太郎の選挙戦
日本の普通のリーマン、加納太郎。
今回は、いよいよ本人の選挙戦!
一体どんな選挙戦を展開するのか⁈
どうなる?どうする?加納太郎‼︎
「アドルフ、大丈夫⁈」
ベルリンのナチス本部の一室に、かれこれ一時間以上籠り切りの太郎へエヴァが声を掛けてくる。
本来ならば、エヴァが声を掛けて来る事はないだろう。
だが、一室とはいえ流石にトイレに一時間は長すぎた。
「大丈夫だよエヴァ。もうちょっとしたら出るから…」
「大丈夫?お医者様を呼びましょうか?」
「必要無いから、心配しないで」。
そう言って、エヴァには自室に戻ってもらう。
実際、体調が悪くなってトイレに一時間もいた訳では無い。
絶対に他人には見られてはいけない物を使う為に、わざわざ臭う場所にいたのだ。
使い慣れたスマホで、ヒトラーが大統領選で行った事を手当たり次第で探していると、一つの百科事典にヒットした。
名前は…
"サルでも分かる百科事典 ウッキーペディア”
この百科事典曰く、今回の大統領選にヒトラーは労働組合を攻撃対象にし、「ドイツはこのままで良いのか⁈」という形で、ナチスの掲げる国民の生活改善政策を訴えた様だ。
ならば、太郎もこれに倣う事にする。
実際、攻撃対象無しに生活改善政策のみでは、やはり国民に対するインパクトが無さ過ぎて、票が取れない可能性が大だ。
それに、この時点のナチスの議会での議席は107。
本来ならば、議会で何かしらの実績を積んでいてもおかしくないのだが、それも無かった。
だから、ナチスとしてこの大統領選の攻撃対象が欲しい状況だった。
太郎はトイレを出ると、今度は別の部屋に籠り「あ〜でもない」「こ〜でもない」と言いながら原稿を書き始めた。
それからしばらく、部屋から出て来なかった事はいうまでもない。
日が変わって、とある休日のベルリン。
そこは、大きな公園。
そのベルリンの大きな公園に、太郎達の街宣演壇を作り、突撃隊が警備する中で太郎は演説を始める。
みなさん。
おはこんばんちは!
はっつあんです。
長らくお待たせ致しました。
執筆再開でございます。
これからも、どうぞ本作をお楽しみくださいませ。




