前へ目次 次へ 4/16 英雄は荒野で指示を待っているようです。 「付いてこい!!突撃だ!!」 その男は英雄と呼ばれていた。 数々の過酷な戦場から生きて帰り、数々の武勲を立ててきた。 彼の背には多くの者が集い、兵士達を導く心の光となっていた。 数えきれないほどの命が散り、幾多の涙を乗り越えた果て、彼の国はついに勝利をおさめ終戦した。 だが故郷に帰ってきた彼に待っていたのは… 『私より強い光など要らぬ』 国王からの突然の言葉。 英雄と呼ばれていたはずの彼は動植物のほとんど育たない荒野へと追いやられた。