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第16話 埋もれた



 ドアが開いた、と思ったら一人でに動き出した。


 それはなぜ?


 答えは簡単。


 部屋の中にある物が扉によりかかっていたためだ。


 直後勢いよくドアが開く。


 そして、部屋から流れ出る何か。


 頭の上から、色々なものが降ってきた。


「えっ? きゃああああ」


 どさどさどさどさっ。


 と、すごい勢いで部屋の中にあった……クッションやら本やら筆記具やらなにやらが、私の上になだれこんできた。


 埋もれてしまう。


 いや、一時的に埋まった。


 私はそれらをかきわけて、顔をだし保険医に抗議する。


「ちょっと、なんですかこれ!?」


 すると、保険医は「悪戯成功」みたいな顔して。子供みたいに笑っているのだった。


「あははは、本当にひっかかった。エルンさんは、子供みたいでかわいいね」


 子供はそっちの方!


 私はわちゃわちゃした品物をひっしでかきわけて、その山から脱出する。


 肩で息をしながら、保険医を睨みつけるのだが、相手に効いているようには見えなかった。



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