表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キルケゴールの呪いは一生かけても解けません  作者: ノンノア
序章 この世界で全てを終えて
1/19

プロローグ

初投稿です。

至らない点があると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

この話が気に入って貰えたら嬉しいです。

 呪い。それは、人または霊が、物理的手段によらず精神的あるいは霊的な手段で、悪意をもって他の人や社会全般に対し災厄や不幸をもたらせしめようとする行為をいう。

 これが、極一般的な見解だ。

皆が言う。憎しみ、憎悪、憤怒、嫉妬、恥辱、後悔のような負の感情の事だと言うものはこの時代多いであろう。だが、それだけではない




簡潔に言おう……呪いとは、人間が感じる全ての感情なのだ。




***************************



 体が冷たい……苦しい……水の中だ……


 私と彼、血辻紅(ちつじあか)が最初に出会ったのは冬が過ぎ去った後の冷たい川の中だった。

手を伸ばしても届きそうもない水面、沈む体、誰にも声が届かない川の中で、

突然、一人の少年が川の中に飛び込み、私が伸ばしていた手をつかみ水面の上まで引き上げてくれた。


「おい、ゆい、ゆい、起きろゆい・・・・・」


少年は、私を引き上げてそう呼んだ、まるで何かに焦ってる様に、死人を呼び起こすような勢いでその名前を呼び、体を揺さぶった。


  私の名前じゃないんだけどな……


 それから、その少年がわたしを抱え、岸に上がりると、登校中の高校生、犬の散歩をしているおばさん、ジョギングに勤しむ大人などの野次馬が群がて来る

 少年が、私を横にして置くとすぐさまこの場を離れていった。私の意識が薄れていく中ずぶぬれで

「またか」と呟きその背中はものすごく寂しい姿だった。


  なぜ、彼は私を助けようとしたのか?


  『ゆい』とは誰なのか?


  『また』とはどう意味なのか?


 あの後、私は意識を失い、病院に運ばれる中そのことが、脳裏に(よぎ)た。

 もし、もう一度会えたなら、面と向かって話せるのならば、聞いてみたいなと思った。



そして翌朝、目の前には命の恩人であるあの血辻紅(ちつじあか)が目の前に居た。


「あなたたち、付き合いなさい。」




「「は?」」






                       





プロローグだからね、ちょっと短いかも…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ