Another Dream ~空虚の夢~
凄く恥ずかしいです、、。
こんな小説を書いて大丈夫なのか不安でした。
それではお楽しみくださいo(^o^)o
それはある日の事、、。
「っ、、、まただ。」
俺、龍慈玲徒は何時ものように、布団から重たい体を起こす。そして近くのカーテンを開き、日光を浴びる。これをすると、いい気分で朝を迎えることが出来る。しかし、今日はいい気分で朝を迎えることが出来なかった、、。
「、、何かの病気かな?俺、、。」
俺は、、ずっと同じ夢を見ていた。誰だってそう思うだろう、、。一週間前からずっと同じ夢を見続けていたんだから、、。
「うぅ、、夢の内容が気持ち悪い、、。」
そこまで淫らな物ではなかったが、流石に気分が悪い。取り敢えずお手洗いに行こう。嘔吐物が出てしまう。そう言って颯爽にお手洗いに行くのであった。
「ぅごぉっ、、ぶぅえっ、ごぼっ、おえっ、ヴぅえ、、がはっ!!ごほっ!!」
物凄く嘔吐して、そのまま流した。胃液の味が凄く残っている。そうこうしている間に、学校に行かないといけない時間帯になってしまった。
「そろそろ、、かな、、ヴぇっ、、。」
最後の嗚咽をして、俺は、学校に行く支度を始めるのだった。
桜坂高校
「、、、、、。」
暇だなぁ、、。今は休み時間で、、周りが騒がしい時間帯。
そんな中、俺は一人で窓の外を眺めていた。基本的に休み時間は一人で
読書か、窓の外を眺めるの二択しかない。その方が平和で何もないからだ。
しかし、平和だが、若干暇になることもある。何か起きないかな?とか思ったりもする。大変迷惑な感情だと思っている。
(夢へと誘ってあげましょう)
「ッ!?、、、、、、。」
誰だ?誰が俺に囁いた!?何だ?幻聴か?ヤバい、、意識が、、薄れて、
鈍ってい、、く。
「、、、、、うぅ、、。」
そう言って俺は意識を手放した。
夢の中
真っ暗闇の空間が続く。俺は、、何かに座っている感覚を感じている
この固さは、、石か何かか?わからん。
「何処だよ、、此処、、また夢の中だろ、、ワケわからんし。」
等と悪態を吐いていると、
「夢の中へようこそ。」
「誰だ!?」
夢の中なのに、俺は声のした方に目をやった。そこには、
赤いリボンが蝶々結びになっているナイトキャップを被って、
服が紫色のドレスを来ていて、白い手袋をはめて、金髪で、髪の先端に赤いリボンを着けたお姉さんがいた。
「初めまして、私は八雲紫、この夢の世界の管理人よ。」
「、、くっ!、」
「何であなたは怒っているのかしら?」
「あんたが、、あんたが俺に毎夜毎夜同じ夢を見させやがって!!俺はもうあんな夢を二度と見たくないと願っているんだ!なのに何であんたは同じ夢を見させるんだぁっ!!」
俺は毎回抱え込んでいる不満を夢の管理人である八雲紫にぶつけた、
しかし、、紫が返した言葉は意外な物だった、、。
「私は全ての人間の感情や気持ち等を見通すことが出来るの。
勿論、あなたが抱えている不満や、悩みごとなど。」
「え?」
「私はあなたを救いたい一心でこの夢を見させているんだけどね。まぁ、貴方にとっては見飽きてるでしょうけど、、。」
「あんたに、」
「?」
「あんたに、あんたに俺の何が判るんだぁっ!!!俺の心境なんかわかってもないくせに!!偉そうなこと言ってんじゃねぇぞ!!!ふざけやがって!
何が感情や気持ちを見通せるだ、何が救いたいだ、、俺の事を全く知らないやつが、話しかけてくるんじゃねぇ!!!放っていてくれよ!俺は、、
俺は、、もうこの人生を手放そうとしているんだ!!なのに、何であんたは
そうやって、救えもしない人間に手を差し伸べようとしているんだ!どうせ口だけなんだ!!だったら最初から、構わずにいれば良いじゃないか!!
もう、、嫌なんだ、、この人生が、、手放したいんだ、、命を、、。」
俺は伝えること全てを伝えて、、疲れ、その場に座り込んだ、、大粒の涙を流しながら、、。紫は、悲しい表情で、此方を見ている。俺が絶対に救えないとか言ったからであろう。でも、そう言わないと、今後、またあの夢を見せてきて、俺を吐き気に襲わせる気なんだ。そう思っていた。その時、、。
「!?、、。」
ギュウ、と、誰かに抱き締めらる感覚が俺を襲った。さっきの紫が、俺を抱き締めていた。
「ごめんなさい、、あなたの事、、軽い存在だと思っていた、、でも違った、、あなたは、生まれた頃から両親が居なくて誰も引き取ってくれずに一人、施設で育ってきた。しかも虐待のある施設で、、。そんなあなたは、
日々の虐待に耐えて、、それでも、前を向いてきた。しかし、、あなたは、、玲徒は、、その苦しみに耐えきれなかった、、その施設の人を全員皆殺した。」
「そうだよ、、その通りだ、、。」
俺は全てを認めた。
「もう、、どうにでもなってしまえ。」
「いえ、、私は、あなたを救いたいの、だから、此ぐらいしか出来ないけど
だから、苦しくなったら、何時でも夢の中に来て、此のくらいはしてあげるから。」
「いや、俺は多分この夢の中にはこないよ、、絶対、、何故なら、俺は、、
関係を断ち切っちゃうから、、嫌でも、、何故か、、だから、、。」
続きを言おうとしたとき紫に強く抱き締められ、止められる。
「もう、、これ以上言わなくて良いわ、、玲徒。あなたは只、私に抱き締められるだけで良いの。」
「うん、、わかった、、。」
俺は紫に言われて、黙ったまま、暫くの間。抱き締められていた。
「龍慈玲徒、、。」
「ん?何?」
「、、、、ありがとう、。」
「え?」
「私は、あなたの為に何か出来て嬉しかった。」
「それは俺が感謝したいよ。紫、、俺を救ってくれて有り難う。」
「ええ、、あなたの為になれて、私は嬉しかった。だから、また、会えたらこうして、話をしましょうね。玲徒、、。」
「ああ、約束だ。紫、、また会おう。」
俺と紫が向き合って、抱き締め合っていると俺が、透明になりつつある
姿を見て紫が、
「またね、、龍慈玲徒、、。」
「ああ、またいつか夢の中で会おう。八雲紫。」
その言葉を放った刹那。俺の姿がスーッと、消えて夢の中から、なくなった。夢の中の空間には紫が、一人床で泣いていた。玲徒と会えて本当に良かったと思っていた。 そう思っていた紫であった。
桜坂高校
「、、、ッ、、此処は、。」
気付いたら、俺は夕焼けの日に照らされながら、教室の机の上で寝ていたようだ。俺は回りを見て、誰も居ないか確認した。その理由は。あの人にお礼を言うためである。俺は誰もいない教室にこう叫んだ。
「ありがとな!俺に生きていく道を作ってくれて!俺は一生お前を忘れたりはしないぞ!!八雲紫!!」
その声は教室じゅうに響き渡った。
「伝わると良いな、、紫に、、。」
俺は涙を流しながらそう願うのであった。
俺は紫に全てを教えてもらった。生きる術を、生きる意味を、
そんな中で、紫が一番知ってほしいことは、誰だって甘えることが必要だから貴方も私に甘えても良い。と言うこと。だから俺は、今後もし夢の中で八雲紫に出会ったら、夢が覚めるまで甘え続けると心で誓ったのだった。
八雲紫に作って貰った道は絶対に通りきるって、決めたんだ。
有り難う、紫。
こんな作品で申し訳ありませんm(_ _)m
東方WORST MEMORAI~優雅の彼方~の方は現在書いているので、、
あと少しお待ちくださいませm(_ _)m
それではこんな自分ですが、、此れからも宜しくお願い致します!。
それでは次の小説で!また会いましょう!