変わってなかった二人の気持ち
昨日は色々焦ったけど一時間くらい話しメアドを交換し解散した。
家に帰ってからはなかなか寝れず今日の朝10時を迎えた。
今日は土曜日。学校が休みだ。取りあえず起きようかなと目をこすりケータイを確認すると新着メール2件と記されているのでもしかしたらと思う気持ちでメールを確認する。
一通目は和樹からだったけど二通目が気になり取りあえず先に2通目を確認!俺の期待を裏切ることなく2通目は石堂からだった。内容は
{おはよー昨日は久々に逢えて嬉しかった!でさ今日暇?}
との内容
・・・
・・・・・
・・・・・・・
!?「暇やけどなんなんや」思わず口から声がもれた。
取りあえずメールを返す
{おうおうおはよう。俺は逢いたくなかったけどな… 暇!}
と送信
1分弱でメールが返ってきた。
{逢いたくなかったかーちょっと傷つくなー^^;}
この内容はどうでもよかった それより暇?のやり取りのところが気になって仕方がない。すぐまた俺も返信する
{てか、暇やけどなんや?}
と気になりすぎてまたここに話題を戻した。
1時間くらい返信がない。
こうなると色々と考えて不安になってくる。
もう一回メールを送るか悩んでいたらメールがやっと返ってきた。
メールを確認すると和樹からだった。
{おきてんねんやろ?メール返してこいよな!取りあえず今からダブルデートや!笑 弾丸用意な}
!?どーゆうことなのかがわからなかった。いや、正確に言うと変な期待とちょっとした確信。
石堂からの今日暇?メールにダブルデートとの和樹メール。もう期待しか頭になかった。
取りあえず和樹にメールを返す
{ダブルデート?}
これだけ返した。すぐに和樹からメールが来る。
{そうやで!1時から俺と海斗 葵と石堂ちゃんでな!}
当たり前だけど俺の予想道理だった。けどいったいどうなっているかがわからない。
それよりいつの間にかドキドキしている。話しは後で聞くとして{りょーかい}とだけメールを返した。
すぐに部屋を飛び出てシャワーを浴び髪の毛を整えいつも以上に歯磨きを口が歯磨き粉の味になるまでに磨いた。男なら子の気持ちわくるよな?俺だけかな。
12時30分になり和樹からメールが来る。
{昨日のカフェに集合で!}
俺の家からだと10分ほどの距離。まだ20分の余裕があるけどソワソワした気持ちでいっぱい過ぎて20分の余裕を持ち家を出た。
12時42分に集合場所に着く。俺は今日告白するつもりでここに来た。付き合えなくてもいいから気持ちだけ伝えたい。
中学3年生のとき俺が石堂を好きなのに振った理由は俺は…重い。鬼が付くほど気持ちが重い。
俺以外の男と喋ってるのを見るとそれだけで不安になる。メールに絵文字がないとそれだけで不安。
っと言い出したらきりがない。けど束縛はしたくないんだけど態度で束縛している。これで相手をしんどくさせて振られる。これがオチ。振られるのが怖かった。だから振った。
中学2年の時これで付き合ってた子に一回振られてトラウマが出来てたんだ。トラウマに怖がって本当に馬鹿だった。
と考えていると時間は12時57分だった。けどまだ誰も来てない。和樹にメールを送る
{まだ?}
とメール送った。すぐにメールが届き確認する。
{ファイティン!}
なにが!?訳がわからない。メールを返そうとケータイに必死になってると目の前に石堂が立っていた。
石堂が「おはよっ」との挨拶。
……
「和樹達は?」
と聞く。
「こないよ?」
頭が?だ。
「今日2人?」
と俺は聞くと
「うん。二人だけど迷惑だったかな?二人で話したいことあったんだ…」
「二人で?…そんなことより今の状況がわからへん」
「そこから説明するね。昨日あのあと和樹君に海斗と二人で話ししたいって言ったら和樹君が俺に任せろ!って言って今こうなってるの」
「和樹の奴」
ありがとう。正直嬉しい。
「やっぱり嫌だった?」
「別に嫌じゃないで。てか石堂って中学の頃から何も変わってないな。」
「え?結構化粧とかするようになったんだけど…」
「いや、顔とかじゃなくてなー性格な!超ストレートすぎ。いきなり二人でって石堂は照れるって言葉知らんのか」
「一応緊張はしてるつもりなんだけどね。海斗と話出来ると思うとそんな事忘れてしまうの」
「…」
「ねえ、海斗?」
「んー」
「取りあえずお店はいらない?」
「あ。悪い…忘れてた」
そうだった。緊張のせいか俺達は30分位カフェの外で話しをしていた。取りあえずお店に入る俺と石堂
「