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ここは日出ずる国  作者: 銀河乞食分隊
南海鳴動
21/60

仏印戦線 カムランまでまだ遠い

一週間くらい更新をお休みします。

短いのを一本入れました。

 日本軍はダナンから北部の航空勢力が壊滅していることをいいことに、クアンガイから南下を始めた。

 物資の蓄積と海軍との連携も図った。季節は雨期になる手前だ。

 サイゴンに潜行している諜報員によると、航空機はほとんど荷揚げされていないという。海軍戦力の追加も無く、絶好の機会と見られた。

 日本艦隊は鳥海を旗艦として高雄、摩耶、愛宕の第五戦隊を中心にした南遣艦隊だった。さすがに一隻しかない戦艦長門は出せない。

 五戦隊は艦砲射撃が主任務だった。護衛兼空襲部隊として空母海竜、水竜、翔鳳が同行。今回は艦隊戦では無く防空戦が主任務なので戦闘機の配分が多い。

 水雷戦隊は第一水雷戦隊、第二水雷戦隊が付く。

 艦隊は三亜沖で遊弋、時間調整を行い作戦開始と共に一気に南下。クアンガイからクイニョンにかけての陣地やトーチカ群などに砲撃を加える。重巡四隻はたいした戦力とは思われないが二十センチ砲四十門の威力は陸上で運用出来る重砲の威力を軽く超えていた。


 ダナンからカムランへの空襲が始まると、空母部隊も少ないが攻撃隊を発艦。時差で敵基地を叩く。

 フエに展開した海南空航空隊は南遣艦隊の防空を担当した。 


 この隙にクアンガイを出立した陸軍部隊は南下を開始。

 一日目に戦闘の自動車化師団は戦車を先頭に百キロ南まで進むことが出来た。ここで一旦休憩、後続の部隊を待つ。だが半数以上が徒歩の後続部隊はここまで後二日は掛かるだろう。

 二日目は機会を逃さずとして後続を待つこと無くクイニョンを落とすことにした。クイニョンにはろくな戦力が無く交戦すること無く後退していった。後続と離れすぎた自動車化師団はここで一時後続を待つために停止した。この間に艦砲射撃で砲弾を減らした五戦隊は三亜まで後退して補給を受ける。

 新司偵による偵察ではカムラン周辺の敵機はほぼ掃討されており、後はサイゴン周辺に展開する航空部隊だけと思われた。推定で百五十機から二百機である。プノンペン周辺まで足を伸ばした新司偵によるとプノンペン周辺には敵航空戦力は見当たらず、全てサイゴンに集中していると見られた。

 サイゴン周辺の航空戦力を叩くためにダナンから戦闘機、三亜から一式陸攻が空襲を行う。ダナンの飛行場が手狭で戦闘機隊で一杯になったためだった。空母部隊はカムランを空襲する。





お休みは筋書きが有っても膨らませないのと、個人的な理由です。

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