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移動開始2

    10話






   

「また、神都の近くで商人が怪人に襲われたらしいぞ」


「ついに始まりの国も安全ではなくなったかな?」


「ハンターだって怪人・怪物相手じゃあてにならないしなぁ・・」



そんな会話が男性2人組から聞こえてくる。





この世界には魔物がいる。



その魔物はサプロム様達神々が、は虫類・両生類・鳥類を含む動物を改造して作った物だ。


人類の天敵として作ったので、知性は無いが動物は襲わず人間だけを襲う。体内に魔石があるのが特徴。


また、嫌悪感をなくすため人型の魔物は居ない。



それに対して怪人とはアムートが作りだし人類を襲わせている敵で、


虫をベースに人型の物が怪人、人型で無い物が怪物と呼ばれている。


怪人で高レベルダンジョン下層ボス以上、怪物で中層ボス以上の強さだ。



この世界には戦争は無いけど軍はある。


増えすぎた魔物を駆除したり開拓する際に魔物を殲滅させるための物で、ひとつの都市に100人程度である。


怪人は大抵怪物を連れて現れるし、怪人2体なんて事も多く


軍であれば数にものを言わせて怪人・怪物とも渡り合えるが、


ハンターは通常PT(パーティ)で2~5人、多くても6人なので、分が悪い。







男性2人組の会話を聞いたらしい、女の子2人組の会話だ。


「昨日の登録ではDランクだったけど、さっさとBランクになって私たちだって怪人くらい倒せる様に頑張ろう!」


「でも私たち2人だけじゃそんなの無理よー」


「あんたの攻撃魔法がもっと強力だったらねー」


「マリーちゃんの剣だって、もっと良いのにしないと怪人なんか切れないんじゃない?」


「・・・。  そーよねー・・・。」



剣士と魔法使いのPTらしい


<鑑定>を使ってみる



○名前:マリー

○状態:良好

○種族:人族

○性別:女性 

○年齢:15歳

○レベル:2

○ハンターランク:D

○体力:50/50

○気力:30/30

○知力:25

○敏捷:35

○耐久:20

○幸運:55

○スキル:剣術 Lv3



○名前:ミリィ

○状態:良好

○種族:人族

○性別:女性 

○年齢:14歳

○レベル:2

○ハンターランク:D

○体力:30/30

○気力:60/60

○知力:48

○敏捷:15

○耐久:15

○幸運:60

○スキル:水魔法 Lv1

     回復(ヒール) Lv1

     


2人ともLv2だった。それでビッグボアまで倒せたのなら大したもんか?


ちなみの俺の現在の状態がこちら




○名前:マサト

○状態:良好

○種族:人族

○性別:男性 

○年齢:14歳

○レベル:20

○ハンターランク:C

○体力:12000/12000

○気力:500000/500000

○知力:300

○敏捷:100

○耐久:300

○幸運:300

○スキル:鑑定・探知 Lv7

     完全回復(パーフェクトヒール) Lv7

     空間魔法 Lv7

     方向量自在(ベクトルマスター) Lv6

     秘密基地(セーフハウス)召喚

     同時通訳(トランスレイション)

     体毛自在(ヘアマスター)

○加護:サプロムの加護

    必中の加護

○称号:サプロムの使徒

    ラッキースター



元の身体とは作りが違うので体力的な部分が大幅に上がったのと、


元の世界で色々やったのと、ハンター登録の際に戦ったのでちょっと上がったらしい。





と、北町に到着したみたいだ。


おばあちゃんが降りて、代わりに老夫婦とみられる爺さん婆さんのコンビと


恰幅の良いおじさんと孫娘っぽい少女のペアが乗ってきた。




爺さん婆さんの会話(抜粋)


「午後2時前には始まりの町に着くから、明日の結婚式に体調不良なんて事が無い様にゆっくり出来るな」


「私は何か忘れてきた様な気がして、早く確認しないとゆっくりなんて出来ませんよ ><;」


「この分なら明日も天気は良さそうだな」


「女神エル様の祝福はもらえないけど、幸せになって欲しいですね」


「全くだ、こんなご時世だが頑張って欲しいもんだ」




どうやら明日、誰かの結婚式に参列するため<始まりの町>に向かっているらしい。



明日は4/11(愛)なので結婚式には丁度良いのだろう。



これがこの世界の今年のカレンダーだ




挿絵(By みてみん)



このカレンダーは全国共通なのでどこの国でも完全週休2日制だ。(サービス業除く)




恰幅の良いおじさんと孫娘っぽい少女のペアの会話(抜粋)


「いつもの魔導車と違って乗り心地いいね、おじいさま」


「専用の道を走るからデコボコが無いでのぉ」


「明日からまた何日も魔導車に乗るんでしょ?はぁ・・・」


「そう言いなさんな、二門町に着いたら魔導車の中で食べられるお菓子をいっぱい買ってあげるから」


「ほんとぉ?」


「ああ、ホントだとも。さらにダンジョン国に着いたらダンジョン産の美味しい物も沢山買ってあげるよ」


「わぁーい、おじいさま大好き!」




こちらは目的地が一緒みたいだな







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