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魔導車ゲット

    15話








『あんた、さっきの武器なによ?』


「ん?ボウガンか?」


『弓矢みたいだったけど、威力が半端ないじゃない?!』


「b( ̄¬ ̄) ノーコメント♪」


『(怒`・ω・´)ムキッ』







「居た!」


巨大蜂が今まさにハンターの1人にお尻から突っ込んでいくところだった。


ここならいいか?


S&W M29 6インチを構え


パンッ!



腹柄節と言われる胸部と腹部のつなぎ目の細い部分を狙った銃弾は

みごとに蜂を真っ二つにした。


「さすが44マグナム」



2人は耳を押さえて固まっていたw


「早く手当を!」


辺りには3人が倒れており、


最後に襲われていた人はしゃがみ込んでいたが無事みたいだった


転がっている蜂の頭を剣で切り落としとどめを刺す。



例の赤い石と毒針を拾い、


「大丈夫か?」


声をかける。


「怪物がもう1匹居ると聞いたが?」



『ヒック! あ ァ グスッ あリ○▼※アリガ△☆ありがと▲※・・』



よほど怖かったらしく、しゃくり上げながら

涙でぐしゃぐしゃな顔をあげてこっちを見て答えた。



『火魔法で倒したら荷馬車に突っ込んでしまって、、荷馬車ごと燃えてます・・・。』


なるほど、その灯りがあったから見えたわけだ^^



「すぐ助けが来るから、ちょっと待っててくれ」


と告げて、燃えている荷馬車を見に行く。




<探知>を使って赤い石と毒針を回収。


ついでにまだ燃えていない積荷も回収しておいた。





「ミリィ、どぉだ?」







『ひとりはもう・・・。

後の2人はなんとか間に合ったんですが、毒を受けてるみたいで・・・。』



「解毒の魔法は使えないんだよな?」


『はい・・・』


「じゃあ、とにかく傷口を水でよく洗っておいてくれ

蜂の毒であれば水に溶けるはずだから多少は薄まるはず」




「マリー ちょっといいか?」


『なによ?改まって』


「あっちに居るなんだけど、漏らしちゃってるみたいだから 頼む(-人-)」


『しょうが無いわねぇ、守備隊が来る前になんとか出来るかわかんないけどやってみる』



『ミリ!あの娘に水ぶっかけてー!』


『えぇっ!!』


『いーからやっちゃいなさい!』


<放水>



『きゃぁぁ~~~!』


『ごめんなさいねぇ~』


(・ko・) ほら、早く洗い流しちゃいなさいよっ!


『あっ ありがとぅ・・』






◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇







そのまま、ゴタゴタに巻き込まれ

夜明けを迎えた。



護衛のハンターはPT名[アグレス]

死亡していたのはリーダーで盾持ち剣士の[アキラ]

毒を受けて現在も意識不明の重傷者のひとりが両手剣持ち剣士[グレイ]

唯一無事だったのが炎系魔法使いの[レミ]

もうひとり毒を受けて重傷なのが弓と回復担当の[スミス]だそうだ。


蜂の怪物の毒は、今までになかった毒らしく

通常の毒消しでは効き目が無く高レベルの<解毒>の魔法でなら

なんとか出来るかも?ってレベルらしい。


この町の治療院の回復師は<解毒>Lv1で、使ってみたが効果は無かったとの事。


その為、レミは2人の面倒を見るためこの町に残るそうだ。



先に助けた商人には、燃える前に回収した積み荷を渡すと

たいそう喜び、助けた事と合わせてお礼にと穴あき金貨1枚を渡された。

積み荷の半分は荷馬車と共に無くなってしまい

これから大変だろう状況にしては大盤振る舞いだと思う。


町の守備隊からは銀貨1枚を渡された。


レミからもお礼の話をされたが、仲間が大変な状況だからと

一応断ったのだが、


[アグレス]はそこそこ成功したPTだったらしく魔導車を持っているとの事なので

じゃあと、魔導車を売ってくれないか?交渉したところ


大金貨3枚で買ったので、同じ値段なら?と言うので、

「今後の事を考えたらお金は必要だろう?」と

大金貨4枚で売ってもらった。


通常、中古の魔導車は大金貨4~5枚するそうだから、まあ損ではないだろう。


大金貨3枚で買ったのは、護衛した商人が引退するから不要になるのでと安く売ってくれたらしい。



そんなわけで、中古だけど魔導車ゲットだぜ!




色々と引き止めにあったが、「先を急ぐので!」と


予定通りに朝食を取り、朝5時に出発した。










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