華狼陸軍第十四機械歩兵師団
・部隊員総数:パイロット24名+イーグ1名
・保有戦力:プロトタイプエイジス一機
M.W.S.二四機
・戦闘隊長:スパーテイン・ニードレスト中佐
スパーテインが隊長を務める華狼のベテラン部隊。二四機の内部に相当カスタマイズの施されたゴブリンタイプと夜叉によって構成されている。全機機体色をグレーに塗り上げている。
スパーテインが華狼陸軍第十四機械歩兵師団を率いることになったのは30歳の頃である。
当時会長になりたてだったザウアーを支えるためにも、自分自身と自分の率いる部隊は最強でなければ意味がないと考えた彼は、父であるグロースの元にいたという「廬・史栄」を副官として迎え、その後徐々に自分の旗下として使えそうな人間を誘っていった。
しかし、彼の旗下は必ず24人までで止まってしまう。理由は至って簡単、彼の成す調練が凄まじすぎて、途中で根を上げたか、死んだかしたのだ。
M.W.S.による1000km以上の超長距離行軍訓練(普通の人間がM.W.S.に1000km以上連続して乗っていた場合発狂する恐れもある)、死すれすれの「殺し合い」とすら言われる紅白戦などの肉体を酷使する物もあれば、暇があれば軍学を徹底して教えるなど、とにかく調練が徹底している。その事もあって彼の軍勢は華狼で最強の呼び名が高い軍勢となり、桁外れに精強な部隊を作り上げたのだ。
実際、73年には三倍開いていた敵をその24機のみで全滅させ、しかも損害無しという桁外れの戦果を叩きだしている。