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ベクトーア

挿絵(By みてみん)


首都:フィリム

総人口:5億5000万人

参画企業総数:660万社

国旗デザイン:ヘルハウンド


 西ユーラシア大陸を治める企業国家。

 3159年に国家が成立したため、国家としての歴史は他の二国よりも短いが、企業としての歴史はかなり長く、この時より40年近く前の3117年に創業した。


 当時、西ユーラシアはラビュリントスという国家が治めていたが、政治の腐敗による小規模企業国家の反乱が相次いでいた。その反乱にはM.W.S.で対抗するより他なく、その運用資金による財政難にラビュリントスは悩まされていたという。

 そこにベクトーアが手を貸した。新型のM.W.S.用アクチュエーターを製造し、販売したのだ。これにより大幅なランニングコストの低下に成功する。

 それによりベクトーアの名は一気に売れた。巨万の富を得るようになり始め、3140年頃には大企業の買収を何軒も成し遂げ、企業の規模を徐々に巨大化、3150年には自社ブランドのM.W.S.を正式に発表するなど(実際にはもう十年以上前には出来上がっていた。公表しなかったのはただ単純にラビュリントスに警戒心を持たせたくなかったため)、躍進を続けた。


 3151年にラビュリントスが崩壊し、西ユーラシアが無政府状態と化した際に起こった「第八次西ユーラシア企業間大戦」において、8年の長きにわたる攻防(実際の戦闘期間は全ての戦闘を合計しても一年と少ししかない。異様なほど時間が掛かった理由は各国ともラビュリントスが崩壊した事による財政回復に追われていたため)の末に3159年に統一した。

 ベクトーアは企業の買収を始めた頃から、西ユーラシアの支配権を握ることを虎視眈々と狙っており、その頃から自衛用とは名ばかりの兵士の戦闘訓練を行っていた。それがベクトーア軍の精強さに結びついたとも言える。


 現在は会長のヨシュア・レイヤー・ビルフェルト・リッテンマイヤーの行っている「アメとムチの政策」による政治の賛否両論を巻き起こし、軍部が二分しかけている。

 また、二世議員の多さ故に少々の腐敗を招いてしまっているが、軍人や政治家にはかなり優秀な人材が多い他、ELやKLの元になる鉱石が他の二国より遙かに多く埋蔵されているため、エイジスの配属数が群を抜いている。

 更には国民の持つ異様なほどの熱意(と、楽天ぶり)により、想像以上に国全体は活気づいている。


 なお、M.W.S.の名称はすべて武器名から取っている。

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