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女王様

    14話







今回はちょっと早めに休憩して現在5時50分


基本10分前行動をする俺は4時70分にチェックアウトを済ませて外に出ると


すでに2人は待っていたので、早く出れたのもある。




朝食にはコーンフレークを用意してみた。


牛乳を注いだソレを見て


『なにコレ?(;´Д`)』


な、顔をしていたが


食べ出したら、気に入ったようで一気に食べ終えてしまった。







2回の休憩を経て、午後0時ちょっと過ぎに次の村?に到着


バターニア湖村だ。


湖の景色は幻想的で観光もしたかったが時間が勿体ないので、


湖が見えるレストラン(食堂)レイクサイドにてお昼を食べ、20分休憩したのち出発。







◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇






3回の休憩を経て午後5時50分、本日の目的地エドワード村に到着した。


今回はまだ明るい時間だったので、すんなりと村に入れてもらえた。


この村は名前も洋風だが、建物も洋風の建物で統一されており、


宿を取ったのは、ホテルクイーン


和訳されなくて良かった~^^


今日は1泊2食付きで2人部屋と1人部屋を取った。


夕食には間に合わなかった・・・。


1人部屋が300ロム、2人部屋が640ロムだった。



チェックインしたら6時に食事にすると約束して各部屋に。



トイレは各部屋にあるみたいだけど、やはり風呂はなし。






部屋に入るとドアにカギをかけて



<秘密基地(セーフハウス)召喚>



昨日湯船に入ったから今日はシャワーで済ませ、すぐに戻って食事へ






『なんかマサトさん良い匂いしません?』


めずらしくミリィが話しかけてきた。


「そお?そんなことも無いと思うけど?」


『ううん、なんか髪もサラサラだし!』


『そーだよねっ!普通ヤロー共と居ると臭くて嫌なのに、

あんな車内に居てもあんたは全然不快な臭いさせてなかったし!』


『うんうん!マリちゃんも思ったでしょ?』


「まあ、褒め言葉ととっておくよ^^」


「さっさと食事にしよう」





出てきた夕食は、

フィッシュアンドチップスが3人分まとめて大盛りで出てきて

メインディッシュは直径50㎝程のミートパイだった。

飲み物はエールが1杯付いていた。(この世界では14歳で成人です!)




ここは絶対イギリス人の村だな^^;


お味の方も、イギリスの噂通り美味しくなかった・・・><


生温いビールなんか飲めるかぁ!!!


それでもフィッシュアンドチップスにはマヨネーズを付けて対策し、


なんとか完食。


2人は慣れているのか?普通に食べていたけど、マヨネーズには感激してた。




明日も5時にチェックアウトすると告げて、それぞれの部屋に戻って寝た。





深夜、外の喧騒で目を覚ました。


何か叫んでいる人が居る。





ー逃げろ~~!!ー



ー助けてくれぇ~~!ー



ー誰か回復魔法が使える人は居ませんかぁ~~~?!ー



ー怪人が襲ってくるぞぉ~~~!ー





部屋から飛び出すと、2人も飛び出してきた。


お互いに顔を見合わせ、ホテルを出て声のする方へ




「2人は怪人と戦ったことは?」

「無いよな?^^;」


『『うん・・・』』


「なら2人は怪我人の救護に向かってくれ」


『わかったわ』



村の門に行くと、門番とみられる男性が血だらけで倒れており、


その傍らには身長は2mを超えていそうな直立2足歩行の大女


(但し、顔は複眼で触覚が生えている)が立っていた。


女と判断したのは胸があるから。


よく見ると腕は4本あり、お尻は大きく垂れ下がり横縞模様がある。


松明の灯りだけでは色まではわからないが、これはあれか?


蜂の怪人?で、♀だから女王蜂の怪人って事か?鞭持ってるしw


夜中に銃声は五月蠅いだろうから、今回は剣で戦うつもりだが、


まずはボウガンで首を狙ってみる。必中の加護があるから


サクッと貫通!


苦しんでるみたいなので、剣を構えて突っ込んで大きく垂れ下がった尻の部分


蜂で言う腹部を切り落とす!


首を押さえていた手がどいたところで首を切り落とした。



怪人の死体は消えて、魔石に似た直径3㎝程の赤い石が残った。


それを拾っておく。




門番さんに駆け寄ると、まだ息はあった。


鞭による怪我なので致命傷にはならないだろう。



ミリィ&マリーが駆け寄って来たので、ミリィに門番さんを任せて


辺りを見回すと、男性が駆け寄って来た。



[エドワード村守備隊隊長のジョンと言います。

この度は怪人の討伐ありがとうございました]


[しかしながら、町に来る途中の道にまだ3体の怪物が居て

商隊の護衛のハンター達が戦っているらしいんです。]


[ご協力をお願いしても?]



「わかりました。移動は?」


[この魔導車を使います。乗って下さい]


「マリー、ミリィ行けるか?」


『『勿論!』』


3人で荷馬車に飛び乗った。







魔導車には一応のヘッドライトがあるが直前の路面を見るのがやっとの物だ。


守備隊の人が魔道具のランタンで辺りを照らしている。




俺は<探知>をかけてスマホの画面を見ている。


すると、赤い光点がまっすぐこっちへ向かって来るのがわかった。


「警戒しろ!!」


  !


「伏せろ!」




その瞬間、ランタンを持っていた人の首が飛んだ・・・。


『きゃあぁーー!』


目の前に首が落ちてきたマリーが悲鳴を上げる




「また来るぞ!今度は後ろから!」


そう叫ぶと、ボウガンを構え


ロックオンしていた敵を撃つ!


ギャアァァーー!


1mはあろうかという巨大なスズメバチが落ちた。



「とどめはマリーに任せた」


『わかったわ』


と飛び降りて剣で首を落としていた。



またしても死骸は消えて赤い石が残った。


「その石を拾っといてくれ」


『どれ?』


「死骸があった場所に落ちてる赤い石だよ」


『これ? こんなのよく見えたわね?』


「まぁな」


「100mくらい先にもう1匹とハンター達がいる。急ごう!」


と、仲間が死んだショックで動かないでいる守備隊をおいて走り出す。


2人も続く、首を落とされてはヒールではどうしようも無い。


俺ならなんとか出来るかも知れないが、見ず知らずの人に使ってしまって

もし、クールタイム中にもっと大事な人が死にそうになったら

後悔してもしきれないからな・・・。









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