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異世界の神様に選ばれました。  作者: 松本 彰
第2章 明日の為にそのいち
19/68

16 新たな村に着きそうです

新たな村に向かう日程も予定より日数がかかったがその分、ニアのレベリングも思ったより大幅にアップした。


サイレントマーモットみたいな、おかしな魔物は出なかったが、今までで一番レベルの高い大牙猪が出た時は流石に焦った。


一人でなら別に構わなかったがニアが一緒だと気を取られてしまう。

レベリングの為に俺がレベルアップしたって言っても、流石にあの突進は侮れない。


やはり一番弱いニアが狙われてしまい、俺が前に出て止めようにも上手く止める事が出来ない。

なんとかニアまでは行かないように頑張ったが、その分攻撃する事が出来ずに防戦一方だった。

ニアは住んでいる村の体験があったのか硬直して動きが止まっていた。


どうにか逃げる事は出来ないかと考えていたが頼もしい味方がいた。


そうレクである。結果的にレク大活躍で倒す事が出来た。

護るようにニアの前に居たレクが、俺と対峙する猪の間に割って入り、猪の顔にベターっと貼り付いた。

猪はビックリして引き剥がそうと暴れるが、人間のような手を持たない猪は首を振ったり、木にぶつける位しか方法がなかった。

元々体が水でしかなく、核はミスリルで覆われていて、俺の防御力を鼻で笑ってしまうような鉄壁の防御力を持っている。

木にぶつかる位はなんともない。


あとは体を麻痺毒に変えて猪に効くのを待つ間、俺達は暴れる猪に巻き込まれないように注意するだけだった。


倒れた猪は脅威は全然ないので、ニアに言って一人で止めを刺させた。

槍よりも刀の方が殺傷力が高いので、初めてニアは刀を振るう事となった。


これが思ったよりニアがレベルアップした原因だ。



あと、毎日の読み書きの勉強で話し方も大分改善された。

しかし時々片言になるのは治らなかった。

ちょっと不自然な位の喋り方だったためニアに聞いてみたら、語尾が『にゃ』とか猫語?になるのを防ぐ為に強引に変えていたそうだ。

ニア曰く『大人なレディはそんな子どもっぽい喋り方はしないデス!淑女の嗜みデス!』と言っていた。


侮るなかれ4歳児の女の子!


結局、村に着くまでにニアのレベルは、


◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 ニア 年齢 4

種族 猫人族

性別 女

JOB 秀一の庇護を受ける者

LV 16

HP 250/250

MP 180/180


STR(攻撃力) 180(300) DEF(防御力) 80(400) AGI(素早さ) 100

EVA(回避率) 120 INT(賢さ) 70 DEX(器用さ) 55

MAT(魔法攻撃) 60 MDF(魔法防御) 70 LUK(幸運値) 80


【スキル】

刀剣術

突き攻撃補正

淑女の嗜み


【称号】

猫人族の孤児

食いしん坊幼女

秀一の妹


【備考】

刀(300)と槍(100)両方装備している。

使う武器によって攻撃力の補正が変わる。

スキルの影響でちょっとおませな女の子になっている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆


LV 1から16

HP 30から250

MP 20から180

STR(攻撃力) 5から 180

DEF(防御力) 5から80

AGI(素早さ) 10から100

EVA(回避率) 5から120

INT(賢さ) 45から70

DEX(器用さ) 15から55

MAT(魔法攻撃) 1から60

MDF(魔法防御) 1から70

LUK(幸運値) 50から80


と目を疑わんばかりの成長っぷりである。


戦う時に俺やレクが最初に攻撃してから、ニアに任せるまでにちょこちょこと逃げ回っていたせいか、AGI(素早さ)EVA(回避率)が大幅に上がっている。

勉強の成果かINT(賢さ)とまだ何も使えないが魔法関係のLVも上がっている。


レベルが上がる事によって、ある程度一人でも戦えるようになって、槍から刀に武器を変えている。

その為に刀剣術と突きのスキルを獲得したようだ。


………4歳児としてはあり得ないレベルに正直やり過ぎたかとも思ったが後悔はしていない。

英才教育で目指せ世界一の猫娘である。


俺のステータスはニアのレベリングを優先したがこんな感じになった。


◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 星見秀一 年齢 16

種族 神(人)

性別 男

JOB 創造神 (なんちゃって)

LV 41

HP 1000/1000

MP 1450/1450


STR(攻撃力) 350(200) DEF(防御力) 250(320) AGI(素早さ) 350

EVA(回避率) 430 INT(賢さ) 180(999999) DEX(器用さ) 500

MAT(魔法攻撃) 300 MDF(魔法防御) 280 LUK(幸運値) 120


【スキル】

創造神の左手

神の癒し(新米開業医)

獣魔術

刀剣術

突き攻撃補正

擬装の指輪


【称号】

貧乏籤を引き当てる男

獣魔術師

モグリの医者

武士の一心

詐欺師


【信仰心】

極悪人の持つ罪悪感

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆


LV 38から41

HP 890から1000

MP 930から1450


STR(攻撃力) 250から350

DEF(防御力) 180から250

AGI (素早さ) 300から350

EVA(回避率) 400から430

INT(賢さ) 150から180

DEX(器用さ) 400から500

MAT(魔法攻撃) 200から300

MDF(魔法防御) 230から280

LUK(幸運値) 100から200


HPとMPが四桁に突入した。

中でもやはりMPの上がり方がいい。

能力を使う事で熟練度が上がっているんだろう。

信仰心頼りだけじゃ無くて本当に良かった。


でも実感は無いが世界崩壊の方は進行中なんだよな。

いい加減にどうにか手を打たないと不味い。


【スキル】

擬装の指輪

【称号】

詐欺師


擬装の指輪を創ったのでスキルに追加されているが、この称号はあんまりだろう。


レクの方はこんな感じだ。


◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 レークライム(レク) 年齢 1

種族 スライム

性別 雌

JOB 神の使徒

LV 28

HP 610/610

MP 400/400


STR(攻撃力) 230 DEF(防御力) 150(160000) AGI(素早さ) 280

EVA(回避率) 300 INT(賢さ) 80 DEX(器用さ) 100

MAT(魔法攻撃) 100 MDF(魔法防御) 80(200000) LUK(幸運値) 80


【スキル】

消化吸収

白金(ミスリル)の防御

麻痺毒耐性

麻痺毒攻撃

渾身の牙突

水魔法

擬態能力


【称号】

星見秀一の使徒

森の掃除屋さん

スライムの薬屋

ピンクの彗星

変わるモノ


【備考】

なんでも食べる。

核を白金(ミスリル)で防御しているので物理、魔法防御に優れている。

スライムの体を構成する水が薬水になる。

スライムの体を構成する水が麻痺毒になる。

体を硬化させ大牙猪と同じ突進で敵を攻撃出来る。

水の魔法を使う事により体の大きさを自由に変化出来る。

擬態能力で見たモノや、吸収したモノに擬態出来る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆


LV 23から28

HP 430から610

MP 220から400


STR(攻撃力) 150から230

DEF(防御力) 80から150

AGI(素早さ) 200から280

EVA(回避率) 200から300

INT(賢さ) 50から80

DEX(器用さ) 50から100

LUK(幸運値) 100から80


【スキル】

擬態能力

【称号】

変わるモノ

【備考】

擬態能力で見たモノや、吸収したモノに擬態出来る。


何故か幸運値が下がっていた。

きっとサイレントマーモットの吸収が不幸な出来事だったのだろう。

備考欄の『なんでも食べる。』に嫌いなモノ有りと追加しなくていいのか?と思ってしまった。


全部の魔物を吸収してないので前に比べると上がり方は鈍い。

俺よりも上がってるけどな。

俺のレベルだと魔物のレベルが高くないと入る経験値も低いんだろう。


サイレントマーモットを吸収したお陰で思った通り擬態のスキルが追加された。

まだ擬態は出来ないみたいだが、何かのレベルが足りなくて使用出来ないんだろう。


ニアもレクも使えないのに追加されている能力をどうすればいいのか考えないといけないな。


神様と言われてチートな能力が使えはするが、全ての事が判る訳ではないし全知全能など夢のまた夢、全No!の神様が良いとこだ。

全てにyesと言える日本人が懐かしい………。

懐かしいと言うか、神様を無理矢理やらされる羽目になってまだ少ししか経ってないけどな。


この世界に来て何だかんだで約1ヶ月位か、早いと思うか、残り11ヶ月と考えると遅いと言うべきか、しかしこれ以上は無理だと思う。


せめて今度の村を皮切りにして信仰心回復を果たしたいと思う。


今度の村も獣人の村だ。

この森の中にある村の多くは獣人の村みたいだ。

人間に迫害されてこの森に来たのだろう。


獣人と人間の確執は大きいようで、前の村のような対応になる確率は高いだろう。

そこで考えたのが擬態能力だ。

人間がダメだったら獣人になってしまえばいい。


本当は人間の国に行く時にニアを人間に見せかける為にと考えていたのだが、俺が最初に使う事になった。


イメージしたのは変身リング。

自由に姿を変えるのは無理があったので、あらかじめどういう姿かをイメージして指輪に記憶させる。

あとは指輪に魔力を込めて変身のイメージをすれば変わるようになっている。

違う姿になりたい時は、俺が再び水晶の力を使ってイメージをやり直せばOKだ。


俺がイメージしたのはニアの猫人族だ。

髪の毛や尻尾の色も合わせているので兄妹に見えるだろう。

この姿になった時にニアは大変喜んだ。


「本当のお兄ちゃんみたいデス!お揃いデスヨ!」


そして「ニアにも人間に変身出来るようにしてやるからな。」と言ったら「ちょっとTVの見すぎじゃね?」と思うような発言をしていた。


「ニアも変身出来るんデスカ?魔法少女になって悪者を退治出来るデスカ⁉」


いや変身しなくても大抵の悪者や魔物狩れちゃうから!



あとは俺の立場だが、信仰心を増やす為に行動しないといけないが、神官とかじゃなくただの人が布教活動するのは変じゃね?

という考えの下、もし誰かに聞かれたら俺が『神様』だと言う訳にはいかないので、レクと同じで『神様の使徒』と言おうかと思ってる。

俺の使命のため、兄妹で各地を回っていると言う事にする。


考えすぎかもしれないが念のためだ。


ステータスは今の所俺専用なので調べようがない。

将来的には何らかの方法でみんなが使えるようになると便利だと思う。



まぁそんな所かな。

いよいよ村に着きそうだ。

擬装の指輪で姿を変えておこう。


お読み頂き有難うございます。

良かったらブックマークを付けて頂けると嬉しいデス。


これでこの章は終わります。

次から新章で、信仰心の話を中心にしていきたいと思います。

まだ何も考えて無いので話がズレまくって変わるかもしれませんが。


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