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Maverick  作者: たぴおか。
6/9

至らない日常

教室につき、ドアを開けるとそこにはいつもと変わらない風景と景色


「昨日のアニメ見た?」


「でさー、最近の音楽はねこういうアンチテーゼというか勢いがないのよ!」

(何を知ったような口を利いてるんだこいつは・・・)



様々な雑談を後にしながら席に着く、でもいつもよりクラスが騒がしい・・・



なにか、知らぬ間にクラス内で内輪ネタができているようだ。


一応クラスのはしくれとして少しでも気になる。

「おいおい、今日はなんか行事でもあるのか?」


「えっおめー知らねえの?転校生だよて・ん・こ・う・せ・い!!」


こんな時期に?転校生?ラノベかよ・・・

すると担任がいつものように教室へ入ってきて、生徒に言う

「静かに、席について。コラッそこ、ご飯を食べるのやめなさい!」


「へへっすみません」

まったく、なんで運動部のやつらはこう節操がないんだ

そんなことを思いながら担任が重い口を開いた

「えー、今日は転校生を紹介するぞ。女子だからって、このクラスの男子共は浮足立つなよぉ~?」


「先生、そんなんいいから早く連れてきてよ!」

「そうだそうだ!!」


もはやこの光景が滑稽だよ俺は


「あー分かった分かった!では入ってきなさい」


ガラガラッと開けられたドアから出てきたのは、赤い髪と大きな目をした


「桔梗茜」であった




「では、こっちに来て自己紹介を。」



どーなっているんだ、桔梗が転校生?悪い冗談だ、ドッキリにしてもできすぎている

なんせ、桔梗はつい先日まで俺たちと同じ学校に通っていたんだぞ

みんながどうかしているのか、それとも俺がどうかしているのか?

それに、このクラスの妙な一体感は何だ?まるでこれが現実みたいじゃないか


「桔梗茜です。よろしくお願いします!えーっとなにから話せばいいんだろう、好きな事は食べる事!」



おーい...何呑気に自己紹介してるんだ。頭がどうにかなっちまいそうだ


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