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これって? 誰のためにしている事だと思ってんのよ~!

作者: 七瀬



私と仲がいい友達は、いつも人任せ!

自分の事なのに、、、まるで他人事のように話すし、、、!

自分で出来ない事は、全部私に押し付けてくる!!!




じゃ何故、私がこの子と仲良くなったのか、、、?

私は子どもの頃から、大人しい女の子で、、、。


何かあると、、、?

いじめられるような子だった、、、。


そんな私と唯一の友達になってくれたのが、この子だった!


名前は、『谷川 亜里沙』 22歳、同じ女子大。

私の名前は 『大野 りこ』



亜里沙は、性格が豪快で、、、。

あんまり小さい事を考えないし、難しい事やめんどくさい事はやりたがらない!


だから、私が亜里沙のやりたくない事をやっている、、、!


私は、亜里沙に何も言えないだけなのかもしれない、、、。

私は亜里沙に借りがあるから、、、。


まあ、亜里沙もこんな性格だから、私以外の女の子には嫌われている!

ほとんど丸投げで、嫌な事はしない亜里沙!


こんな私にも、他の女の子からしたら、優しい言葉をかけてくれる。


『りこちゃん? なんで亜里沙と仲がイイの、、、?』

『だって! あの子好き勝手にやり過ぎなのに、、、。』

『りこちゃんが、優し過ぎるんだよ~!』

『あぁ~いうタイプには、強く言わないと!!!』


『ありがとう、でも私にとっては大切な友達だから!』


『へーえ! そうなんだ~!』

『まあ~がんばって!』

『アンタは、イイ子だよ~』



みんなも、はじめは私が可哀想だと言ってくれていたのだけど、、、?

私が、亜里沙の事を【大切な友達】と言うと、、、手の平を返されるように

【じゃ~がんばってね!】って返事が返ってくる。


それ以上、、、私に興味がないんだろうな!


他の女友達は、どんどん私と簡単に友達になって去っていく、、、。

でも、亜里沙だけは違った、、、!


ずっとずっと私の傍に居てくれてる!




亜里沙から、つい最近こんな事を言われた。


『ねえねえ? りこ、わたしさ~ 好きな人ができたんだけど、、、?

その人さ~ ちょっと瘦せた女の子がいいんだって~! だから、わたしね!

ダイエットしようと思うんだけど、、、? 一緒にりこもやらない、、、!?』

『えぇ!? 亜里沙も好きな人とか出来るんだ~! 私で良ければ付き合うよ~!』

『ありがとう! やっぱりりこはわたしの大切な友達だよ~』



...そんな風に1週間前は言っていたのに、、、。

最初の3日ぐらいで、ダイエットは終わっていた、、、。


その亜里沙が好きになった男性も、他に好きな女の子が出来たとか言って

もう諦めかけていたみたいで、、、!


結構! 亜里沙は、ぽっちゃりさんで体重も80㎏はあるみたい!

何より食べる事が大好きな女の子だから、、、!

今まで、ダイエットなんかしたこともないのに、、、。

好きな人出来て、ダイエットしようと言った時は嬉しかった、、、。


『でも3日坊主。』


私は、一緒に亜里沙がダイエットしようと言った時からずっと続いている!


もう、誰のためにしている事なのか分からない、、、!





それでも、なんだかんだと私と亜里沙は仲がイイ!

これからも、ずっとこのまま仲がいい友達でいれたらいいな~!

私はふとそんな風に考えていたんだ、、、!





最後までお読みいただきありがとうございます。

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