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ヒトラーの嫌がらせ

日本の普通のリーマン、加納太郎!

家族と世界を守るため、翌日から選挙遊説!


これから、どうなる?どうする?

加納太郎!

事務室を出た太郎は、執務室への廊下を一人歩いていた。

更に、仕事が終わり気が抜けて来たせいか、喉の渇きと空腹を感じていた。


転生してすぐに別荘から褐色館に入り、大統領選の選挙対策会議では、食事を取らず、

一杯のお茶を飲む事も無く、ぶっ通しの会議にしてしまったので、そのせいだろう。

頭の中は、これからの夕食の事しかない。


「あ〜疲れた…早く食事がしたいなぁ。

まぁ、これからエヴァとヘス夫妻との夕食だ。

ナチスの2TOP夫妻(エヴァは今のところ内縁の妻ってところだけど…)の夕食だから、どんな夕食になるか楽しみだ!

個人的には、ボイルしたゲルダレンダーをビールで…って言いたいところだけど、人数的にはアイスバインかな?

それとも、シュニッツェルに白ワインなんかも捨てがたい!」


そんな太郎に声をかける人物がいた。

神の御前で牢に入っている本物のアドルフ・ヒトラーだ。


「おい、コラこのサル!

貴様はドイツ民族を救う為に来たのではないか⁈

食事の事に現を抜かしている場合ではない!」


これに太郎はイラつきながらも相手をする。


「うるせえチョビ髭‼︎

こっちは、転生初日にメシ抜きだ!

日本じゃなぁ[腹が減っては戦さは出来ぬ!]

って言葉があるくらいに食事は大切なんだ!」


その言葉に、ヒトラーは呆れたのか何なのか…


「ならば、何も言わないが…せいぜいヘスお気に入りのドイツ料理店の料理でも堪能すれば良い」。


そう言うと、ヒトラーの声は聞こえなくなった。


「なんだってんだ、あのチョビ髭は!」


太郎は訳が分からないヒトラーの呼びかけに腹を立てながら、執務室への廊下を歩いて行った。


執務室に戻るとイルゼ夫人がコーヒーを入れてくれた。

ドイツのコーヒーは、日本のコーヒーと同じように入れるようで、飲みやすい。

ここで、太郎は「今日は何の勉強を始めたのか?」などを3人で話しながら、しばしのティータイムを取った。


しばらくすると、執務室がノックされる。

どうやら、ヘスが仕事の引継ぎ、店の手配、車の準備の全てが終わったようだ。


「お待たせしました。準備が整いましたので、御案内いたします」。


その言葉に従い異動すると褐色館の玄関前にリムジンのような立派な車が止まっていた。


レディファーストで女性は後席に乗ってもらい、ヘスが運転して太郎は助手席に乗って、褐色館から五分程で店に着いた。

太郎の予想以上に、こじんまりした店で民宿といった感じの店だ。

ヘスの話しでは、ここは突撃隊贔屓の店でナチス幹部から一隊員まで使い、客層も党員関係者ばかりで店主も党員という店なので、下手な店に入って共産党員に襲われるよりマシという事らしい。


「それでは、入りましょうか!?」

ヘスに促されて、店内に入る。

すると、店の奥に予約席が用意されていた。


予約席に着くと、人の良さそうなオバサンが出て来た。

まるで、橋田ドラマのラーメン屋の女将さんの様な感じの人だ。


「いらっしゃいませ。まさか党首様にお来店頂けるなんて…

副党首様、本当にご依頼のメニューでよろしいでしょうか?」


その質問にヘスは「構わない…始めてくれ」。とぶっきら棒に答える。


「承知しました」。

そう言うと女将さんは下がって行った。


しばらくすると、太郎の予想の遥か斜め上の物が運ばれてくる。

太郎が(しまった!)と思った時にはもう遅かった。

皆さん、おはこんばんちは!

はっつあんです。


お知らせです。

現在リア崩壊中の為、少しずつ話しを付け足しながら、執筆を続けていくつもりです。

かなりズルいやり方だと思っていますが、どうか御容赦下さいませ。

さらに、11話のタイトルを変更させて頂きました。

重ねて申し訳ありません。


それにしても、お店の女将さんはいったい何を持って来たのでしょう。


それでは、またの機会をご贔屓に、それでは皆さんさようなら!

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