第1R 「始まり」
この小説はボクシング漫画を基に作っております。Rはラウンドの略です
とある地下格闘技
ここは違法賭博も当たり前の場所
主に…”拳”で……
実況者:あぁ〜っと!!ジョン選手の右ストレートが入りましたあぁ!!!田中選手これはキツいかあああ????
田中の心:こんなところで負けられねえんだッ……
実況者:田中選手堪えたあああああ!(と共に歓声)
田中:よし…このままKO狙っていくz……(膝から倒れる)
実況者:あぁ〜と!!田中選手倒れてしまいました!!レフェリーが駆け付けます!!
田中セコンド:田中あああぁ!!!
(レフェリーが手を交差させる)
実況者:レフェリーが手を振ったあぁ!!試合は本日で20戦20勝20KOとなるジョン·マーリック選手の勝利です!!!!!
???:はいはい,それじゃあ田中選手に賭けた人はこの箱にお金入れてくだせえねえ〜
観客1:くっそぉ…こういう時に出てくるよなあ小僧。ほらよ(チャリン)
???:ありがとうございまーす。次回も楽しみにしときますよ〜
???の心:よし今回も儲かったぞ〜…このお金で今度は何しようかなあ〜
ジョン:Heyそこの坊や
???:ん?あ、僕??
ジョン:そう君だよ。君見ない顔だけど新人かい??
???:あなたが来る前からずっと居ますよ。要件はなんですか??
ジョン:いやぁ…客の賭けたお金を僕じゃなくて君が預かるのはちょっと話が違うと思ってねえ。
???:つまり??
ジョン:君と戦いたいと思う。僕が勝ったら君に2億あげるよ。だけど逆に君が負k…
???:僕が負けた場合は少ないですが……1億とあなたの言うこと何でも聞いてあげますよ
ジョン:All right!(よし!!)
実況者:さあ本日のスケジュールになかった特別試合が今幕を開けます!!!赤コーナーは先程勝利したジョン選手!!!そして青コーナーは……
あれ?彼の名前分かる人いる???
(ざわめく観客)
実況者:と、とにかく!今試合が始まります!!!
ジョンの心:ほーう……体型は悪くねえな。見たところフェザー級の体型ってとこか?まあこの地下格闘技に
階級もクソもない。俺のライト級パンチで1発KOさ……
(???が動き出す)
ジョンの心:動き出したか…まずは様子見程度の……
実況者:左ぃぃ〜!!!!左!左!左!!!
左地獄だあああああ!!!!!
ジョンの心:…こいつのガードやけに硬いな…
仕方ない。あの方法で行くしかない……
(ジョンが距離を取る)
???:ん…
実況者:おっとジョン選手距離を取りました!!!!
???:ここかな…
実況者:ピンク髪の男が左を繰り出したああああああ!
シュッ!!!
???:んえ…?
実況者:しかし!!!ジョン選手の左のカウンターによって阻止されたあああああ!!!!
???の心:カウンター…?なんだそれは……
ジョンの心:へへっ今混乱してるんだろうな。
このまま一気に攻める!!!
実況者:ジョン選手スピードを上げ,ピンク髪の男をコーナーに追い詰めるぅうううう!!!!
すかさずピンク髪の男はガードを固める!!
ドッドッドッ!!!
実況者:それにお構いなくラッシュをかますジョン選手!!!これはまたもやジョン選手の勝利で終わるかあああああ!!!?
ドッ!!!(???のガードを弾く)
???:しまっ…!?
ジョンの心:貰ったぜッ!!!喰らえ俺の右ストレーt……
バッ!!!!!
トン…(ジョンが倒れる)
実況者:な、なんと!!あのジョン選手が倒れました!!?これはダウンなのか…それともピンク髪の男の勝利で終わるのかああ!?
レフェリー:ワン!!!!ツー…… ハッ……
(レフェリーが手を交差させる)
実況者:レフェリーが手を大きく振ったあああああ!
試合はピンク髪の男の勝利に終わりましたああああああ!!!!
観客1:何だあの坊主強えじゃねえか!!!
観客2:あんたの名前を教えてくれえええ!
観客3:連勝続きのジョンを止めるなんて凄いなあ!!
虎討:いいやつを見つけたぞぉ〜……ヒヒヒ…
記者:すいません。インタビューいいですか?
???:はい構いませんよ。
記者:それではまずお名前からいいですか??
???:名前ですか?自分の名前は…
千葉:”千葉悠介”。ただの稼ぎ屋です!!
(インタビュー後)
千葉:さて無事2億稼いだことだし,何に使おうかな
虎討:待ちなあんちゃん
千葉:ん…?誰ですかあなた
観客1:お、おいあれって……
観客2:あぁ間違いねえ!日本ミドル級期待の選手 虎討増閻だ…!!!
観客3:なんでこんなところにいるんだ!!?
千葉:で…そんな大物さんが何の用ですか?
虎討:いやあ要件はただ一つだよ。
虎討:お前…今稼いで得てる金よりもっと稼いでみようと思ったことは無いかい?
千葉:確かに…何度も思ったことはありますけど……
虎討:じゃあうちに来い。お前を鍛えて稼がせてやる
千葉:いいえ結構です。自分はこの仕事でも充分稼いでいるので
虎討:むぅ……じゃあ分かったこうしよう
虎討:今から俺と試合形式でボクシングをしてもらう。
お前が俺に勝ったら,俺の全財産をお前にあげよう
千葉と観客達:!!?
虎討:だが、お前が負けた場合うちに加入してもらうぞ
いいな?
千葉:構いませんよ。
虎討:よーしそうか。それじゃあ準備をしろ〜
実況者:さああああ今日は特別続きな日なのか!?
特別試合が再び始まります!!!!!
赤コーナーは日本ミドル級6位の男!!!
虎討増閻〜!!!!!!
実況者:それに対する青コーナー!!!ジョン選手を倒した期待の星!!!千葉悠介〜!!!!!!!
(レフェリーがルール説明を施す)
実況者:さあレフェリーの説明が終わり,両者各コーナーでコングが鳴るのを待っています!!!残り5秒で第1ラウンドが幕を開けます!
カァァァン(コングの音)
レフェリー:ボックス!!!!
実況者:レフェリーとコングの合図と共に第1ラウンドが始まった!戦いはどうn……おぉ〜っと!!?
(物凄いスピードで虎討が千葉を詰める)
千葉:んはっ!!?
実況者:虎討選手!!!!物凄いスピードで千葉選手を追い詰めるううう!!!?
千葉の心:まずいっ…ガードを……
ドゴッ!!!!
千葉:うぅっ!?
実況者:虎討選手による肝臓ブローが炸裂ううう!!!?これは痛いかああああ千葉選手!!?
千葉の心:なんだ今のパンチっ……重すぎるぅ……
千葉:はっ!
千葉の心:い、いない!!?一体どこn……
(右横から拳が振ってくる)
ドゴッ!!!!
実況者:虎討選手の右のフックが炸裂うううううう!!!!!!!
千葉の心:まずい……ガードを固めないとっ……(固める)
虎討:ガードを固めたか……だからどうした????
実況者:千葉選手すかさずガードを固める!!!しかし虎討選手はそれにお構いなしに……!!!!
ドッ!!!(千葉のガードを弾く)
千葉:はっ!!?
実況者:右ストレート!!!!!
そして相手を逃がさないかのように左左左!!!!
ドッドッドッ
千葉の背中に何かが当たる)
千葉:はっ……
実況者:千葉選手コーナーに追い詰められてしまったあああああ!!これはどうなるうううう!?
虎討:俺の勝ちだっ……!!!
(右ストレートを繰り出そうとする)
バッ!!!!!
実況者:な、なんということでしょう!!!?虎討選手が膝をついたあああ。ダウンだああああああああああ!!!!
(観客の歓声)
虎討の心:なるほど……これがジョンをやった拳か……
”見えなかった”…一体何をしたんだこいつ??
千葉:さっきのジョンみたいに倒れていないっ……
虎討が起き上がる)
実況者:虎討選手起き上がったああああああ!!!
レフェリーが確認をする)
虎討:やれるよ問題ねえ!!
レフェリー:ファイッ!!!!
実況者:さあ再び始まる!そして虎討選手がまたもや物凄いスピードで詰める!!!
千葉:ぐっ!!?(拳が目の前まで来る)
カァァァン!!!
実況者:しかしここで第1ラウンド終了を告げるコングが鳴ったあああああああ!千葉選手コングに救われましたああ!!!
レフェリー:両者,各コーナーへ
千葉:はぁはぁ……
千葉の心:あの人さっきのジョンよりも強いっ……
虎討の心:あのパンチの正体さえ分かればやれるんだが,そう易々と見せてくれないよなあ……
虎討の心:仕方ない。次のラウンドで仕留めに行くか
カァァァン!!!
実況者:さぁ始まりました!!!第2ラウンド!!
果たして勝敗はいかnっとおおおお!!!!?
実況者:虎討選手物凄い速さで相手の懐に入ったあああああああ!!!!
千葉:なっ!!?
千葉の心:さっきよりも……速いっ!!
(千葉が左を繰り出す)
(虎討はそれを避ける)
(避けた先に千葉の右が繰り出される)
(しかしそれも虎討は避ける)
千葉の心:くっ当たらない!!!
千葉:んぁっ……(横をチラ見する)
千葉の心:こ、拳!!?
千葉の心:まずいっガードできn……!!?
バゴッ!!!!!!!!!
(千葉が倒れる)
実況者:ああぁと!!!千葉選手倒れましたああああああああ!!!
(レフェリーが手を交差させる)
実況者:レフェリーが手を大きく振った!!!!試合は虎討選手の勝ちだああああああああ
千葉:ま、負けたぁ…………
虎討:んじゃ約束通りうちに来いよ。
(考え込む千葉)
千葉:別にいいですよ。ボクシングというスポーツに興味湧いたんで……
虎討:へえそうかい……少し休憩してから行こう。
その怪我ですぐ行かせる訳にはいかんしな
千葉:お気遣い感謝するよ…
ナレーション:千葉悠介のボクシング人生。ここに幕を開ける!!!
第2話へ続く
3日に1回投稿かもしれないのでよろしくお願いします