第2話 消極少女と自称神
「ちょっと!なに?!どこへ行くの?!」
「ん?楽しいとこ」
そこから先は、彼女がなんとか止めようと言葉を紡いでも無意味だった、気がついた時にはこの国で見たことがない社の中にいて複数の人達にかこまれていた。
「え?このこだぁれ??」
「おいおい、またなんか拾ってきたのかよ」
「あらあら、今度は人を拾ってきたのね?全く……」
「可愛い子じゃん!どこで拾ったんだよ!ねぇ君、僕の眷属にならない?」
「これ、アポロ。人の子を口説くでない。妾達まで変な目で見られるであろう。」
色々な容姿の男女が好き好きに喋っているため彼女聞き取れたのは、これくらいだった。
「こいつの話聞こうぜ〜、なんか死のうとしてたから拾ってみたんだよ」
ここまで強引に連れてきた男は、そう言いながら彼女を彼らの中心へと導きそこへ座らせた。
「あら、それは気気づてならないわね。このヴィーに話してみなさい。そうね、まずあなたの名前は??」
「……クロエ……」
「そう、いい名前ね。それでなんで死のうとなんてしてたのよ。まだ見たところ16ってところでしょうに」
「…………」
「本人が答えたくないなら見ればいいんじゃないかな??」
「それもありだな。見るか」
彼らはそう言いながら、なにやら鏡のようなものをみなで覗き込み始めた。
しばらくしてから、彼女を連れてきた男が口を開いた。
「俺、ソルって言うんだ。これからお前に本当の友達ってのを教えてやるから覚悟しくけ!」
「本当の友達……好きにすればいいわ。どうせ飽きるでしょうけど」
「神をなめんなよ!絶対飽きてなんてやらないからな!」
笑顔でそう言ったソルを見ながら、クロエはその笑顔から目を逸らしながら、何故こうなってしまったかに思いを馳せていた。
本当ならば今頃自分は……
とりあえずこの神をなる集団が飽きるまでは付き合ってあげようと、すぐに終わるだろうと思うことにしてそのまましばらく談笑し帰宅した。




