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ユウサク

偽りの陽だまり

作者: ただ時を待つ

ユウサク「いやいやあんさん何やっとんねんって!フレシーやん」

フレシー「おー・・・ゆーくん・・・みてわからんのか~」

ユウサク「うつ伏せて倒れとるのぅ、不審過ぎるわ」

フレシー(グッ!)

ユウサク「いや親指立てられても知らんがな」

フレシー「おお、ゆうしゃよしんでしまうとはなさけない」

ユウサク「いや、勇者じゃないし、死んでないし、いつもながら意味不明やな」

フレシー「うぅ・・・アナタはいつもそればかり・・・いつになったら結婚してくれるの!?」

ユウサク「・・・・・・」

フレシー「所詮私とは身体だけの関係だったのね!!」

ユウサク「何、人聞きの悪い事口走ってんねん!!名誉毀損やで!!」

フレシー「アナタと私・・・釣り合っていないのは解ってる・・・それでもこれはあんまりよ!!!」

ユウサク「もう・・・いくらでも謝りますんでもう許してくらはい」

フレシー「もう結ばれないというのならアナタを殺して私も死ぬ!!」

ユウサク「うわぁ!!いきなり何するんですかぁ!?」

フレシー「アナタを殺して!!私も死ぬ!!」

ユウサク「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや、濡れ衣過ぎるし!!こんなんで死ねるかいな!!!」


恥も外聞もなくゴロゴロ転がりながら必死に包丁を避けていく。


フレシー「私の愛を受けてくれない!!やっぱりあの女なのね!!」

ユウサク「ウチ、一人寂しい独り身ですし!恋人とかおらんのですよ!!」

フレシー「天誅!!討ち死にじゃー!討ち死にじゃー!」

ユウサク「痛ったぁ~!ほんまに斬りつけてきよったー!もうあれやで!!あれやからなぁ!!」

フレシー「アナター今日は豚の丸焼きよー!」

ユウサク「あーた!今アタシの事豚って言いましたかぁ!?もう許さんですよ!軍務卿!しかもさっきの台詞と合わせるとあーた不倫じゃないですか!!」

フレシー「ゆーは旦那と私と女と付き合ってる」

ユウサク「アタシどんだけ節操無し!!??しかもあんさんも独身で恋人もおらんやろ!」

フレシー「アタシにはゆーがいるでも不倫してる」

ユウサク「旦那は!?っていうかウチ旦那と付き合ってるん!?嫌やわ!」

フレシー「あたす3度結婚してる、ゆーは2度目の時」

ユウサク「あんさん何があったん、しかも別れた旦那とより戻すとか」

フレシー「大丈夫ゆーは28回結婚してる」

ユウサク「・・・ちなみにいつからいつまで?」

フレシー「28ヶ月前から現在に至る」

ユウサク「一ヶ月ごとに!?どんだけ気が多いんですか!!??」

フレシー「旦那、女、旦那、女、旦那、旦那、旦那、女、女、旦那、女、旦那、旦那、旦那、旦那、旦那、女、女、あたす、女、女、女、旦那、女、女の順」

ユウサク「結局旦那と女の取り合いですやん!!!!しかも旦那5連続なにがあったん!?」

フレシー「壮絶な騙し合いの結果旦那5連勝」

ユウサク「って言うかどんだけドロドロなん!!??アタシもっと平和な恋愛と結婚したいんですけど!?」

フレシー「昼劇場も真っ青のドロドロっぷり、薬物が飛び交う熾烈な攻防」

ユウサク「確実に殺す気ですやん!それとも殺されるんですか!?」

フレシー「大丈夫わたすがいるから」

ユウサク「これ完全な乗っ取りや思いますけど!?本編進行せぇへんやん!?」

フレシー「大丈夫あたすとのハッピーエンドで幕が終わる」

ユウサク「ほな、強制的に終わらせます、さいなら」

フレシー「死神よー!私は帰ってきた!」

ユウサク「ちょおぉぉぉぉぉぉぉ!!あっぶなぁあ!!」

フレシー「私と旦那と女ぁ!!誰と付き合うのぉぉぉぉぉぉ!!!」

包丁をユウサクがいた場所に刺し、転がり避けるユウサクを追いかけ刺す。

ユウサク「もう勘弁してーーー!!!」

□■□■□■

ユウサク「もうグチャグチャです、本編丸潰れですアチシのカッコええシーン死んでます」

フレシー「それはない」

ユウサク「こんな時だけ真面目にならんといて下さい」

フレシー「だって子供にボコられてたし・・・」

ユウサク「い、いや!子供に手ぇあげられんでしょ!?」

フレシー「それでもあれはない」

ユウサク「傷付きますわ~」

フレシー「いるよ、私、不満?」

ユウサク「へ?」

フレシー「ユウサク、雑魚、私、守れる」

ユウサク「言いたいことイロイロありますけど、嬉しいですわ」

フレシー「感激に咽び泣いて感謝感激してもいいよ?」

ユウサク「・・・・・・え?聞いてませんですた」

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