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吾輩はロリである。(休止)  作者: 撓★シナ
第一章 「ロリコンの夏休み」
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一日目(4) ローレグを穿いたロリ。

 

 ――幼女、少女、童女……。三種のロリが集まるとき、一人の男の《アソコ》がピークになり、伝説が甦ってしまうのじゃ……。

 だから、会わせてはならぬ……、今はまだ一人……、まだ間に合う……。







 ヤバいよ、なにこの状況……。

 この夏休み。俺誰よりも、最高に青春してるわ……。

 

 シャドウアート……。カーテンに薄く、服を脱ぐ幼女の影が写し出される。

 どっきんっ、どっきんっと俺の心臓が激しくなり、汗が頬を垂れる。


 なんて拷問だよ……。


 俺は今、両手を口の前で握って椅子に座っている……。目の前には無名のいる更衣室。


 さすがに子供服店に一人ではいるのは、宜しくないと思ったので、幼女に尻尾と耳を隠してもらって、実体化するように頼んだ。

 まぁ、それでも幼女の長い髪と格好を見て皆、驚いていたのだけども……。


 それで俺はすぐさま服を選び更衣室に入って着替えてくれている幼女を待つ。


 ……遅いな、どうしたのだろうか……。


 幼女が入ってかれこれ三十分も経っている気がする。心配だ。


 俺は様子を伺うために声を上げようとするが、それを遮るようにカーテンの開く音。


 「服の着替え方が分からんのだが……」


 「カハッ!……」 ――これは神が俺のために用意した試練なのか……?


 ――カーテンの向こうに首をかしげる、幼女の裸……。


 頭に服やスカートがのっている状態で、タターンチェックのスカートに着いている黒いベルトが顔の前に垂れ下がっており、これまたいい味を出している。


 下は、謎の光に隠されて見えない。BDでは光が消え、ます? 


 この光は、俺の脳内だけだ。他の人からは違う……。周りがレディーだけでよかったよ……もし男がいたなら致死量のダメージを与えて記憶消してる所だよ。まじで。


 周りにいる、数人のお母様がたがざわついている……。


 そして今、目の前にいる裸の幼女に、俺はどんな対応をしてやればいい? 


 こんなときは――


 --教えて! ロリ神さーん!


 〈フォッフォッフォッ! そんな未熟者に選択肢をやろう。〉


 突如、頭の上から神々しく現れる、羽のはえたセーラー服のハードボイルドっぽい顔つきのオバサン。親父が喜びそう……。


 ロリ神さま!! こんな愚者に道をご教示して頂けるのですね。 有り難き幸せです!

 

 〈フォッフォ! それでは選択肢じゃ! デデロンッ♪

 

 1.冷静を装い、幼女の着替えを手伝う。


 2.さぁ……心を解放するのです……。欲望のままにぃぃいい。


 3. 襲う


 さぁ、決めるが良い!!〉


 ふっ、決まっているだろう、ロリ神さまよ……。ここは2番を含めて、3番の、襲――


 〈1.を選べばどさぐさに紛れて触れ――

 

 1だ! 1番で頼む!


 俺はかっこ良く言い放った。


 素晴らしいぞ、普通は安全第一に行動だよな! ロリ神さまは、やっぱり一味違うな! 

 襲ってしまったら俺のコレまでに築き上げてきた人徳が一気にパァだ。……俺これでも学校では凄いのよ? 


 だから幼女に手でも出しもしたら――


 『えぇ、彼はいい部長でした。ロリコン特有の素振りもありませんでしたが、まさか犯罪に手を染めるなんて……。……このインタビュー匿名で出して貰えますよね?』

 

 とか、俺の先輩兼部員のアイツに言われて、知らぬまに、俺の性癖が世界に広まってしまう! マスコミめ!


 それに襲える訳がない。麻衣ねぇ様が見ている……。から。

 まっ、まぁ! 麻衣ねえがいなくたって! よっ、幼女なんか襲うわけ、なっ、ないし!? うんナイ、アルワケナカロウガ!!


 そう自分に説得して、幻想のロリ神さまを手で払って煙となって消えたことを確認する。


 ここまでが俺の脳内での長い妄想、たった六秒の出来事。自演乙!             


 よし! 冷静と取り戻したことだ。ここは紳士的に、そして欲望的に幼女の着替えを手伝うぞ。


 さぁ、理性と本能……ロリコンの仁義なき戦いがいま始まる!!


 ザッと音が鳴るように、力強く足を一歩踏み出した……。更衣室の中へと、……素晴らしい笑顔で。


 



 結果は、もちのロン!理性の圧勝さ いや、理性を保つのに集中しすぎて、どさぐさに紛れて触れない。

 結論、なんの成果も得られませんでした!ってこと……。勝負に勝って試合に負けたとはこの事だろうか……。


 でも、鼻血を一滴も垂らさなかった俺はやっぱ偉い。“じぇんとるまぁん”だ。

 

 俺は鼻血の変わりに、ひと雫の涙を流しながら無名に穿かせる為のパンツを、適当に手に取り握る。


 しましまローレグパンツ……だと!?。


 いやダメだろこれ。更衣室から、幼女と一緒に出てきた時より、ザワザワっと、ご婦人達の内緒話が大きくなる。


 「ム? そのパンツは絞まりが良くチクチクしなさそうだな、それを買うのか?」


 「……これでいいのか?」


 「なにか、問題でもあるのか!?」


 あると言ったらあるでしょ……。不味いよこれ、非常に。好きだけども……。


 でも、関係ないや。近所まで噂になって、皆にバレても。幼女の為なら死ねるってヤツかな? ハハハ……。


 「……問題ない」


 「なら買ってすぐに帰るぞ! ――なんだか周りの目が怖いぞ……。」


 大丈夫。無名に注目している訳じゃない。主に俺だ……。


 レジに持っていきドン引きする店員を見て吹っ切れる。……ニコッ。


 「こちらで穿いていきます……!。」


 服とパンツに掌を向けて、そう言った。


 さぁダッシュだ、ここから逃げるぞ……。




 ふぅ、無事にショッピングセンターを抜ける事ができた。帰る途中に通報されて、警備員に捕まったらどうしようかとヒヤヒヤしてたよ。心臓に悪い。


 だが、今はそんなことどうでもいい! 今現在、俺は幼女と手ふを繋いで駅へ向かって歩いている……。


 俺の選んだ服を着た幼女と! 一緒に!


 聞いてくれよ……。サクランボついたの白い服、赤いタターンチェックミニスカートに黒いベルト……そしてしましまローレグ……。


 ……どこからみても、エロスチック幼女です。俺のちょっとした趣味でもあります、フェチともいいます。本当に有り難うございました……。


 まぁ等の本人は、そんなこと意識しておらず。俺は隣の幼女を見つめる。


 「な、なぁ……なんか後ろから視線を、か、感じるぞ!」


 「ぁ?」


 幼女の発言に俺は無名から目を即座に放し、回りを見る。


 何奴じゃ! 何処にいる、このロリコンどもめ!


 ……まぁ、別にそんな目で見てる奴は、振り返っても俺以外は、誰も居ないのだが……。


 通りすがった時に髪を見て「ながっ!」って言いいながら後退りした人はいた。その言動を聞いて俯く幼女の姿は何回か確認できた。カワスかった。


 まぁ、さっさと帰って晩飯だ飯! 今日は冷蔵庫に入っている、蟹をしゃぶろう! 勿論、麻衣ねえも呼ぶ。まぁ呼ばなくても来るのだろうけども。


 ……しかし、本当に無名見つめる奴なんて居たのだろうか……? 俺のロリコン察知レーダーでも分からない。


 ロリコンレーダーとは、同類をやロリを察知する俺の六感。ロリを守るため習得した力であ~る!。


 冗談。でも、なにかあったら感じ取れる自信はある。だってロリコンだもの。


 まぁ、こんな可愛い幼女と手を繋いでる俺を見て嫉妬しているのだろう。


 幼女の微かな震え……。


 俺は、黙って、優しく。握る手を少し強くした。


 ……幼女の手が少し熱い。


 帰ろう……我が家へ。


 



 「ふえ!? なんなんだあれは!」


 消えていた幼女の耳と黒尻尾が現れ、穿いていたスカートがめくれる。毛先が逆立ちピーンと立っている。尻。


 玄関あけたら、黄金の棺が横に倒れて部屋までの道を塞いでいる。


 いや、なにあれ……。明らかに砂漠付近を思い出させる黄金の色。

  

 棺が音をたてて大きく揺れ始める。


 小さく、俺のロリコンレーダーが反応している……?





 ――あぁ、やはり出会ってしまうのか……。これも……先祖の血を深く受け継いでいる証拠か? もう、手遅れだったのか……? 


 ――私は、無力じゃ……。

 

 横浜の滴や店で、袴を買うのが俺の夢です。

 そして今回はセリフが非常に少なくなっております。

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