パガニーニ ~愛と狂気のヴァイオリニスト~
音楽史上、最も不道徳な男が奏でる、最も美しい旋律
DVD(音楽映画)
以前『みてみん』で画像投稿したもの。今回はもう少し詳しく、ご紹介。
油っ気のないパサパサの長い髪、無精ひげ、人を人と思わぬ傍若無人。
うさん臭さ全開男、パガニーニ。
*ニコロ・パガニーニ
19世紀イタリアの音楽家、『最も不道徳な音楽家』と呼ばれる。
女にだらしがない、自己中、バクチ狂、金銭にルーズ、嫉妬に狂い女を刺殺、
絵に描いたような悪党。
*超絶技巧の天才バイオリニスト、音楽家。
簡単な解説
くすぶっていた天才バイオリニスト、パガニーニが興行師ウルバーニと出会い、超有名人となる。
そんなパガニーニをイギリスに呼ぼうとする男がいた。
その男、ジョン・ワトソン。楽団経営者、指揮者、興行師、内縁の妻、娘。
ワトソンはパガニーニ、ウルバーニに振り回される。
その間に、パガニーニ、シャーロットの焦燥の恋、演奏会の大成功、パガニーニ、スキャンダル、失意の別れと続く。
見どころ、聴きどころ
⋆演奏会の演出がいい。
⋆シャーロットがすごい魅力的、「アリア」が魅せられる。
シャーロットの美しさ+美しい「アリア」の相乗作用、シビレます。
⋆パガニーニ、うさん臭い。ジョン・レノン(ビートルズ)のような感じ。
感想
のっけからバイオリン奏曲、中盤でバイオリン、ヤマ場でバイオリン、「アリア」終わりからエンドロール、バイオリン。
狂おしい情熱
陶酔と大歓声
髪振り乱す異形の怪人
共に地獄の道連れに
「あなたを想っているわ、アモーレ」
音楽映画だから当然だが、音楽がいい。
何回でも視聴したい、飽きない。こんな映画は他にない(聴が主で視が従)。エンドロールの「アリア」、演奏が魅せられる。
ぜひ、皆さまにお勧めします。
トリカブト
全草(花、葉、茎、根)が毒、青い美しい花、根から漢方薬、附子ができる。
パガニーニに似てる点があるかも。