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#編集中…

毎日が眠いです。

「…ん?ここは…」

目の前には、何故か草原が広がっていた。風が気持ちいい…って、

「いや、どこだよ!!!」

俺はベッドで寝ていたはずなんだけど。てか今頃うちの近くにこんなだだっ広い草原なんてないだろ。…という事は…。

「ここって異世界かなんかか…?何一つ事前情報とかなかったけど」

いつからか憧れていた、別次元での生活。まさかこんな形で…でもなんかなぁ…。

「何だろう、俺の想像してた異世界転生とは何か根本的に違うものがある…!」

数分考えて、やっとこのモヤを晴らすことができた。そう、異世界転生恒例の初期設定。それがないまま、リアルの俺としてこの異世界に、三次元の住人g…。

「あれ?」すぐ側にあった鏡を覗き込んでみると、顔の整った誰かがそこに立っていた。…これ俺?

「自分で言うのもなんだが、随分とイケメンになったな…この世界の俺」


情報も何一つない、攻略本のない難関RPGをプレイしているような感覚で頭がおかしくなりそうだ。どうすりゃいいんだ俺…。

「うああああっ!なんかステータス見れたりしないのかよ!?」

…ピロン。そんな効果音も共に、目の前にステータスバーが現れた。願えば出てくるシステムなのだろうか?

「何なに…ゑ゛っ!!!攻撃力1!?」

この異世界を生き抜いていくために攻撃力は必要不可欠。それが1となると…スライムにダメージが通るのかどうかすら怪しい。まずこの世界にスライムはいるのか?

「はぁぁぁぁっ!?防御力2!?」

この異世界を生き抜いていくために防御力は必要不可欠。それが2となると…ゴブリンの攻撃ですらワンパンされそうだ。まずゴブリンいるのかな?

「…素早さ10て」

この異世界を以下略。何これ異世界転生にもハズレとかあんの?…どこまでも惨めだな、俺って。

「ん?」

ステータスばかりに注目しすぎて、肝心のスキルの確認を忘れてしまっていた。まだ巻き返しがきくかもしれない…。藁にすがる思いでテキストを読み始めた…。

「スキル【編集】…?上級者向けスキルで、動画の編集をするのと同じ感覚で現実の一定の範囲を司ることが可能になる…」

これは…かなりのアタリ枠ではないだろうか。普段編集なんてしない人からしたらただのカススキルなのだろうが、俺は仮にも動画投稿者。これくらいならどうにでもなる…と思う。

「えっと、レベルが上がるごとにできる編集が増えていくみたいだな、今のレベル…まあそりゃ1だろうなぁ」

とりあえず歩き出してみた。こういう時の勘は意外と冴えるものだ。多分こっちに町があr…。


「ケケケッ」「グゲェッ!!!」「ギャアアッ!!!」

…どうやらゴブリンの住処に迷い込んでしまったようだ。先程のフラグを早速回収してしまったな…。

折角だから、スキルを使ってみるか。まだこれしか使えないから何とも言えないが…。


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