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次回から主人公視点多めにしたいと思ってます!
「申し訳ありませんガリオン陛下…騎士団の総力を上げて事件の詳細を追っていますが、未だに有力な情報は掴めておりません…王国に仕える騎士として必ずや犯人を突き止めこの怪奇事件を解決してみせます。」
「頼りにしておるぞガードルド騎士団長、王都で噂になっているローブに身を包む者達。そのもの達が本当に実在するかどうか定かではないが、仮に実在したとしても今はまだ敵か味方かも分からない。君たちだけが頼りなのだ」
ガードルドは悲痛な面持ちで頷きその場を去る
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「何度言ったらわかるのだカレン!」
「お父様、私はもう子供ではありません!私もこの王都にいる人々を守る資格はあるはずです!私も行かせてください!」
ガードルド子爵家にて
王国騎士団長であるレグン・ガードルドの部屋その部屋の主であるレグンとその娘であるカレン・ガードルドが怒鳴り合う。
「騎士団が血眼になって足取りを追っても未だ解決には至っていない…学生が首を突っ込んだところで無駄だとなぜ分からない!」
カレンは己の力を軽視する父に苛立ち煽るように微笑みながら言う
「それは父上たち騎士団の力不足では?」
「確かにその通りかもしれないな…だか、危険とわかっているのに娘を巻き込むわけにはいかないのだ。わかってくれカレン。」
カレンは何も言わず不貞腐れたような表情で部屋を後にした