表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

プロローグ

天の子ども

「天の神様、神様。人間から『鬼が暴れて大変です何とかして』って依頼がきてますよ」


天の神様

「ええ? そんなの自分でなんとかすりゃ良いじゃん、試練だよ、試練」


天の子ども

「そ、そんな、酷いですよ! 鬼を作るとき気合い入れて強くしたのは神様本人じゃないですか! 人間作るときは手をぬいて弱っちくしたくせに! それに人間には、いつもお歳暮…じゃなかった、供物にミカンとかリンゴとか貰って喜んでるじゃないですか」


天の神様

「やかましいな。なんだよ、じゃあ自分で助けにいってこいよ」


天の子ども

「なんてこと言うんですか、仕事でしょ! 自分の!」


天の神様

「……ううん、いい、遠慮するからさ、天チャン(←子どもの名前)に仕事譲るよ。そだ、天ちゃん、神様になるのにあと何ポイント必要なんだっけ? この仕事したらさ、いつもの3倍のポイントカードに押してあげるから。ねっ、期待してるよ。天ちゃんなら大丈夫だよ」


天の子ども

「…えっ。ほ、ホントに…?」


天の神様

「ほんと、ほんと。ポイント3倍つけるし期待もしてるよ。ボクも自分でやらなきゃいけないんだけどね、ほら、今、ボク、仕事一杯一杯じゃない。天チャンがやってくれたら本当に、感激のあまりボク泣いちゃうぐらいだよ」


天の子ども

「わ、わかりました。わ、私でよければ…、頑張ります!」


天の神様

「ありがとう天チャン!!! そだ、天チャンはまだ直接天からどーのこーのできないから人間界に行かなきゃいけないね。でも大丈夫、船はちゃんと用意しておいてあげるからね。心配しなくて良いよ」


天の子ども

「あ、ありがとうございます!!」



こうして、天の子ども天チャンは、旅立つことになったのでした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ