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19─エイラ村長
二つの燭台が点火されると、門の前に突然高台が隆起し、その上に巨大な黒い石が現れた。
門に刻まれた奇妙な文字の下に、新たなシンボルが徐々に現れてきた。
「古代語:『ラサマラクラバムペシャブ』(偉大なる黒の聖光が道を指し示す!)」とルキはその符号を慎重に読み上げた。
ルキはしばらく考えた。「黒光をこの高台に灯せばいいのかな?でも私の精神力が足りるかどうか……やってみるしかない!アイラ村長、力を貸して!」
ルキはリリーマラでアイラに大切に育てられてきた。
リリーマラの歴史では女性の妖精しかおらず、アイラは大自然の恵みの中で生まれた存在だった。アイラは幼いころからルキに基本的な術法を教え、将来は氷の術の最高の守護者となることを望んでいた。




