第3話 転生のプレリュード、憑依の謎
憑依のナゾ解明。
「金丸王」は、王族じゃないと言うのか。
「夢を、見ませんでしたか?ずっと前に」
確かに。
「先の金丸王は即位されてから後継者問題を考えるようになりました。そこで一流の霊媒師に新王となる後継者により良い霊を与えるよう望みました。」その通り、夢を見た。変な世界だった。変な冠をつけた男が、妙な冠をつけた男を鞭打っていた。気分が悪かったので全力で止めたが。...
『まさか。』
「思いだしたのですか。あなたの霊は、」
「一流じゃなかったようですね。と吐き捨てた。
『いいや、そうじゃない。』
『自分は、王国を最強の国にするプランを持っている。』
『まずは軍隊を台湾に進ませる。当時の台湾は少数の異民族と倭寇がいるから、倭寇討伐を名目にすれば容易に攻略できる。』
言うにつれて、オギハヤ后が表情を変えて行く。より良い未来をこの中に見つけたかのように。
もちろん質問もある。
「本当に?中央集権化もできていないのに?」
このような質問に答えて、初めて王にふさわしいという趣旨らしい。
「いいや?交易特権を使えば容易…」
こうして、私は名実ともに王になった。
参考,wikipedia
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