日常番外編1 【世界観】
※ あくまでも、作中の世界観における紹介ですが、まあ見なくても大丈夫です。
人物の方も、できたら今日中に出します!
あと、見にくかったらすみません!
【世界観】
『TSF症候群(Trancesexualfantasy)』
ある日突然、自身の理想の異性の体に変化してしまうと言う、病気なのかすらよくわかっていない病気。
五千万人に一人が発症すると言われているが、本当かどうかわからない。十年間で、世界に千人しか確認されておらず、その人数の少なさが研究の進みの遅さに大きく影響している。
一度発症すると、何らかの能力を最大三つまで発言すると言う、不思議な副作用のような何かがある。研究者の中には、むしろ性転換の方が副作用なのでは? という説を唱える者もいるなど、解釈が分かれている。
現状、日本が一番数が多く、二番目はカナダ、次のヨーロッパの国々がほぼ僅差で入って来る。
大国が多いということはなく、むしろ少ないのが謎と言われている。
『発症者』
TSF症候群を発症させた者たちの総称。
世界的に見てもかなりの少数であるため、各国で保護目的の法律が整備されている。
その理由のほとんどは、発症者たちが持つその能力の特異性であり、何らかの利益になり得るものが多い為。
どんな能力でも、毎月決まった金銭が振り込まれており、実は何らかの形で貢献すると、この金額が増額されたりする。
どういうわけか、発症者たちは基本的に根が善良な者しかおらず、何らかの選定基準や法則性があるのではないか、という考えもあるが、真実は定かではない。
ちなみに、発症者たちの7割くらいは、その容姿を活かした仕事をしており、アイドルや俳優、女優、モデル、動画投稿者、タレント、インフルエンサーなどなど、ある種容姿が武器になるような職に就く者が割と多く、人気である。
男女比については、男性の発症者が6、女性の発症者が4の割合となっている。
『O3(OnsetOfOrganization)』
発症者のみで構成された組織。
TSF症候群を発症した者は、国の検査、そして身分証の発行を経て、所属に至る。拒否権はない。
毎月交流会が開かれており、愚痴り大会や、能力の披露的なことが行われ、初めて見る者は大抵が魔窟という感想を零す。まひろも例外じゃない。
しかし、基本的に気の良い人たちしかおらず、問題らしい問題はない。
発症者がいる国々に支部が存在するが、一人しか存在しない場合は、二人以上いる国、もしくは一人しかない国との合同での支部となる。
創始者は、世界で初めて発症させた人物だそうで、現在も発症者たちのために色々と動いているらしいが、多忙のため、滅多に姿を見せることがない。
『能力』
TSF症候群を発症させた者たちが持つ、特異な力のこと。
自身に直接作用させる『身体系』と、自身以外に作用させる『放出系』の二種類が存在し、それぞれに大きな違いが存在することが最近判明している。
身体系は、一部の能力に限り、人、もしくは物に触れた状態であれば、そちらへの能力の行使も可能。
ただし、当然デメリットも相手が受けることになるため、乱用はできない。
しかし、放出系と比べて、個人の力を底上げするような能力が多い為、集団よりも個人での活動に向いた能力が多い。
放出系は、物体を操作したり、魔法を放ったり、他にも工事関係で役に立つ物があるなど、どちらかと言えば個よりも集団における活動が向いた能力が多い。
度を越した能力は存在せず、世界を簡単に滅ぼせるような力や、時間を逆行、進ませる力はない、とされていたが……どっかのぐーたら百合ハーレムを築いた桜髪ロリが、時間関係の能力を得ているため、この説が本当かどうかあやふやである、とは日本の責任者の談。
なぜ能力が存在し、なぜこのような病気が発生したのかは十年前から最大の謎であり、いつかは解き明かしたいと、TSF症候群の研究に携わる者たちは日々研究に勤しんでいる。
一応、放出系の能力には、魔力と呼ばれる力が使用されることが判明したが、身体系の方は『まだ』わかっていない。どっかのマッドサイエンティストが近々解明しそう。というか、8割方解明しているようなもんだったりする。
『TSF発症者保護法』
本編内では出てきていないある種、裏設定じみた法律のこと。
主に、TSF症候群を発症した者が何らかの要因で亡くなるようなことにならないようにするための法律で、この中に色々な要素が含まれている。
まず、絶対に金銭面で困らせないように、と言う意味で毎月一定額が振り込まれることが一つ。
過去に、類稀な容姿から、発症者を巡っての事件に発展したため、発症者に限り、多重婚を認めると言うことが一つ。
上記に近いが、発症者たちの中身を考慮して、肉体的な同性とも結婚できるようにすることが一つ。
軽い病気や怪我などを除いた、病気や大怪我などの治療費、ならびに入院費等の無償化が一つ。
などなど、かなり手厚い法律となっている。
実は、毎月の支給額が、物価高騰に伴い安いのではないか? という話が上がっており、もしかすると、増額される可能性があるとのこと。
『発症者識別身分証』
発症者が検査後に郵送で受け取ることになる一枚のカード。
これ一枚でかなりの機能が盛り込まれており、支援金を受け取るためのキャッシュカードであり、身分証であり、保険証であり……といった、多機能なカード。
今まで使っていた保険証は使えなくなっている。
ちなみに、車やバイク、原付等の運転免許を取得する際には、どういうわけかこの身分証に表示されるようになっている。
製法については、科学と能力の融合、とは日本の責任者の談。
これ一枚で、豪邸が立つほど貴重な物らしいが、持ち主以外には使用が出来ないようになっているため、仮に盗まれてもお金を盗まれる心配はない。
『翁里市』
まひろたちが住む街。
市内に高校が二校存在し、公立の『県立翁里高等学校』と私立の『私立水無月学園』が挙げられる。
前者は平均的な高校であり、市内の中学生の進学先の6割くらいが翁里高校で、残る四割内、三割ほどが水無月学園へ進学している。残る一割はその他の学校。
『翁里高校』
特筆すべき点はない、ごくごく普通の高校。
元々、アリスティアが通っていた高校だったが、色々あって水無月学園に転校済み。
まひろの知り合いも普通にいるし、中学時代の友人もこちらにいるので、決してかかわりがないわけではないが、マジで書くことが無いので、本当に設定だけ存在しちゃってる感じの学校。仕方ないね。
でも、いつかはここを題材にした話を作りたい。
『私立水無月学園』
まひろたちが通う高校。
それなりの進学校且つ、やたらとイベントが多い学校。
体育祭や学園祭と言った定番のイベントから、鬼ごっこ大会、クリスマスパーティー、学内バレンタイン、その他にも様々な行事が存在し、かなり人気がある学校。県外からわざわざ来る生徒もおり、実は市内に学生寮があったりする。
尚、イベントの企画立案は、イベント管理委員会が行っている。
他にも、学園内設備がかなり整っており、トレーニングルームや、割と大き目な食堂、至れり尽くせりな図書館(図書室ではない)に、一定の気温に保たれた温室なんかも存在。当然のように室内プールが存在しているなど、色々とおかしい。
学園を運営しているのが、どっかのグループの人なので、納得と言えば納得だが……。
余談だが、以前まひろが冗談交じりに考えたことに、『実は保健室の地下に手術室的なものがあるのでは?』ということを思ったことがあったが、手術室は無くとも、地下自体は存在している。何らかの目的で使用するとのことらしいが、何に使うのかは現段階では不明である。
『図書館』
図書委員と司書が管理等を行っている学園の設備の一つ。
下手な図書館よりもでかく、蔵書されている物も有名な物からマイナーな物まで幅広く揃っている設備。
勉強部屋なる部屋が存在しており、予約制で使用可能。
ただし、個人での使用はできず、最低でも五人いないと申請は不可能。
基本的に、部活動や委員会、生徒会などが申請することが多いが、テストシーズンの際に、赤点すれすれの生徒が利用したり、逆に赤点になって補修コースになってしまった生徒たちが使用することもある。
申請の受理・棄却は図書委員長にあり、現在であればまひろがその権限を保持している。
室内には、なぜかベルトコンベヤーで料理の出前が出来たり、ドリンクバーがあったり、各学年の問題集が収められていたり、安眠室とでも言えよう部屋があったりと、下手したら住める環境が整っている。尚、トイレもちゃんとある。
ある意味、一番お金がかかった設備なのでは? と生徒たちから思われている。
水無月学園では、なぜか一学期の中間テストが存在しないため、まひろが最初に地獄を見るのは一学期の期末テストが始まる二週間前からである。
『学園アプリ』
水無月学園が配信している、生徒・教職員専用のスマホアプリ。
多機能なアプリであり、生徒会選挙にてこのアプリを用いた投票を行ったり、図書館の勉強部屋の利用申請をこちらで行ったり、他にも様々な学内情報を得られる便利な物。
生徒間でのやり取りもでき、フレンド申請などが存在し、ある意味専用の連絡ツールとなっている。
最も使用される時期は、テスト期間と学園祭、そして生徒会選挙の時。
テスト期間は言わずもがな、学園祭ではアンケートを取ったり、学内のマップを見たりが可能。生徒会選挙では、上記の通り、投票するのに使用。
他にも多機能ではあるが……悲しいかな、本編ではあまり出番がない。
見えないところで使用してはいるが、多分本格的な出番は期末テストの時と学園祭。
図書館よりも、出番が少なくなりそうなので、ちゃんと話に組み込みたい。
『羽衣梓グループ』
変態ロリコンお嬢の家が経営するグループ企業。
日本国内どころか、世界的に見ても有数の企業であり、海外にもいくつか支社が存在する。
かなり優秀な一族、ではあるのだが……まるで、優秀さを得る代わりに、ロリコンというとんでもない業を背負っているとも言えるので、なんとも言えない。
両親、娘共にロリコンであるが、実は唯一息子、つまりロリコンお嬢の兄だけではロリコンではなく、常識人の好青年だったりする。まひろは現状、父親とお嬢の二人がロリコンであることを知っているが、母親はロリコンだと気づいておらず、瑞姫の兄についてはロリコンの可能性が高いと思っている。
どうでもいい情報ではあるが、現在のまひろファミリーを陰で守るボディーガード的存在の者たちや、屋敷にて務めているメイドたちも、実はロリコン。というか、羽衣梓グループが経営する会社に入る者たちは、どういうわけかロリコンが多く、まさに類ともと言っても過言ではないどころか、むしろそれしかないだろ、みたいな会社。なので、まひろと真白に関しては、少しねっとりとした視線を向けられることも多々あり、特にまひろに関しては、屋敷内で一緒に入浴させられたり、マッサージさせられたり、謎のパジャマ(メイドたちの力作)を着させられたりなど、おかしな目に遭っている。
『喫茶 友愛』
まひろ、アリスティアがバイトとして働く喫茶店。
気安い接客をモットーとしており、不快に感じない範囲での接客をするのが売り。
まひろも普段の口調で働けるためかなりありがたいそう。
店の味はかなり良く、料理、軽食、スイーツ、飲み物、何でも美味しいため、真白のお気に入り。
最初は閑古鳥が鳴くほどに人が入らなかったが、まひろをきっかけに一気に売り上げを伸ばし、街では知らぬものがいないくらいの店へと成長。
二号店を出してもいいレベルと言われているが、店長がそれを良しとしないので、今のところは増える予定はない。
店員のレベルが高いとも評判で、まひろ、アリスティア、葛井の三名が最も人気がある。
まひろは爺口調な男の娘という変わった接客であったためで、アリスティアは必死に頑張るその姿と可愛らしい容姿から、葛井は男前で寡黙に仕事に打ち込む姿から、この三名の存在も売り上げに貢献している。
あと、普通に制服が可愛い、と言うのが挙げられる。男子の制服も何気に力が入っており、カッコよくスマート。
ちなみに、売り上げ上昇に伴い、バイト代の賃金が何気に上がっている。
喫茶店なのに、夜も大盛況と言う謎っぷりを発揮する。
団体予約も可能で、まひろたち二年三組が打ち上げとして予約した際は、バイトが二人いると言うことで、サービスしてくれたとか。
『桜花邸』
現在まひろたちが住んでいる屋敷の名称。
一応『桜花邸』と銘打って入るが、実は仮名であり、名称が無いと困ると言う話題になった際、美穂が『まひろを中心に集まったわけだし、とりあえず、桜花邸で良くない?』という発言がきっかけで名づけられた。
もともと住宅街だったのだが、金と権力と話し合いによって、穏便に立ち退いてもらった土地に建てており、同時に道路も買い取ったとかなんとか……金持ち怖い。
実はこの屋敷、かなりとんでもない部屋や機能が存在し、主にまひろがアレな目に遭っている。
シアタールームや、喫茶室、書斎、トレーニングルーム、遊戯室、室内プール(通称、例のプール)、PCルーム、とんでもねぇ部屋、などが存在し、これ以外にも色々ある。
そして屋敷にある機能として、テロリストなどに襲撃されても大丈夫なように、鋼鉄の壁が地面からせり上がって来る機能に、仮に戦争になっても問題ないよう機関銃やらロケランやら、その他様々な武器が収められている武器庫も存在(まひろは知らない)しているが、一番ヤバい者として挙げるならば、同人作品等でよく見かける『○○しないと出られない部屋』という例の機能が搭載されており、まひろは既に一度それをくらっている。
安全性が異常なまでに高いが、同時に、まひろ的には内側からの安全性が一番なくね? と戦慄している。
『Cutie&Cool』
つい最近、まひろがモデルとして急遽仕事することになった雑誌。
十代~二十代の女性向けのファッション誌であり、国内においてかなりの人気がある雑誌である。
ある日、偶然本来のモデルが急病で来られなくなり、代役を探していたところに現れたのがまひろである。
なし崩し的にモデルをまひろが行ったが、結果それがバカ売れし、同時に『小鳥遊恋羽』という名前が爆発的に広まることになるが、まひろは知らない。
ただし、まひろが体育祭の時に高校生の姿を周囲に見せてしまったことで、発売時に『小鳥遊恋羽』がまひろなのでは? という噂が立つが……そこは追々。
ちなみに、『小鳥遊恋羽』はエロゲプレイヤーなのではないか、という少しアレな噂も立っているが、原因はお察しである。
雑誌発売後、それはもう『小鳥遊恋羽』に関する取材や情報提供を求む声が増えたが、鈴木や事務所は何も言わないでいる。プライバシーは大事。