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みにゃんの冒険5

作者: 碧猫
掲載日:2026/02/19


 いつものように星空を眺めていた時の事です。突然るーじぇにゃんが来ました。


「にゃん達にお願いがあるみゃぁ」


「なんだにゃん」


「その前に、みにゃんとにぃみゃんは本当のきょうだいを知っているみゃぁ? 」


 みにゃんとにぃみゃんはずっと互いをきょうだいと思って暮らしていました。ですが、みにゃんとにぃみゃんはきょうだいではありません。


「知らないにゃ」


「にゃんも知らないにゃ」


「……そうでしょうみゃぁ。にぃみゃん様の双子の姉はみゃぁですみゃぁ」


 みにゃんとにぃみゃんが衝撃の事実を知ってしまったかのように立ち上がりました。跳びました。


「にゃ? にゃぁは? 」


 先に冷静になったのはみにゃんです。みにゃんも本当のきょうだいがどこかへいるはずです。


「……るーじぇにゃん、もしかしてみにゃんは」


「そうですみゃぁ」


「……みにゃんのきょうだいは……武者修行の旅(笑)に行ってくると言ってから帰ってきてないみゃ」


 ふぃーめにゃんはみにゃんのきょうだいを知っているようです。


「探しいくにゃ」


 本当のきょうだいの武者修行の旅(笑)が気になるみにゃんは、会いにいく事を決意します。


「付き合うにゃ」


「みゃぁは情報収集をしますみゃぁ」


「みゃんも付き合うみゃ」



 にゃんにゃん王国にある小さなかわいい本屋さん(裏情報なんてあつかってないよ)にきたみにゃん達。


「小さなかわいい本屋さんだにゃ」


「武者修行(笑)ってなんだにゃ」


「……エメラルドの毛並みのこねこぉを見た事があるみゃ? 」


「あるにゃ。小さなかわいい本屋さんは情報も渡すにゃ。前に一度見た事あるにゃ。みみながぞくの国へ行ったにゃ」


 みみながぞくの国は存在が証明されていない伝説上の国です。多くのみみながぞくがそこで幸せに暮らし、他の国との交流は一切ないという噂です。


「いくにゃ。みみながぞくの国……いくにゃ。にゃんは会いに行くんだにゃ」


 最近は冒険には消極的だったみにゃんが珍しく積極的に自ら存在するかもあやふやな国へ行くと決意しています。


「みにゃん、場所先に調べないといけないにゃ」


「にゃ⁉︎ 」


「……場所なら知ってるみゃ。ほんとにあるかはしらにゃいけど」


「ならふぃーめにゃんの案内で行くにゃ。みにゃんもそれで良いにゃ? 」


「にゃ」


 ふぃーめにゃんが場所を知っているとの事なので、みにゃんとにぃみゃんはふぃーめにゃんの案内の元、幻のみみながぞくの国へ向かう事になりました。



「まだあるならここを抜けた先にあるはずみゃ」


 泥々にゃんにゃん洞窟と書かれた看板があります。中はねこぉ達が良く遊んでいる浅い泥水で浸っています。


「いくにゃ」


 みにゃんは泥々にゃんにゃん洞窟へ入りました。


「どろどろにゃん」


 みにゃんは泥で遊んでいます。「にゃんにゃん」と楽しそうに遊んでいます。


「……にゃんも遊ぶにゃー」


 にぃみゃんもみにゃんと一緒に泥で遊び始めました。


「……みゃ、早く行くみゃ。夜になっちゃうみゃ。みにゃん、きょうだいに会いに行くんじゃないみゃ? 」


「にゃ⁉︎ 会いに行くにゃ! 」


 みにゃんは泥遊びをやめて洞窟の奥へ向かいました。にぃみゃんがそのあとをついてきています。


「どろどろどろどろしゃー」


 洞窟を出ようとすると泥々にゃんにゃんが立ち塞がりました。


「どろどろどろどろしゃー」


「にゃ⁉︎ どろどろにゃー」


「うごきにくいにゃー。まえもみえないにゃー」


 泥々にゃんにゃんの泥でみにゃん達は泥まみれになってしまいました。前が見えないみにゃんとにぃみゃんがぐるぐると回っています。


「……おほしさま……みゃ。今こそお力を使うみゃ」


 ふぃーめにゃんの飾りの蝶が光ります。みにゃん達の泥がきれいな水になりました。


「恵の水にゃぁ」


「何かあった時のために乾燥服にしといて良かったにゃ」


 みにゃん達は乾燥服のおかげで水で濡れた毛がすぐに乾きました。


「にゃ⁉︎ 泥が消えたにゃ⁉︎ これで洞窟もでれるにゃ! 覚えておくにゃー! 」


「あのピンク……虹色にゃんにゃんだにゃ。なんだかまた会いそうにゃ。どじっこにゃんにゃんって呼ぶにゃ」


 泥々にゃんにゃんは前の冒険で出会った虹色にされた虹色にゃんにゃんだったようです。元虹色にゃんにゃん、今回泥々にゃんにゃんは洞窟の外へ走って行きました。



 泥々洞窟を抜けたみにゃん達はみみながぞくの国があるはずの場所へつきました。ですがそこにはかつて国があった痕跡しかありません。


「にゃ? 今回の冒険はこれでおしまいにゃ? 」


「そうみたいだみゃ」


「消化不良にゃ。どっか寄り道して帰るにゃ」


 何もない事を残念がりながらも、みにゃん達が帰ろうとしていると一匹のみみながぞくに出会いました。


「まちなうさ。にゃん達はなんの用があってここを訪れたうさ? 」


「にゃ。きょうだい探しの冒険第一弾として訪れたにゃ」


「みにゃんのきょうだいがいるかもしれないから訪れたにゃ」


「……エメラルドの毛色のにゃんがみみながぞくの国へ行くと聞いたので訪れたみゃ」


 みにゃん達はそれぞれの言葉でここへきた目的を教えました。


「エメラルドの毛色のにゃん……確かにここを訪れたうさ。だからと言って簡単に国へ行かせる事はできないうさ。ここのどこかにある星の王冠を見つけるうさ」


「にゃ。きょうだいに会うためにゃ。王冠を見つけるにゃ」



 みにゃん達は星の王冠を探しました。ですがどこにもありません。


「にゃ……にゃ……にゃー……にゃんセンサーには反応しませんでしたにゃ」


「……もっと隅々まで探すにゃ」


「みゃんは気になる場所あるから行ってくるみゃ」


「にゃんも行くにゃ」


 みにゃん達はふぃーめにゃんの気になる場所へ向かいました。


 そこは古い本が並んでいる小さな本棚。ふぃーめにゃんはある本を読んでいます。

 みにゃんは気になって見てみますが、なんて書いてあるのか読めません。


「にゃん」


 みにゃんはにぃみゃんと一緒に本をふぃーめにゃんが本を読み終わるまで遊んでいる事にしました。


「やっぱりみゃ。みにゃん、にぃみゃん、場所がわかったみゃ」


「さすがなのにゃ。すごいにゃ。ふぃーめにゃんにゃ」


「……どこにあるにゃ? 」


 ふぃーめにゃんをベタ褒めしているみにゃんの隣でにぃみゃんが場所を確認しています。


「にゃんにゃん。場所はわかったにゃ。みにゃんいくにゃ」


「にゃ⁉︎ いくにゃ。ふぃーめにゃんいくにゃ」


「いくにゃ」


 みにゃん達は星の王冠があるらしい場所へ向かいました。



 そこは元みみながぞくの国のお城があった場所。みにゃん達は星の王冠を探します。


「王冠を手にするにゃんを試す泥どーろ」


「今回泥回にゃ。泥ばっかにゃ」


「そのにゃんがあのにゃんの妹かどーろ。どーろぬーまにしてやるどーろ」


「にゃ⁉︎ にゃんにゃん」


 みにゃんが泥水の氷に閉じ込められてしまいます。


「にゃんにゃん」


 にぃみゃんが氷を吸収しようとしていますができません。


「泥がある限り氷はそのままどーろ」


「……みゃぁ」


 ふぃーめにゃんの飾りの蝶が光り泥が水に変わりました。ですが水はまだあり、乾燥服にも限界があるようでみにゃんが溺れかけています。


「みゃ……」


 ふぃーめにゃんの飾りの蝶から金色のきらきらが溢れ出します。



 遠い昔、ふぃーめにゃんと名付けられた金色の毛色のこねこぉとエメラルドの毛色のこねこぉは、お星様のいる場所で銀色の毛色のこねこぉと出会いました。


 そして、金色の毛色のこねこぉと銀色の毛色のこねこぉの前に現れたお星様が外の世界を冒険しないかと提案しました。



「みゃ……みゃぁ」


 ふぃーめにゃんはにゃんにゃん魔法##########を使いました。


 氷が消えて、水が広がりました。


「にゃ、にゃぁ」


 解放されたみにゃんはふぃーめにゃんにすりすりしています。


「ありえないどーろ。まさかにゃんもあの……王冠は持ってけどーろ」


 みにゃん達は星の王冠を持ってみみながぞくの元へ向かいました。



「うさ。確かに星の王冠うさ。これはにゃんにあげるうさ」


「……ありがとみゃ」


 みみながぞくがふぃーめにゃんの頭に星の王冠を被せました。


「二日後、またここへくるうさ」


 みみながぞくはそれだけ言い残して消えてしまいました。


「にゃ⁉︎ にゃ⁉︎ 」


「……とりあえず帰るにゃ」


 みにゃん達はにゃんにゃん王国へ帰りました。



「昔、みみながぞくの国があった場所が突然滅んだと聞いた事があるにゃ。その国がどうなったかは誰も知らないにゃ。とりあえずご苦労だにゃ。二日後も気をつけて行くにゃ」


「わかったにゃ」


「それとふぃーめにゃんとずっと一緒に暮らせるようにしておいたにゃ。またくるにゃ」


 お城でにゃん王に今回の事を報告したあと、みにゃん達はお家へ帰りました。



 みにゃん達はいつものように星空を眺めています。


「……にゃんも、このきれいな景色を見ているかにゃ? 」


「きっと見ているにゃ」


「……そうだみゃ。きっと、きっと見ているみゃ」

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