こんなおにぎりの店ってどうですか?
先日、嫁と義父と一緒に久しぶりに映画館で映画を観て、夕食を食べて帰りました。
今回行ったのは、嫁と義父の希望で洋食のお店です。
何社かチェーン展開しているのでご存じの方も多いかと思いますが──ハンバーグやエビフライなどの洋食メニュー、パスタなんかを頼むと『焼き立てパンの食べ放題』が付いてくるというスタイルのお店です。
最初にメイン料理と小さなパンがふたつほど提供されて、時々店員さんが3種類くらいの小ぶりなパンを載せたバスケットを持って、各テーブルを回ってきます。
「パンのお代わりはいかがですか? こちらから『ベーコン』『明太子』『チーズ』のパンになります」みたいな感じで。
うん、確かに『焼き立て』を謳うだけあって、パンは美味しいです。メインの料理も美味しい。
でも、元々『ご飯党』の自分は、何だかちょっと物足りなさも感じていたのです。
うーん、やっぱり味の濃いものには米の飯が欲しいよなぁ。
そんな時、ふと思いつきました。
『このスタイルで、パンじゃなくご飯のお店があったらいいのに』
もちろん、定食屋なんかでご飯のお代わりし放題のお店はいくらでもあります。
でも、そういうのではなくて、ですね。
このパンのように、色々な種類のご飯をちょっとずつ食べられたら楽しいんじゃないか、と。
五目釜飯や栗ご飯、山菜おこわとか中華ちまきとか──自分の時代にはなかったけど、給食の人気メニューだったという『わかめご飯』も食べてみたい。
あ、でも小さな茶碗をたくさん用意するのも大変かな。
──なら、小さなおにぎりではどうでしょう。
メインメニューも、よりご飯に合うようなものがいいかな。焼き魚とか肉野菜炒め、チキン南蛮とか、それと豚汁や石狩汁みたいな汁物もいいですね。
そういったものを食べていると、店員さんが小さなおにぎりがいっぱい載った籠を持ってくるわけです。
「おにぎりのお代わりはいかがですか? こちらから『たらこ』『昆布』『豆ご飯』と『焼きおにぎり』になります」みたいに。
そして、最後に提供されるのは熱々のお茶。
そのまま飲むも良し、ほぐしたおにぎりにかけて『お茶漬け』で締めくくるも良し。
──どうです? ちょっと行ってみたくなりません?
どこかの会社がこんなお店やってくれないかなぁ。
最近はおにぎり専門店も増えているようだけど、そちらはやや高級志向のようだし、逆に小っちゃいおにぎりがたくさんあるというのは『映え』的にもアリなんじゃないでしょうか。──採算的にどうなのかは知らんけど。
もし、飲食ビジネス関係者の方がこれを見ていたら、ぜひ一度ご検討ください。『アイデア料を寄こせ!』みたいなセコいことは言いませんので。
また、『もう、そういう店は実際にあるよ!』という情報をお持ちの方がいらっしゃったら、ぜひ教えてくださいませ。近畿圏ならなおありがたいです。