エピローグ おかえり、天ちゃん
「た、ただいまですぅー・・・」(バタリ)
「あっ、アンタ、天チャンじゃないのっ!! どこに行ってたのよ、心配したのよっ!!!」
「て、天の神様の代わりに、鬼退治に・・・・うぅぅうううう」
「まぁ・・・苦労したんだねぇ・・・・。じゃあ今から天の神様に報告に行くんだね・・・アンタ、天チャンを天の宮殿まで連れて行っておやりよ」
「ああ、そだね、天チャン乗りな…宮殿までおくってってやるよ」
「うぅううううう…。ありがとうございます、織姫さまに彦星さま・・・」
「良いって事よ、そら、行くぞ、ハイヨー!」
天チャンは彦星さまの牛の引く荷台に乗せてもらって、宮殿に辿りつきまいた。
「天の神さまぁ・・・・ただいまかえりましたぁ・・・・」
「ん? あ、天チャンじゃん。」(チラ見)
「ひーどーいー!!! 天の神様、ひーどーいぃいいいい!!!! 冷たいー!!!」
「何? 何よ? ていうか久しぶりじゃん、なんだよ全然こないしさ。ひょっとして、ボクのことキライになったんだ!?(涙)」
「なんですかその回答!? 忘れたんですか!? 鬼退治にって、私を人間界に送ったじゃないですか、桃に詰めて!!」
「・・・・そうだっけ? まぁ、良かったじゃん、終わったんでしょ」
「なんですかその物言い!?」
「おかえりー、天チャン、帰ってきてくれてボクほんっとに嬉しいよ!」
「今更そんなセリフ言われても嬉しくないですようわぁああん」
「わかったわかった、きっとボクが悪かったんだよね、そういうことにしといてあげるよ、しかたないなぁ、ごめんねぇー」
「鬼ー!! あんた鬼だよー!! うわーんバカバカバカバカーー!!!」
こうして天チャンは天の神様をボコボコにタコなぐりって、鬼のような天の神様をこらしめたということです。
めでたしめでたし。
≪おしまい≫