シャドウナイツ
・部隊員総数:7名
・保有戦力: エイジス7機(うちプロトタイプエイジス2機)
・隊長:ハイドラ・フェイケル
正式名称「フェンリル幹部会直属戦闘専門近衛騎士団『シャドウナイツ』」。
フェンリルの幹部会はどの企業よりも強い権限を持っている。そんな中でも特に「異端」とまで称されるのが「シャドウナイツ」だ。
元々初代会長であるウルドを護衛する名目で建てられた部隊で「影から常に守る者」ということでこの名が付いた。
何故「影」かと言えば、当時のアフリカの事情が関係している。アフリカは聖戦以後九百年にわたり、統一する企業国家を持たない「混沌の地」であった。
フェンリル自体、元々ヨーロッパにいた企業だったと言うこともあり、アフリカにはそれを快く思わない風潮があった。そのため何度もウルドは暗殺未遂に見舞われるハメになった。
さすがにこのままだと「延々暗殺者に狙われ続ける弱い会長」と見られ胡顕に関わると同時に、アフリカ全土の統治が困難になると見た幹部会は、当時砂漠に暮らしていた民族の中でも選りすぐりの勇者と評判であった男「セイ・ライ・ファイ」を招集し、彼をウルドの護衛に付けた。
同時にセイが献策したのが「幹部会の考えた内容を即座に実施できる実行部隊としての側面を持った幹部会直属の会長護衛部隊兼実働部隊」の精製であった。故に「影で行動する者」であると同時に、常に会長を、そして民を「影から守る者」として「シャドウナイツ」が誕生した。
部隊員が全員黒のロングコートを羽織っているのもまたセイの考えであり、「黒」という色の持つ不気味さや威圧感を出すことで「フェンリルは強い国家である」ということを暗に国民にアピールするためであった。更にはあらゆる特権を与えることや、あらゆる人材を登用することでフェンリルの根幹にある「実力こそ全て」をより明確にすることが出来た。
その後シャドウナイツの特権は徐々に拡大していき、軍にまでその範囲が及んだが、幹部会の所属であるため軍事行動に出ても階級で呼ばれることだけはない。しかし、普通の隊員ですら大佐相当の特権が得られる上、副隊長の「ヴェノム・マステマ・ゼルストルング」は少将相当の特権を持つ。
現隊長の「ハイドラ・フェイケル」に至っては会社のナンバー2であるため、総帥より偉いはずなのだが、本人が辞退して大将相当となっている。
現在の隊員はベクトーアの「ルーン・ブレイド」に勝るとも劣らない能力を有している人物が多いが、規律の悪さや現在の部隊の特性上スタンドアローンによる行動が非常に目立つのが難点といえば難点である。
また、ほとんどの隊員がイーグ以外の某かの強化手術を受けており、真人間はほとんどいない。