プロローグ
適当に書き進めていきますので、良かったら是非見てください。
*****とかの部分は今回限りかもしれないですが、過去に起った事を主人公目線で語ったので、実際に主人公が解説してるわけではありません。そこらへんの書き方の文法がうまく分からないのですが、ご了承ください。
窓から太陽の日差しが部屋に差し込む。
俺はベットの上で寝ていると、日差しの眩しさに自然と目が覚めた。
「朝か、……今何時だ?」
枕もとの近くにあるケータイを手に取り時刻を確認する。
ケータイに表示されてる時刻は8時30分を示していた。 あれ?今日学校あるよな?
・・・ふむ、どうやら少しばかり寝過ごしたみたいだな。
そして俺は学校に嫌気がさしたような口ぶりで呟いた。
「まぁ、いいか。 どうせ俺は学校に行く意味は今更無いしな。」
*****
そう、俺、神埼司郎は言葉どおり学校に行く意味なんてない。
それには少しばかりちゃんとした理由が2つある。
俺は2年前、15の時に事故で両親を亡くし、慰謝料や財産の相続うんぬんで一生暮らせるだけの金がある。それも億単位でだ。
実際他の人から見たら大金持ちの高校生ってところだろう。
だから、金があるって事は社会にでて働く必要がないから理論的には学校に行く意味は無いも同然なんだ。
正直、中学までの勉強を終えていれば一般人程度には知識もあるから高校の勉強をしてなくとも何の問題もないとは思ってる。
これが一つ目の理由。
だが、まぁ・・。もう一つ
こっちの理由の方が本命だ。
俺は・・・人間だが、人間じゃない。
だからこの平和な日本で暮らすのが普通に辛い。
これが二つ目の理由。。。
何言ってんだコイツって思うかもしれないが事実だ。
その詳しい理由だが、俺が人間じゃないと言ったのは人間に化けたエーリアンだとかそう言うのでは決して無い。
そう。ただ単に、『人間』という枠から完全にはみ出た存在になってしまったという意味だ。主に物理的にな。
早く言えば俺が超人になったってことだ。
それ以外は例えようが無い・・。
まぁ、一応こうなったのにも理由があってな・・・。
両親を失った当初は鬱病になりかけてな。。。
そんな中、俺の死にそうな心が生み出した幻か何かは知らないが、『化け物』を呼び出してしまったんだ。
呼び出したというか・・あの時は勝手に出てきた。
俺は心の中で思ったんだ。【俺は母さんも父さんも誰も助けてやれなかった・・・俺が・・・俺に守ってやれるだけの力があれば・・・。】
その問いに答えるようにソイツは現れた。正体ははっきり認識できなくて、いまだに思い出せないがこの世のモノではなかったのは確かだ。
そしてソイツは確か俺に言ったんだよ。。
【そんなに力が欲しいか、・・・ならくれてやろう。だが、この力でその願いを果たせないならお前はまた、大切な何かを失うだろう。我は与えるのみ、その強大な力は生かすも殺すもお前次第だ】
てな。。そして、そいつの言葉を最後に俺は意識を失ってしまった。
意識を取り戻してからは最初普通に鬱な思想が作り出した夢や幻だと思ってたんだが、その瞬間から俺は化け物に言われたとおり超人になってた。
まぁ、・・ようは人外のモノに魅入られたわけだ。
その魅入られた俺に宿ってしまった力は、持つもの全てが粉々になる位の握力だったり、ありえない跳躍力や瞬発力。主に物理的なこと全てという訳だ。
果てには力の制御が難しくて少しでも力を出せば制御が利かずに力が表にでてしまう。
詳しくは俺にも分からないし、あれからあの化け物にも一度も会った事が無いから本当に謎だらけ。
で、話は最初に戻るけど、そんな危ないばか力があるのに日本なんかで暮らせる訳無いって事。
まぁ、後は適当に省くが、
これが俺の学校へ行かなくていい理由って事だ。ま、行きたくないわけじゃ決してないがな。
*******
「取りあえず、起きるか」
俺はサボるとか言いながらもそのままベットに2度寝する事も無く、ちゃっちゃと着替えて一回のリビングに下りた。
「さ~て、朝は何作って食べようかな~。 栄養バランスを考えて昨日の味噌汁と納豆ご飯でいいか。」
俺は朝はヘルシーなメニューですませるが、
こう見えもても料理は一人暮らししているだけあって、得意だったりする。だから家事は一人で何でもできる。
家事と言えば家が一軒やだから少し広すぎて掃除なんかも大変だけど、やっぱり両親と暮らした家だから、俺に残されたら大切な家だと今でも思ってる。
そういう訳で金がいくらあろうともグーたらせず私生活の面はほぼ問題なしだ。
「さて、味噌汁あたためて・・、あ、新聞もう届いているかな」
味噌汁を暖めている間に新聞を玄関に取りに行き、食事の準備をしてテーブルにすわった。
そして新聞をちょっと読みながら朝ごはんを食べたりと、人並みの生活を満喫してる。
「今は色々大変だな」
俺は新聞の記事を読みながら政治うんぬんにたいして感想を述べていた。
実際俺が与えられる力は未知数だが、今のとこパワー系の事しか役に立てないから超能力があっても、自分では勿体無いと若干思ってはいるところだ。
日本なんかは特に暴動なんかも起きないから俺の役に立つ機会なんて殆どない。
へたしたら俺が新聞に載るはめになりかねない国だからな、ここわ。
「よし、朝ごはん食べたし、取りあえず学校に連絡だけ入れとくか」
新聞を読みながらも朝食を食べ終わり、食器を片付けてから学校に休みの連絡をいれることにした。
自分の部屋に戻って学校へ連絡を入れるためケータイを手に取り、折りたたみ式のケータイを開いた。
そして、そんなケータイの画面には俺の知らないところからのメールが一通。
なんだ?と思い、俺はメールの中身を確認したのだ。
――そしてこのメールが俺の生活を変えるきっかけとなった。