道標 / 手と手
*ミチシルベ*
灰色にピンクを入れたような冬夜の曇空
あなたを感じるのには凍てつく寒さが丁度良い
口から漏れる白い吐息はあなたへの想い
もしくは涙代わりの私の弱さかな
どこに行けばいい
独りぼっちの私に行き先があるわけもない
月さえも顔を出さぬ夜に
誰が道標を出そうものか
迷い彷徨い遠道をしようとも私の心は前に進もう
強がる私の心は天邪鬼
弱き私の心はいつも泣いている
ただ 今は前に進もう
何れは月も顔を出し雪が溶ける日も訪れようか
*手と手*
一人じゃ寂しいから
手を繋いで
何も言わなくても良いから
手を握って
キミに触れていると
私はそれだけで満足になれるから
一年後も寂しいから
手を繋いで
機嫌が悪くても良いから
手を握って
キミに触れていると
私はそれだけで幸せになれるから
お互い年をとっても
手を繋いで
私が旅立つ時は目を見て
手を握って
キミが触れてくれるのならば
私はそれだけでそれだけで
キミと歩んできて良かったと思うから