞおおおお!
ガラガラガラ
千葉:いてっ!(誰かとぶつかる)
虎討:大丈夫か?千葉
千葉:大丈夫っすよ虎討さん。
???:誰だこのネズミは
虎討:!!お前は…
虎討:誰だっけ???
華龍:華龍ですよ!!!花山華龍!!!!同期でしょ!!!
虎討:あぁすまねえ、日本ランカーじゃないやつの名前は一切覚えてないんでな!
華龍:酷いですね!?同期なんだから覚えてくださいよ!!!
千葉:あのお…虎討さんこの人は?
虎討:あぁこいつは花山華龍。スーパーフェザー級の日本ランカーすら行けてない雑魚だ
華龍:失礼ですね!!?階級だけでまだ試合は2回しかしてませんよ!!
虎討:それでもランキング10位以内に入らなきゃ雑魚だよ雑魚
華龍:むかつくぅ!?
華龍:んで、虎討さん、そのネズミ誰ですか??
虎討:こいつは千葉悠介。俺が気に入った新人だ
華龍:新人…?てことは今日このジムに加入したと?
千葉:は、はい!よろしくお願いします!
(通り越される)
華龍:悪いがネズミと喋ってる暇はない。
俺には俺の練習がある
千葉:ん……
虎討:はいはいはいはい。カッコつけるのはランキング10位以内からですよ〜雑魚
華龍:やかましいい!!!来月試合あるからそこで入ってやるわあああ!!
虎討:すまんな千葉。あいつはあーいうやつなんだ
千葉:そうなんですね……
虎討:アマチュアでは相当優秀だったんやがなあ。
プロになってから色んなラフファイトで潰されて
イラついてんだ。
虎討:まあ黒星はないんだがな
千葉:へえ
虎討:だがこの2試合は判定で勝っている。KOも一切取れず
観客から飽きられてる可哀想な選手だよ
千葉:へ、へぇ…(汗)
虎討:とりま、さっさと行くぞ
千葉:は、はい!!
ナレーション:ボクシング人生。ここに幕を開けるッ!!
第4話へ続く…
ポーカージャブの貯蔵庫は現時点(8月7日)で9話分あるぞい!