第5話 神の独白
その子を見つけたのはたまたまなんかじゃなかった、1度だけその子と話をしたことがあった。その時から助けたいと思っていたけど、神がしていいのか分からなくてほかの仲のいい神に聞いてみることにした。
「なんで連れてきてないの?!」
「そうだ!さっさと連れてこい!」
「モタモタしてその子に何かあったらどうするの!」
思ったよりも連れてくることを催促されて驚いた、じゃあここに連れてきて癒そうとそういう話になって、連れてくるために彼女を探していた。まさか死のうとしてるとは思わなかったけれど…
「私あの子と仲良くなりたいわ、頼んだわよ。」
ヴェスタがそう言ってくれて助かった、そうじゃなきゃどうフォローすればいいか分からなくなってたところだ。いつも通りに引っ張ってけばいいのだと、あの子が距離を置くなら詰めればいいのだと、いつも通りに勢いだけで彼女の手を引いてみんなの所へ。
あの神社に入れる人なんてここ数年いなかった、だからもしあの神社のことを知っている人がいるのなら気づくだろう。あの子が俺たちの友人であり、手を出したら俺たちに睨まれると。
まずは、あの子の心のケアを。それがある程度出来たら彼女に危害を加えるものから遠ざけて少しづついい縁の方へみちびこう。俺はそういうの得意じゃないけど、ヴェスタ達の中には得意な奴もいる。そいつらにも手伝ってもらおう!




