日常38 高速フラグ回収。やっぱり受け身なまひろ
「はわわわわ! まひろちゃんが襲われている現場に遭遇するなんて……」
「み、瑞姫! こ、これは違うのじゃ! ただちょっと、ましろんとじゃれておっただけで、決して浮気というわけでは……!」
って、儂は一体どんな言い訳をしておるのじゃ!?
なんで、他の女と親しくしていた彼女持ちの男が彼女にバレた時のような言い訳を言わねばらなんのか。
いや、浮気以前に、儂三人いるけども!!
「……浮気? まひろん、浮気者?」
「違うぞ!? 人聞きの悪いことを言うでない!」
別に儂、浮気者というわけではないからな!
たしかに、嫁が三人いるけども、それはそれ。どちらかというと、他の三人が儂に迫って来たのが原因とも言えるからのう。
……あー、いや、アリアだけはちと違うな。あやつの場合は、瑞姫がGOサインを出したのが原因じゃし。婚姻届を常備していたこともあれじゃったが……。
「と言うか……おぬし、いつまで儂を抑え込んでおるのじゃ!?」
「……ドキドキしない?」
「する! ……って、何を言わせるのじゃ!」
「……自滅した。でも、ドキドキ、するんだ」
「そ、そりゃまあ……こんな体勢になれば、それなりには……」
もごもごと後半に行くにつれて吃る。
正直なことを言えば、ましろんはロリっ子と言えるようなビジュアルであったためか、個人的に割と好みじゃった。
まあ、こやつの場合は何かと感情が読めなかったし、友達付き合いが心地よかったんで、ちとあれじゃったんじゃが。
……もしや儂、人を好きになりやすい、のか?
って、ないないない。儂、そこまで好きになりやすいような人間ではない! ……はずじゃ!
「……ん、じゃあ、こう言うことしても、怒らない?」
「む? どういうこと――んむっ!?」
「ん……」
「あらぁ~!」
こ、こやつ、唐突にキスしてきおったんじゃが!?
くっ、な、なんじゃ、この感情は……!
押さえつけられながら、無理矢理にキスをされるというこのシチュエーションに、儂は興奮していると言うのか!
なんかそれ、儂がMみたいじゃん!
ち、違う。絶対違うはず!
……って!
「んっ――! んんんっ――――!」
こやついつまで口を塞いでるのじゃ!?
ちょっと、苦しくなってきた……って、
「ん……れる……んぅ」
「んんっ!?」
今度は舌じゃとぅ!?
ぬるりとした舌が儂の舌を絡めとり、なんか……へ、変な気分になって来たのじゃが!
って、どうなっておるのじゃこれ!?
なんで儂、ましろんにディープキスされてんの!?
え、どういう状況!?
「んふぅ……はぁっ。どう?」
その容姿に似合わず、妖艶な笑みを浮かべながら、儂にそう言ってくるましろん。
な、なんじゃ、すごくドキッとした! これはどういうことじゃ!?
「ど、どう、って……いや、何と言うか…………うむ、キス、じゃったな」
「……むぅ、そうじゃない」
視線を泳がせながら言うと、ましろんは頬を膨らませた上に、ジト目をしながらそう言ってくる。
どう言えと。
くっ、瑞姫……瑞姫は何を――
「はぁっ、はぁっ……ふ、二人のロリっ子さんの、熱いキス……! す、素晴らしいのです! 正直、興奮してきました!」
「おぬしは平常運転すぎるぞ!?」
「だって、まひろちゃん! 小学生くらいの女の子と小学生くらいの女の子が、キッスしてるんですよ!? ベーゼですよベーゼ! しかも、まひろちゃんが一方的にされてるところとか……はぁ~~~~~! 可愛すぎです! あの、もう一度! もう一度してくれませんか!? 今度は、動画に収めますので!」
ものすごい俊敏な動きで、儂とましろんの横に来るなり、スマホをこちらに向ける。
「……OK」
「やめれ! って、待て待て待て! おぬしも本気でやろうとするで――んむぅ!?」
二度目!
「はわぁぁぁぁぁ~~~~! なんと素晴らしい光景でしょうか! ロリロリ百合百合していますぅぅぅぅぅぅぅ! わたし、死んでもいいです!」
儂がものすごい濃厚なキスをされている横で、瑞姫はスマホをこちらに向けながら、恍惚とした表情でそんなセリフを発しておった。
こやつ、色々とぶっ飛んでおるな!?
というか……
(こやつはいつまでべろちゅーしておるんじゃ!?)
さっきより濃厚な上に、クッソ長いんじゃけど!
さっきから、この状態のせいで、なんか……へ、変な感じになって来たんじゃが!
主に、下の方! 頭の中もふわふわしてきおったし……。
……こ、これは、初めてあの二人に襲われた時と同じような……はっ、とてつもなく不味い状況!
「んむぅ! んんっ――――!」
体重がかかって動けんが、それでもなんとか声だけでましろんにやめるように伝えてみる。同時に、少しだけじたばたしてみるが……うむ、全く動かん。
た、頼むましろん! これ以上は本当にまずい……!
と、そんな儂の切実な想いが通じたのか、
「ぷはっ……OK?」
ようやくましろんがキスを止めてくれた。
た、助かった……本当に助かったのじゃぁ……。
「OKです! とても素晴らしい動画が撮れました! これは、美穂さんとアリスティアさんにも送らないといけませんね!」
「送るでない!」
「あ、すみません、送っちゃいました! てへっ」
「可愛いけど、可愛いんじゃけども! なぜに送った!」
本来であればムカつくはずなのに、可愛さの方が勝ってしまっておる!
これはあれか、惚れた弱みという奴か!
「可愛かったので!」
「理由になっとらん!」
「あ、もう返信来ましたよ」
「早いな!?」
ほんの十秒程度なのに!
どんなレスポンスなんじゃ。
「えーっと、美穂さんは『うっわ、何そのエロい光景! さすが、ドMなまひろね! 完全に受けだわ! 目がとろんとしてるし! GJ!』で、アリスティアさんは『はわわわ! ま、まひろ君が女の子の顔しながらキスされてるよー! 相手の娘が羨ましいので、その内奪いに行くね!』だそうです」
「とんでもないことを言っておらぬか、あの二人!?」
しかも、アリアの方とか、完全に襲いに来ておるよな!? 儂、もしかして味方無し? 味方無しなのか!?
くそぅ、アリアだけはそう言うことをしないと思っとったのに!
やはり、アメリカ人の血を引いておるからかっ!
「……まひろん、今の、どういうこと?」
内心で叫んでおると、不意に目の前のましろんがいつもよりも寂しそうな、それでいて冷たさを伴った声音でそう言いながら、じっと見つめて来た。
うっ……な、なんて説明をすれば……。
「いや、こ、これはじゃな……」
「まひろちゃんは、わたしと美穂さん、アリスティアさんという女の子三人のお嫁さんなんです! ちなみに、わたしと美穂さん、アリスティアさんが旦那さんです!」
「なぜ言ったぁ!?」
「いえ、知りたそうにしていましたので。あと、なんとなくですね。ちょーっと、会長さんの様子を見て、ピンと来たと言いますか」
「何を言っておるのじゃ、おぬしは……」
いい笑顔で言うことじゃない気がするのじゃが……。
どうにも、こやつは濃いし、ぶっ飛んでおる。
その辺りは、お嬢だからじゃろうか。
こう、一般的な常識とか欠如しておるような気がする。
「……まひろんがお嫁さん……。旦那さんが三人……」
「む、どうしたのじゃ、ましろんよ。ブツブツと呟いて……」
ふと、目の前のましろんがものすごい小声で何かをブツブツと呟いておった。
しかも、超至近距離じゃと言うのに、絶妙な声量の為か、ほぼ聞こえん。
何を呟いておるのじゃろうか。
「……たしか、羽衣梓瑞姫さん、だったよね?」
「はい、そうですよ、会長さん」
「……枠、まだある?」
「はい、もちろんありますよ!」
……枠? 枠とはなんじゃ? しかも、何の枠かも言っておらんと言うのに、なぜ瑞姫には通じておるのじゃろうか。
そして、なんじゃろうか。そこはかとなく、嫌な予感が……。
「……ありがと。まひろん」
「な、なんじゃ? 改まって」
未だに押し倒されておる上に、両手を押さえつけられた状態で改まるもへったくれもないんじゃが……まあ、表情だけならそう(だと思われる)じゃし、細かいことは気にしない方向で行こう。
そして、儂が言葉を返すと、ましろんはいつものような無表情にプラスして、僅かに頬を上気させて口を開いた。
「……あなたを、貰ってもいい?」
「…………すまぬ。一体何を言っておるのか、皆目見当もつかんのじゃが」
……薄々。薄々ではあるが、なんとなーく気が付いてはおる。しかし、その可能性は是非とも、外れて欲しい。
……と、儂がそう思っておる時点で、外れることはないような気がするのじゃがなぁ……。
「……お嫁さんとして、まひろんを貰ってもいい?」
「……ましろんよ。それは、あれか? プロポーズか?」
「……ん」
こくりと頷くましろん。
…………マジで?
「いや、あのな? ましろん。儂は、すでに三人も嫁がおるのじゃが……」
「まひろちゃん、旦那さんです」
「……旦那が、三人おるのじゃが」
「……でも、羽衣梓さんがまだ枠はあるって」
「なぜあやつの基準なんじゃ!?」
「え、まひろちゃん言ったじゃないですか、あと二、三人くらいは受け入れる甲斐性があると」
「言ったけど! 言ったけども!」
確かにそれは言った。
男としての甲斐性は、あとどれくらいかと聞かれたので、そう答えたけども。
じゃが……じゃがしかし! いくらなんでも早すぎじゃろう!?
まだ、アリアが入ってから二話くらいしか経っておらんぞ!? ぶっ飛びすぎじゃ!
「あ、もしかしてまひろちゃん、あの時の言葉を反故にするのですか?」
「いやいやいや、儂別に約束したわけではないのじゃが!」
「ですが、男に二言はない、という言葉もありますし……。それに、あの時の言葉が嘘だとしたら、さすがのわたしでも、ちょっと……許せないと言いますか……」
「うぐぅ!」
「……まひろん、覚悟を決めるべき」
「おぬしなんか便乗してないか!?」
「……気のせい。まひろん、決める。私を旦那さんにするか、ここで襲われるか」
「なんじゃその二択!? 儂に拒否権はないのか!?」
「「ない(です)」
「人権侵害!」
なぜこう、儂の嫁――あー、もう旦那でいいや。不本意ながらも、否定しきれんからのう……。それに、家事をするの、ほぼ儂じゃし、弁当だって……。
ともかく、儂の旦那たちは、どうしてこうもぐいぐい来るのじゃろうか。しかも、儂の意見ガン無視じゃし、アリア以外の二人は直前でキスまでしてくる始末。
……普通に考えて、儂、訴えてもよいのでは? 無理やりキスをするのって、何か問題があったような気がするのじゃが……。
……とはいえ、色々と手遅れじゃな、これは。
「というか、そろそろ降りてはくれぬか、ましろん」
「……逃げない?」
「逃げんよ。というか、絶対に瑞姫がそれを阻止するじゃろ。あと、おぬしもな」
「当然ですね!」
「……もち」
「ならば、そろそろ降りてくれ。さすがに、手が痺れて来たのでな」
「……それは失敬。よいしょ、と」
ようやくどいてくれた……。
うーむ、自由って素晴らしいのう……。
しみじみとそう思いながら、儂は上体を起こし、軽く両手を振る。
うむ、ちと痺れによって感覚がないが、まあ問題なく動くようじゃな。
「して、マジか?」
「……私が冗談言うように見える?」
「そこそこまでに冗談を結構言っておった気がするのじゃが……」
「……気のせい。まひろん、細かいことを気にすると、旦那さんに逃げられる」
「……そうか」
ならば、気にしない方向で行くとしよう。
というか、仮にここで言っても無駄じゃろうからな。さっさと話を進めてしまった方が面倒が少なくていい。
「しかし、おぬしが冗談ではなく本気で言ったとするならば……儂のことが好き、ということか?」
「……当たり前。むしろ、気付かなかったの?」
「ふぅむ……思い当たる節は……ないな。うむ、ない」
記憶を思い返してみるが、特にこれと言って思い浮かぶものがない。
何かあったかのう?
「……まひろん、相変わらず鈍感朴念仁睡眠野郎」
「……のう。その呼び方、流行っておるのか? 主に、儂に使われるのじゃが」
「流行っているみたいですよ。主に、女の子の間で」
「なぜじゃ!?」
「罪作りだからです」
「ま、全く意味がわからぬ!」
ともかく、儂が女子の間でそう言われておることだけはわかった。
……理由はわからんがな!
「ところで、会長さんはどのようなアプローチを?」
「……まひろんに生徒会の手伝いを頼んだ。その際は、二人きりになるよう調整した」
「あれ、アプローチじゃったのか」
たしかに、ましろんが言うように過去何度もそこそこの回数手伝わされた。
その際、いつも儂とましろん以外の生徒会メンバーがおらなかったので、少し不思議に思っておったのじゃが……そう言うことじゃったか。
「……他にも、バレンタインにハート型のチョコ渡した」
「あぁ、そう言えばもらったのう。雪だるまやら氷の結晶やらが装飾された、ましろんらしい物じゃったと記憶しておる。たしか、よくわからん言語で文字が書かれておったな」
「……あれ、スロバキア語で『愛してるよ』と書かれてあった」
「わかるかそんなもん!」
なんじゃスロバキア語って!
日常生活でまず見ることがないような言語で書かれても、わかるわけないわ!
「……だと思って、モロッコ語でも書いておいた」
「余計わからん!」
「会長さん、なかなか面白い告白の仕方をするのですね」
「…………直球は、恥ずかしかったから」
頬を赤らめながら当時の心境を話すましろん。
恥ずかしいからと言って、スロバキア語とモロッコ語で告白するとか……特殊すぎて全然伝わらなかったのじゃが。
「はぅ! 会長さん可愛いです!」
しかし、そんな遠回しながらも告白する姿勢と、今の恥じらい顔での発言は瑞姫に突き刺さったらしい。
「……そう?」
「はい、それはもう! まひろちゃん、是非是非会長さんにも貰われてあげてください!」
「なぜに!?」
というか、貰われてあげてくださいと言うセリフは強すぎやしないかの!?
貰ってあげてください、じゃないんかい!
「ロリっ子とロリっ子の夫婦なんて最高じゃないですか! ロリですよロリ! これ以上ないくらいの最高な組み合わせではないですか!」
……こやつのロリコンは、本当に強すぎる。
と言うかじゃな、こやつさては、百合趣味もあるのでは……って、そう言えば百合趣味じゃったな。こやつ。前にカミングアウトしておったわ。
まあ、それらを抜きにしたとしても色々と酷い気がするがな。
「……まひろん、私のこと、嫌い?」
「好きじゃな。……あ」
しまった! 潤んだ瞳で訊かれたもんじゃから、つい反射的に言ってしもうた!
「言質取りました! 会長さん、録音しておきましたよ!」
「……羽衣梓さん、GJ」
「抜け目ないな!?」
「ふふふ、まひろちゃんはちょろいですからね。なので、常に録音しておくことで、言質を取るのです!」
「ひっどい方法じゃな!」
あと、儂ってば、ちょろいとか思われておったのな! なんか悲しい!
「そして、会長さんにはこちらをどうぞ」
「……何?」
「婚姻届です」
「まだ持っておったのか!?」
こやつ、一体何枚の婚姻届を持っておるのじゃ!?
頭がおかしすぎる!
「はい、当然ですね。まひろちゃんはどこでフラグを建てているかわかりませんから。現に、会長さんとのフラグが建っていたみたいですし」
「ぐぬぬっ……」
言い返せないのが悔しいっ……!
「……ん、ありがと。早速書く。……書けた」
「速っ!」
今、十秒くらいで書いてなかったか!?
あ、頭がおかしすぎる……!
「えーっと……はい、問題ありませんね。では、こちらを両親の方に見せて、残る項目を書いてもらってください」
「……ん、了解した」
「では、まひろちゃんも書いちゃってください」
「え、儂書くの……?」
「当たり前です。まひろちゃんは自分の言った言葉に責任を持ちますよね? あと、二、三人は大丈夫ですからね」
「…………まひろん、ダメ?」
潤んだ瞳でこてんと首を傾げつつ、期待しつつも不安気な表情で儂に向かってそう言ってくる。
くっ、ましろん、その仕草は反則じゃろ!
……そう言えばこやつ、儂がロリキャラ好きなことを知っておったな。自分の姿の効果を全て引き出した上で、一番効果がありそうな仕草と表情で言うとか……!
「わ、わかったわかったのじゃ! 書けばいいんじゃろ、書けば!」
「……さすがまひろん。ロリと押しに弱い」
……計算の上じゃったかぁ……。
なんか、勝てない気がした。
「……って、ん? よく見ればこの婚姻届け……儂の両親の判もあるのじゃが!?」
「あ、それはあらかじめ書いてもらいました。ちなみに、アリスティアさんの婚姻届けにもありますよ」
「用意周到すぎんか!?」
一体いつの間に……!
「……ほれ、書けたぞ」
「ありがとうございます。では、提出はアリスティアさんの方も回収したらになりますね」
「……もう、好きにしてくれ」
「……今、好きにしていいって言った」
「……ハッ!」
じーっと儂を見つめるましろん。
儂は自分の失言に気づくと、だらだらと冷や汗を流し……
「さらばじゃ!」
生徒会室から逃げ出した。
「ふっ、甘いわ!」
「観念するんだよ、まひろ君!」
「って、なんでおぬしらまでおるんじゃ!?」
逃げ出そうとしたら、部屋の外で美穂とアリアの二人がスタンバっておったんじゃが!
「瑞姫が『まひろちゃんが新しい旦那さんを迎えそうですので、是非見に来てください! 生徒会室にいますよ! あと、ロリロリな状況っていいですね!』って『旦那”sグループ』に送られてきたから見に来たのよ」
「なんじゃ『旦那”sグループ』とは!?」
「あたしたち、まひろ君の旦那さんのみで構成されたグループだよ!」
「そこでは日夜、『どのようにまひろちゃんを襲うか』などを話し合っております」
「襲う前提で話すのやめてくれんか!? あと、なんで儂がいつも襲われる側なんじゃ!」
「「「「Mだから?」」」」
「ましろんまで混ざっておる!? あと、儂がMというのは、共通認識なのか!?」
「「「「うん」」」」
「…………」
当たり前だろ? といわんばかりの顔で、四人に頷かれた。
儂、Mだと思われておるらしい……。
なんじゃろう、すごく否定したいのじゃが、ここで否定しても多勢に無勢じゃな……。
「というわけで、新しい旦那さんの加入ということで、まひろちゃんのお家でお祝いをしましょう」
「……お、お祝い?」
「はい。あ、今夜は寝かせませんよ☆」
「急用を思い出した!」
「……逃がさない」
「くっ、こ、こら、離せー!」
「逃げようったって、そうはいかないからね、まひろ」
「あたし、初めてだけど頑張ってみるね! まひろ君、絶対に昇天させるから!」
「やめてくれ! 儂、死ぬ! 明日動けなくなる!」
「「「「頑張れば行ける(ます)!」」」」
「この鬼畜外道旦那共め――――――!」
結局、儂は四人に捕獲され、マジで寝かせてもらえなかった。
…………そこで何があったかは……ご想像にお任せします。
ただ一つ言えるのは……四人がかりは、死ねる。
どうも、九十九一です。
暴走した結果がこれだよ。はい、旦那が増えました。一応ここで打ち止めになると思います。これ以上増やしたら、私が死ねる。動かすキャラが多いと、あっちの作品のように止まりかねない。なので、この辺かなぁ。と言うか、もうすでに旦那四人のキャラが十分濃いので。いいかなと。なんで、一旦はここで打ち止めにします。今後増えるかは……わかりません。私の気分次第です。
明日も10時だと思いますので、よろしくお願いします。
では。




